12/23にて、高田淳美と浅原桃子がメグリアイでの活動を終了。 浅原桃子を見られる最後の機会になりそうだったので、万障繰り合わせてみた。
本日の出演は山田、坂本、山中、浅原、佐々木、野月、大塚の7名。 受験の岡崎と体調不良の白鳥と遠隔地の高田がお休み。 白鳥が急遽お休みと言う事で、構成が変わる為かリハーサルは長めに。 毎度泥縄式なのはいただけないが、より良いものを提供しようとする営為は買える。
クリスマスシーズンと言う事で、七人七様のサンタ風ドレスの衣装。 揃いではなく、一人ひとり違うのがまた良い。
クリスマスミニライブと言う事で、自己紹介もそこそこにほぼ全篇ライブ。 定期で入っていたこの場所での仕事もこれで最後と言うこともあってか、浅原の目は最初から潤みがち。 それでも最後まで笑顔で通してはいた。
野月まいは喋るのも達者で歌ったり踊ったりする部分も(移動以外は)ソツなくこなしているが、それが「手馴れた感じ」に映りがちなところはある。 押したり引いたりするステージ上での駆け引きが出来るようになれば馴染んで行くと思う。
野月まいの歌のソツの無さは、裏を返せば一本調子と言う事でもあり、山田渚が歌で全体のバランスを取ろうとしているのに驚く。 方法として最適解かどうかはさておき、着眼点と方向性は正しい。
押し出しの強い同期の影に隠れがちな大塚えみかも、覚束ない部分はありつつも舞台上で固まってしまうような事は無く、笑顔を見せる余裕は無いが凶相になることも無い。 足を引っ張らないと言う点に於いては、褒めて良いと思う。
佐々木澪の振りに情緒が出てきたのには驚いた。 多少トチッても冷静に対応できているし、動ける体形にも変わってきているし、すくすく育てば化けそうな気配。
自分が出来るようになった分、周囲の出来ていない部分が目に付き、自らの到らないところも判るようになってきた所為か、少々表情が硬いのが帰になるが、この先佐々木を取り巻く状況が変化してくれば、もう少し柔らかくなるだろう。
3期までのメンバーはさすがにこなれていて、新人が入っても打ち合わせと違うことが起きても動じない。
浅原の居る仕事と言うのは残り少なくなってきており、努めて明るく振舞おうとするのが見て取れたが、かっちり演る部分と砕けた部分が混在していて、これまでで一番楽しく観ることが出来た。
浅原がやめることになってからの山中は、ふわふわした雰囲気は保ちつつ、芯が強くなった印象。
自信の無さから来る悲壮感が消えて、客席を大掴みに見られるようになった。
坂本の客全員を殺しに来る気概に感服。 無闇に愛想の弾幕を張るのではなく、3点バーストで確実に仕留めに来る。 ハーグ陸戦協定すれすれの甘美な殺戮。
明日明後日は見られそうにないので、今日でお別れ。
前に前に出る性格でもなく、常に一歩引いたところにいるような印象があったが、番組の進行などではそれがプラスに働き、ともすれば暴走しがちなメンバーを操っていた。
メグリアイには女性スタッフが帯同していないので、精神面でややこしいことになりがちなメンバーを纏める役割も担っていたのではないかと思う。
この業界の表舞台からは去ってしまうようなのであるが、気持ちに一と区切り付けられる日が来たら、裏方としてでもいつかこの業界に戻ってきて欲しい。
浅原桃子(メグリアイ)
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