予備知識無し、CURATIONSの春名あかりが出演と言うことで見に行ってきた。
「史上最低の学力テスト王決定戦」と「史上最高の脳筋馬鹿決定戦」、合間にライブと言う感じの、事前に説明を読んでもよく分からない組み合わせの催し。
前半は学力テストパート。
春名あかりが女教師的な格好、生徒役の柚希未結とみくるは制服的ななにか。
新卒教師に従わない百戦錬磨の女子高生的なバツを付けられた回答でもなんとか点を貰おうとゴネるさまが楽しい。
国語と英語は予め記入して貰った答案の答え合わせの形式、社会は早押しクイズ。 中学生レベルの問題ではあるのだけれど、生きていて正答を求められる局面も少ない類の知識、知らなくても死にはしない類のことなので、ほぼ正解が出ない。
分からない部分を気合いと根性とヤケクソで埋め、結果として生まれた珍答からさらにボケまくり、正解にはボヤキとツッコミ。
ここでも何とか点を貰おうとする駆け引きが笑いを誘う。
後半は体力テスト。
攻守交代して春名あかりが生徒役、柚希未結が先生役、みくるは引き続き生徒。
この体力テストが容赦ないもので、体力バカが自分基準でなんとなく考えているので過酷どころの騒ぎではなく、図らずも生徒役の二人の人間性が炙り出されていた。
やらされる側にはお気の毒だが、見ている分には実に面白い。
体力テストで負けた人はフラフープを回しながら歌うことに成っていたのだけれど、負けたみくるは全く回せない。
一曲歌入りオケが流れる間フラフープと格闘するみくるを、客と出演者がフラフープを回しながら見守りつつ歌ったり踊ったりする世紀末的な光景。
「上に行くぜ!」的な立身出世感皆無で、その場を刹那的に楽しみ切る潔さが漲っていた。
人を撰ぶイベントだとは思うが、人をもてなすアイデア(思いつき、とも言う)と工夫に溢れた良企画。
機会が有ればまた足を運びたい。