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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2014-11-03 本気の柚木 [長年日記]

_ PIP: Platonics Idol Platform 新富町会議室公演千穐楽

副題は『「PIP新富町会議室での公演はこれが本当に最後。11月生誕祭、meltiaゲスト、そしてPIP初オリジナル曲の披露と、超盛りだくさんの3時間超大ボリュームでお届け!」公演』

駆け込み需要なのか、ご新規さん多目で盛況。 予約の80枠は早々に埋まり、20枠増やした分と当日入場で札止めにはなっていないがこれ迄で一番の大入り。 葬式ごっこにかこつけて騒ぎたいだけの連中も多かったようで、客民度も過去最低。

「遅れてきたピンチケ」としての濱野智史の造反有理(子供たちが騒ぐのにも理由はある)的な考えと振る舞いで、何をどうやってもメンバーに危害でも加えない限りに於いては野放しでありつつ、見たい・聴きたい客と騒げればいい客は椅子席と立ち見で或る程度の棲み分けがなされているので現状で目立ったトラブルは起こらずに来たが、流石に今日は椅子席の客にも苛立ちが見られた。

先ずはゲストのロリィタ*アイドル meltia が顔見世がてら一曲。
顔立ちから芸名から個性的で、安田猛の繰り出す七色の変化球の趣。
水木 なでしこ がジェネリック岡田奈々と言う感じで、お得で且つ可愛らしく、印象に残った。

出囃子代わりにウェストミンスターの鐘を鳴らしてから Dreamin' girls 。 歌いながら入場し、4曲続けてやって自己紹介。
お題は「会議室の思い出」であったのだけれど、この時点で既に涙腺が決壊しかかっているのもちらほら。

山下緑はまだ出来る曲の方が少なく、その間は衝立の後ろに隠れているのだけれど、頭隠して何とやらで他の連中の歌い踊るのを楽しげに見ているさまが見えちゃってるのがどうにも可笑しかった。
澤村が何と言うか、聖徳太子の左右に居る人のような髪型。

ユニットコーナーは濱野、羽月、小林の「初恋サイダー」から。
濱野と羽月は喉に来る風邪が漸く本復したようで、伸びやかな歌声。 小林も含めて「質の異なる歌唱要員」が揃っているのは、矢張りグループとしての強みだと思う。
モニタースピーカーが無い所為か、客が騒ぐと音が取れなくなってしまうようなところが有る。

「ウィンブルドンへ連れて行って」(福田、橋田、柚木)、「向日葵」(永瀬、空井、牛島、森崎)、「ハート型ウィルス」(工藤、石川、豊栄)、「てもでもの涙」(濱野、羽月)、「高値の林檎」(澤村、瑞野)、「禁じられた二人」(北川、柚木)、「天使のしっぽ」(橋田、福田、小室)、「夢見る15歳」(橋田、福田、小室、工藤)、「シンクロときめき」(御坂)、「夜風の仕業」(高城)、「枯葉のステーション」(空井)、「君の名は希望」(濱野、小林)とユニットで押す攻勢。

橋田は動きが雅やかで、振りの独自解釈は少ないのだけれど目を惹く。
高すぎるマイクスタンドを、顔色を変えず歌いながら調整する石川。
澤村と瑞野は振りの解釈に微妙な差異はありつつ、止め撥ね払いが綺麗なので調和して見える。 行書の芸。
工藤は妙な気負いが消えて表情が明るくなり、動きも軽くなった。 良い変化。
小室は動くと猫背が直り、激しい動きにも情緒がある。
御坂は振り付けにメリハリが付いてきた。 歌は平嶋夏海唱法の域にあるが、危うさは影を潜めつつある。
高城は間奏時に中手が入るくらいで客の反応が薄い曲を走らず遅れずしっかり歌いこなせていた。
空井の「枯葉のステーション」は技巧より情念で聴かせる。 源氏物語の第四帖と言うか「道成寺」と言うか、旅行をすっぽかした奴の哀れな末路まで見えるような、本家とは別物の凄さがあった。
その凄いのを目の前にして、碌すっぽ聴きもしやがらないで名前を叫ぶしか脳の無い野暮な客。 空井も客筋が悪い。
濱野と小林は歌い方や声の質の違いにヴィオラとチェロのような相性のよさがあり、耳に優しい。

お披露目のときからの3グループに分かれて担当曲を演ったあと、11月の生誕コーナーへ。

「ね〜え?」(工藤)、「コネクト」(橋田)、「Be MYSELF」(工藤、橋田)
ハロプロ本体ではなく、何故松浦亜弥なのかと思ったら、「(「ね〜え?」は)道重さんもカバーしていたので」とのこと。 「やり切れました」と満足げに語っていたが、肩の力が抜けた工藤は表情も明るくなり、これまで感じられた辛気臭さと言うか息苦しさと言うかそう言ったものが無くなり、良い方向に変化している。

再び meltia が二曲。 カバーの曲はピンと来なかったが、最後に演ったオリジナルの曲は振り付けも含めて良く出来ていた。

ここまで来て漸くPIP初のオリジナル曲を披露。 選抜メンバーで「僕を信じて」「選ばれたから」。
歌詞は濱野らしいと言うか何と言うか、言葉からイメージを喚起せしめるものではなく、文章として咀嚼して解釈するもの。 詞であって詩ではない。
その辺りに飽き足らなさはありつつ、歌割りや振り付け、フォーメーションは凝った作りで見応え聴き応えはある。

未だ々々硬く、こなれるまでは暫く掛かると思うが、他所へ打って出て勝負出来得る楽曲には仕上がっているし、その「曲の出来の良さ」からか、本気の柚木が漸く見られたように思う。 選抜メンバーの目の色は勿論変わって来ているし、非選抜メンバーのやる気にもプラスに働いている。

詳細は発表待ちだが、定期公演再開の目処も付いた由。 このまま良い循環で動いてくれることを祈りたい。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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