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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2002-04-12 何がいけないってキミ、「貧乏」だよ。

_ 生活

「生活とは何ですか」

「わびしさを堪えることです」

(C)太宰治

昨日書いた通り、金がないのでGoGoライブは欠席。 私が行かないイベントでは言いにつけ悪いにつけ何かしら事件が起こる事が多いので諸方のレポと日記待ちです。

_ ひっそりと・・・

日記サイトが無限増殖を続ける中、浅田優美とLaLa♪Lu(のスタッフ)に悪罵の限りをあびせ苦言を呈し続けてきた白幕劇場が「突然ですが、奈良沙緒理が引退したので、これを機に

僕も日記を引退します。」って事で閉鎖(苦笑)

これを機に澁谷さまファンサイトとして再起動してくれるとありがたいんですが・・・。

_ ちょっト違うような・・・

わんこ☆そば閣下のアイドル向上委員会イボルブにて、「SAYAKA = ヴィルヌーヴ 説」が展開されていますが、私は
「松田聖子 = ジル・ヴィルヌーヴ SAYAKA = ジャック・ヴィルヌーヴ」

・・・と言うよりは

「松田聖子 = マリオ・アンドレッティ SAYAKA = マイケル・アンドレッティ

ナのではないかと思うのです。 顔とか、顔とか、顔が。

そういえばなんとなく江川有未にも似ているような気が・・・。 あぁ、なるほどそういうことか!!。 やはり「脚じゅーよー」なんでしょうか?。

_ あー、やっちゃったか・・・という話

今売りのsabraなんですが、P21からのグラビアはピラミッドの3人による レズグラビア(c)わんこ☆そば閣下 です。
エリカ、ノリコ、ヨウコの3人が魅惑のスーパーユニットを結成!
メンバー全員が92のFカップという奇跡の3等分(以下略)

・・・と云う煽りなんですがピラミットサイトのプロフィールページには
サイズ   B84 W57 H83 S23
現物なのかデータなのかどっちをどうしたんだか判りませんが、もう少し上手くやっていただきたいものです。 特にsabraはネット直結が売りの雑誌ナ訳ですから。
「ウソをつくな!!」って事ではなくて、やるならもっと上手くやって欲しいと言う事です。

_ 現物主義

わんこ閣下も 『まああれだ。アイドルちゃんは肉眼で確認するのが一番ですな。』と言っておられますが、現物見ないといけませんね。 両方の意味で写真に騙されている可能性は多々有ります。 今は亡き Girls Net Club の現場へ行ってみて何が良かったって写真で見るとピンと来なくても、現物を見たらべら棒にかわいい事もあるってのがわかった事です。 纏まったページ数のグラビアが折角雑誌に掲載されても、サンダー平山が撮ったというだけで魅力8割引になってしまったりしますし。

眩しがり屋の娘、ぽっちゃり系、かわいく見える角度のスイートスポットが狭い娘も現物見ないと判りませんね。

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2005-04-12

_ 最近のわたくし

家で日記を更新する気力が無いので、専ら携帯からの更新になっています。
そんな訳でミクシィと隠居所中心の日々です。 ミクシィのIDがある方はそちらからどうぞ。 私のIDはそのまんま「墨田ペトリ堂」です。

_ 今日の一枚


寒鱈まつり
Bessa R + JUPITER-3 50mm/f1.5
久しぶりに使ったジュピター3だったが、狙い通りのほわほわした写真が撮れた。

_ 今日のもう一枚


ケルンの「雪国」
CONTAX RTSII + Planar 50mm/f1.4
この写真はプリントを見てもらわないと判らないと思う。 モニター上で見る写真の情報量ってのはごく限られたものに過ぎないのです。

2006-04-12 秋葉原尽くし

_ 解題

F−1ドライバーにしても忠臣蔵にしても、例によって判る人向けにしか書いていないので、参考になりそうなところを2つほど。

F−1ドライバーカタログ

ウィキペディア(Wikipedia)内「赤穂浪士」

_ AKB48 Kチームお披露目公演最終日

仕事が早めに終ったので行ってみた。
チケットは6時前の段階で150くらい掃けていて、6時過ぎに200を越え、6時半の時点で抽選入場の対象となったのは280余人。 最終的には300人で札止めとなり、パブリックビューイングが30人ほど。
何かイベントを期待していた向きも有ろうかと思うが、それでも6時半までに完売に成らなかった事は現状を良く現していると思う。
前から気に成ってはいたのだけれど、今日はPAが下手糞で実に不快だった。 座る席によっても聞こえ方は違うので、後ろからの反射音のみを聞いてみたりもしたが、ユニットコーナーでのバランスの悪さが酷かった。 歌っている方のマイクの持ち方も悪いのだけれど、聴くに堪えない。
12月に初めて見たときに驚いたのは音響技術の素晴らしさだった。 その後もAチーム公演の間は殆どハウリングらしいハウリングも無く、有ったとしても素早く収束していた。 然るにKチーム公演では、毎日のようにハウリングが起きており、収束も遅い。 ミキサーが気づいていない事も屡々。 いただけない。
設備が立派でも、運用できなれれば意味が無い。
もう一つ不快だったのが、取材で入っていたと思われるカメラマンの常識の無さ。 公演中にストロボ焚くなんざどうかしている。 バカかキチガイか、その両方か。 私からは死角になっていて見えなかったが、客の前につっ立って撮ったり、遣りたい放題だったようだ。

肝心の公演そのものは、幾つか新たな発見があり、興味深く見た。
先ず、大島くんは伊達や酔狂で長いこと遣ってないんだという事を思い知らされた。 「見せる」「見られる」と言うことに関する意識が他のメンバーとは異なる次元に有り、動きに隙が無いし、目立つ所にいても隅の方にいても常に何かを発していて、客の目を惹き付けている。 客に確認を取るまでも無く、客の目は大島くんを見ている。
そんな大島くんの誘惑を撥ね退けて、今日も私は秋元くんを観ていた。 この人は日を追うごとに良くなっている。
私は振り付けの動きに特徴の有る人が好きなのだけれど、Kチームでは秋元くんが頭抜けて面白い。 基本的には楷書の動きなのだけれど、大島くんが王羲之だとすると、秋元くんは顔真卿。 自分なりの解釈を加味した、線の太い、力強い動き。 宮澤くんも同じ系統なのだけれど、沈み込みが心持ち浅くて、足が長い所為か重心が高く、少し軸がぶれるうらみがあるが、その分華がある。
こう言った直線的で力強い動きはAチームでも渡邊くんや篠田くんが居るが、円で動きを外に逃がす浦野さん、円で動きを繋ぐ峯岸くん、円で巻き込んで動きを収束させる宇佐美さんのような「円」で構成された動きをする人がKチームには居ない。 そのあたりがKチームに感じる物足りなさだ。
最小限の動きに感情を込める戸島くん、暗黒舞踏の様に感情の発露が直接動きに出る大江くん、形容し難い独特のリズムで動く川崎のぞフィス。 Aチームってのは凄い個性が集まっている訳で、Kチームもそろそろかぶった猫を取って欲しい。
ここのところ松原くんあたりは面白くなってきている。


2009-04-12 晴れた金曜

_ Club 333 Night View DJ(DJ:梅田彩佳 4/10)

折井から梅田に替わった途端、二週連続で晴れの金曜。
ご成婚50周年記念と言う事で、夕方から消灯までダイヤモンドヴェールに輝く東京タワー。

19:30を廻ってスタート。 チームKの5th公演の初日を翌日に控えて、少々疲れた感じがしないでもなかったが、大過無く。
頭頂部のプリン面積が拡大していた。 帽子や髪型で誤魔化す工夫が欲しい。

リクエストを書く机の準備が出来るや人が群がり、あっという間にリクエストが集まって早々と19:40には締め切り。
今週は梅田目当てで来たと思われる客のリクエストも増えていた。 イベントの趣旨が浸透してきたのだと思うが、選曲に片寄りが見られるのとAKB48に絡めたネタが多いのが気に成った。
このイベントでは飽くまでも東京タワーイメージガールとしての梅田彩佳の仕事なので、梅田のファンならばそれを踏まえたものの書き様を考えた方が良い。
梅田が見られているのと同時に、梅田のファンの振る舞いも一般客から見られている。
折井の時のような贔屓の引き倒しは、もう見たくない。

梅田は二回目とあって多少落ち着いたようで、声のトーンも低く、喋るスピードも抑えられて来ている。
いつもは奥に入ったままである事が多いマネージャー氏が、遠くからでは有るが梅田の仕事振りを目と耳で確認していた。 やはり気に成るのだろう。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、アイス黒糖ラテを注文。
喉が渇いていたのか終演までにあらかた飲み干していたが、口湿しの飲み物は別に持参したほうが良い。

ミズノ氏がボリウムを上げきる前に喋りだしたり、目の前の客を弄り過ぎたり、見られながら喋っている自覚に乏しかったり、難はまだあるけれど、折井とは違った梅田の色は出せて来ていると思う。


2010-04-12 fascio book

_ AKB48 わがままガールフレンド

何故かマガジンハウスから出たファッションブックと称する写真集。
奥付けにディレクターとして淀川美代子の名が見える。 巻末に「AKB48は21世紀のオリーブ少女だ!」と題する蛇足コラムがあるように、オリーブ的な構成。
中島らもの「うめぼし新聞」読みたさに、姉貴のオリーブを盗み読みしていたあのころの尻の下がむずむずするような居心地の悪さを感じつつ読了。

テーマで括った写真のページと、間に挟まる対談や占いで成り立っており、モデルとして登場するのは前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、板野友美、松井珠理奈、篠田麻里子、渡辺麻友、宮崎美穂、高橋みなみ、小野恵令奈、峯岸みなみ、北原里英、柏木由紀、宮澤佐江、河西智美(目次の並び順)。
オフショットがページ立てになっているのは前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、板野友美、松井珠理奈、篠田麻里子のみ。 残りはその他大勢扱い。

マリン・ルックと水着は斉藤亢、下着(敢えて「ランジェリー」とは書かない)と対談は熊谷隆志、キスマークTシャツと花プリントとイメージチェンジは天日恵美子が、ミリタリーは佐野方美が、それぞれ撮影。

斉藤亢の仕事は凄い。 AKB48は篠山に撮られたことより、斉藤亢に撮られたことを誇るべき。
熊谷隆志の仕事は酷い。 AKB48は商業主義と揶揄されることより熊谷隆志にヤッツケ仕事をされた事を恥じるべき。

オリーブと言えば、TPDのフロントメンバーだった八木田麻衣が「芸能界を目指す素人」として載ったように、「もっともらしいウソ」を巧妙にちりばめた大人になりかけた少女向けの絵本であった訳だが、このファッションブックなるものにも「つくられた物語」のようなものが散見される。
笑顔の下に涙を隠していたにしても、劇場での公演には嘘の無い生の感動があった訳で、それを見るために劇場に通った身としては、こういうインチキ臭い物づくりをする連中が一丁噛みしてAKB48を食い物にするようなのを見るに付け哀しくなる。
インチキが悪いとは言わない。 インチキと判らないように上手く騙してくれさえすれば文句は無い。

_ AKB48 わがままガールフレンド(承前)

全員集合的顔見世写真は無く、人気の濃淡で写真を使われる枚数が決まったりもしないところがファッションブックらしさか。
しかし乍らAKB48でありさえすれば何でも売れる時期に出すファッションブックにしては、布地面積が少なすぎる。 そうしないと商売にならないと踏んだのか、AKB48がお安く見られたのか。 第二弾をもし出すなら、秋冬物中心でお願いしたい。

篠田麻里子は撮られ慣れている上手さ。 何を求められているのか理解して動いている。
板野友美は例によってカメラの前に立つと化ける感じの巧さ。 表情の種類の多さは図抜けているし、ハズレも無い。
大島優子はスイッチが上手く入ればアタリもあるが、ハズレも多い。

マリン・ルックでおしゃれスタート (撮影=斉藤亢)
12ページ9カット。 見開きが三箇所ある。
篠田麻里子=4カット
北原里英=4カット
小嶋陽菜=3カット
河西智美=3カット
前田敦子=2カット
板野友美=2カット
大島優子=2カット
柏木由紀=1カット
宮澤佐江=1カット

1970年代に洋服を図解するためのカタログとしての写真から若い女性のライフスタイルとしてのファッション写真へと新たな地平を切り開いた斉藤亢が撮影。 流石にきっちりした仕事で隙が無い。 モデルも活かし、服も活かす、良く出来た写真。 このマリン・ルックの写真だけでも1500円の価値はある。
「推され」とか「干され」とかそう言う卑俗な物言いは嫌いなのだけれど、写真そのものを見ないで登場カット数だけを見る向きには北原の4カットは異常な数に見えるかもしれない。
北原の、ただ整っているだけではないアクの部分が上手く生きていて、2カット目4カット目あたり実に良い表情。 どちらも一緒に写っている板野や河西の方がポージングも表情の作り方も上手いのだけれど、不思議と北原に目が行く。

_ 愁訴はしない

峯岸は大人だ。

峯岸みなみのこういう回りくどさが私は好きだ。
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2011-04-12 忌日

_ さてもさてはて戸島花

戸島を些か買い被り過ぎていたようだ。
こんなことを宣うようでは、もうお仕舞いである。

遊びで芝居をやるなら、芸事で食っていくのは諦めた方が良い。
単刀直入に申し上げると

辞めっちまえ

と言う事。

二十歳過ぎてお芝居ごっこたぁ、聞いて呆れる。

_ レスなど

>けいさん
これは芝居に限らずですが、モラルの問題です。
送り手側が客になってはいけないし、それを公言するのは更に良くない。
そう言う事が許されてしまう温い現場に身を置く戸島の不幸(ニコニコ生放送も温かった)でもありますが、自分に厳しくない戸島なんざ、私は見たくありません。

前回の芝居も、劇団側の自己満足が見るに堪えない酷い物だったのですが、そこでの戸島の仕事振りは褒めるに値するものでした。 今回はその自己満足が度を過ぎており、観劇そのものを見送ったので、芝居の出来については伝聞でしか知りませんし評する資格も無いのですが、観てきた知己の評は危惧した通りでした。 点が辛い。
余技として芝居をやるならこれでも良い(良かぁ無いが許容はされる)のですが、芝居を生業とするなら自覚が足りないと言わざるを得ない。

_ 立ち姿が汚い

知己の観劇評で頭を抱えたのは、立ち姿が汚いと言う事。
これはニコニコ生放送でも垣間見られた事なのだけれど、鈍り切って基礎体力が無くなっているので、気を抜いたり疲れたりすると踵重心になってしまい、膝頭が開いて腰が前に出て肩が後ろに引っ込み、猫背気味になって顎が出て、歴史の教科書にある人類の進化の過程を表す図で言うとクロマニョン人の手前くらいの立ち姿になってしまう。
これが何時まで経っても直らないという事は、それを指摘してくれる人が周りに居ないか、本人に自覚が無いか、その両方か。
髪を染めるにしても、役作りと普段の生活と天秤にかけて中途半端な色にしてしまっている。 これも回りに指摘してくれる人が居ないのか、もはやそんな声には耳を傾けないのか。
何れにしても、甘い。

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# けい [戸島自身の出演は終わっていたので、そういう表現になったのではないでしょうか。]

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2014-04-12 地雷を踏んだのでサヨウナラ

_ レインボータウンFM「加藤一華のときめきMixJuice」公開放送

都バスで行ける現場の中から選択。 講談社ミスiD2014 アマテラス特別賞の余禄として始まったコミュニティFMでの公開放送の一回目。

木場にある商業施設「深川ギャザリア」の一角にあるレインボータウンFM 木場スタジオは、スタジオの正面、天ぷら屋とカフェの間のスペースが観覧エリアとなっており、いくつかあるテーブルと椅子以外は立ち見となる。
テーブルは早々に埋まってしまっていたので仕方が無いと言えば仕方が無いのだけれど、立ち見の客の民度が低いのには閉口した。 酒盛りを始めたり、カフェの禁煙席の横でタバコを吹かしたり。 接触前提のアイドル全盛でいろいろと麻痺しているのは分かるが、対象への認知欲求が高まり過ぎて座って見ている女子の前に立ち塞がったり、見苦しい振る舞いも散見。

コミュニティFMは時間の縛りが緩いらしく、二時を少し回ってから番組スタート。
良く聞き取れなかったし、レインボータウンFMサイトにも言及が無いので正確なところは分からないが、ミスiD2014がらみとあって「講談社の新書やコミック、映画などの情報をお届けしていく」とのこと。

自己紹介や番組の紹介などを済ませた後、ゲストの寺嶋由芙を呼び込み。 寺嶋の1stシングルが掛かると、スタジオを飛び出したご本人様が曲に合わせて舞い踊るという趣向。 盛り上がったところで巨大クラッカーの祝砲2発。 横で賑やかす加藤一華の振りコピーが完璧だったのが可笑しかった。

続いて昨晩から始まったアニメの紹介に絡めて、細川唯を迎えての朗読劇。
緊張していたであろうし、効果音も何も無く3人の語りだけで間を持たせるのも大変であったろうとは思うが、台詞が走ってしまっていて出来としては芳しくない。
加藤と新垣は仕方が無いとして、細川までつられて走ってしまっていたのが残念だった。 噛んでも言い淀んでも何とかならないことは無いが、台詞が走ってしまってはどうにもならない。 読み込みと読み合わせが足りない印象。

新垣こづ枝は上手くないなりにも破綻なく喋れていたが、加藤一華は些かやる気が空回りした印象。 意余って言葉足らず。
自分の言葉を紡ぎ出さねばならない部分以外の定型文は伝えることに重きを置いて読むべきなのであるが、感情を込めようとする分空回り。

月に二回、コミュニティFMとは言え、メインパーソナリティーの仕事を持ってきたミスiD事務局のお膳立ては良いと思うのだけれど、このオーディションの功罪の罪の部分である「内輪受け」が随所に見られたのはいただけなかった。
ミスiD2014 と言うオーディションの世間的認知度は薄いと言わざるを得ず、公共の放送としての体裁を取っている以上はそれを踏まえて語るべきなのであるが、身内で固めたゲストを「知ってて当たり前」な体で語られて何が伝わると言うのか。

伏龍鳳雛から鶏鳴狗盗の類まで個性豊かな女子が集まってわいわいやっている楽しさは前述の通り「内輪受け」と言う陥穽を内包しているのであるが、送り手の側にその危機感が無い。 チラシ配り要員も居たようだが、「いつもの客」にばかり渡していたのでは何の意味も無い。
「そう思わない客」の方が多そうなので、今後もこの調子で公開放送は続くのであろう。
或る程度覚悟はしていたが、とんだ地雷であった。


2017-04-12 匙加減の妙

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 17号

三吉彩花
表紙と巻頭グラビア10ページ18カット、撮影はTakeo Dec.
さくら学院時代は薄着になる仕事は殆ど無かったように思うが、ここに来て水着もあるグラビア。
服を着ていても水着になっても表情の硬軟の変化は無く、一寸手慣れ過ぎている感もあるがカメラとの向き合い方は上手い。
眩し気な表情が多いが、これはまぁ状況が悪すぎた。

岡田恋奈
巻末5ページ8カット、撮影は細居幸次郎。
光の柔らかく廻る日本家屋での撮影。 撮り手も細居幸次郎なので相性も良く、隠したり見せたりの匙加減の妙で粗を隠して美点を強調。
眼福。

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 18号

松田るか
表紙と巻頭8ページ16カット、撮影は唐木貴央。
綺麗に映る角度が左右に広い松田るかの特質を生かして様々な角度から撮っており、ポーズ指示の引き出しの多さも相俟って見応えの有る16カット。
唐木貴央の撮ったものとしては、これまでで一番かもしれない。

久保史緒里
巻中6ページ14カット、撮影は細居幸次郎。
撮られ方に硬さはあるが、衒いの無いカメラとの向き合い方は良い。
部屋の壁に星図、新潮文庫の「銀河鉄道の夜」、ビクセンの6cm屈折望遠鏡。 この道具立てで、自室での部屋着の場面と学校での制服の場面を上手く繋いでいる。
掌の重ね方、指の組み方絡め方、久保史緒里は手に感情を込めるのが上手い。 牛乳瓶を持つ手にすら、ニュアンスを持たせている。
解り難い逸材、 此奇貨可居。

MIYU
巻末5ページ9カット、撮影は佐藤佑一。
撮られ慣れていないこともあってか、表情が単調。 口元を意識して引き結んだカット以外は歯見せ笑顔のみ。
角度を変えたり動かして見たり、撮る側も工夫はしているが、あまり成功していない。
肉感的な部分のみ、よく撮れてはいる。

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 19号

鷲見玲奈
表紙と巻頭8ページ17カット、撮影はTakeo Dec.
かつてはモデルの仕事をしていたこともあって、撮られ馴れている。
隙を見せずに商売用の自分を貫ける強さ。

鈴木えりか
巻末5ページ13カット、撮影は細居幸次郎。
曇天に恵まれて柔らかい光の中での撮影。
可もなく不可もない感じだが、4ページ目の振り向きつつ髪をかき上げるカットに唸る。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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