ピカピカ・VANVANの客による日記が大増殖しています。
魁となったのは昨年の11月に始まった げきしぶ 氏の「広帯域マコ」。 FTPの不具合が何をやっても解消せずイライラしていた私がレポアップ用にt-diaryを借りたのが2月の末。 この二つで暫く落ち着いていましたが、日本一の恵美奈マコファンを僭称するMULTiさん(22歳 桃色片思い)が4/7に始めたのを皮切りにわらわら増えました。
それぞれの日記について見てみましょう
開始当初は澁谷さまをひそかに応援する日記でしたが、2月に正体が澁谷さまにバレると同時に 藪崎日記の「やぶへび」に、さらにマコ日記の「広帯域マコ」に変わって来ています。 エイプリルフールネタとして永井かすみ日記「つやつや」ってのもありました。
t-diaryの特徴は
1.ネット環境があればどこからでも更新できる
2.読み手もツッコミを入れる事が出来る
3.本日のリンク元が表示される
4.各段落の頭にターゲットが設定され、そこにリンクをはることが出来る
と言ったところにありますが、
・パソコンを触れる職場に居る為、(ヒマなら)こまめに更新が可能。
・リンク元やリンク先をネタにして話を膨らませる。
・つっこみを丁寧に拾って読み手を巻き込む。
・リンクを張る事で、くどくど引用せずにネタを振る。
・一項目が短いので読みやすくつっこみやすい。
ってな感じで、先駆者だけの事はあって、t-diaryの特質を上手く生かしています。
(この項つづく)
ブロニカの調子が良くないので、レンズを外して端子類をベンジンで清掃。 ついでにRTSのモードラねも外して掃除。 なんとなく調子は戻ったような気がする。 電気を使うカメラにはどうも馴染めない。
長らく沢口靖子であったところは吹石一恵に、佐藤藍子がイメージキャラクターであったところは本仮屋ユイカに変わった。
どちらも格落ちの感は否めないが、これからの上積みに期待と言うことなのだろう。
妙な手堅さ。金融機関らしい人選だ。
一寸早めに新宿ミラノ前の広場へ。 入場待ちの客が工事中で狭くなっているガードレールの内側にほぼ収まっていたのに驚く。 もっと大変な事になっているとばかり思っていた。
酒盛りをしたりする連中はおらず、立ち去った後にゴミが残るような事も無く、客民度は平均以上。 客に占める女子率も高かった。
何処へ行ってもそうなのだけれど、女性客は「失礼の無い格好」であるのに対し、男性客は概して失礼のある格好。 まぁ現場に出ればティーシャツ一枚になるので、それまでの服装はどうでも良いのかもしれないが。
直前になってから買ったので、チケットの整理番号は300番台。 (ちなみにアークジュエルのネットショップで購ったのだけれど、家人に頼んだこちらからの振込みに不備があったのにも関わらず、非常に丁寧な対応だった。)
整理番号順入場で私が階段を下りて行く際には350番台が呼ばれており、その後も陸続と入ってきた事から考えても相当数入って居たとは思うが、ほぼ満員だが立錐の余地くらいは有る感じで大入りとまでは行かなかったようだ。
「近い」より「見易い」「快適」を採って後方二段目から観覧。
前方は圧縮からサークルモッシュまである修羅場だったが、二段目はほぼ平和裏に。
ほぼ時間通りに開演。 オーバーチュアが流れる中、人形振りからスタート。 序盤の衣装は都築かなのブログに拠ると「DOLLin Wonderland ver.」とのこと。 年齢にも背丈にも幅のある6人が、傾向を揃えつつもそれぞれに異なる衣装を着ると若草物語の趣。
佐野友里子が加入してから暫く経つ訳であるが、今日が6人揃って全曲演る初めてのライブである由。
佐野は万事丁寧だが器用不器用で分けると後者になるので、客前に出せるようになるまで時間を掛けたのかもしれない。
4曲目に新曲を披露。 後方だとバスドラが遅れて聞こえるので、速いテンポで打たれるこの曲では音がこんがらがってしまって聞き取りにくかったが、前方の盛り上がりを見るに悪い曲ではなさそう。
初披露ながら既に客前に出せる質にまで高められていて、歌にも振りにも覚束無いところは無かった。 これは当たり前といえば当たり前の事なのだけれど、残念ながら出来ていない所の方が多い。
カバーも計5曲演ったのだけれど、これも余興としてのオマケ品質ではなくしっかり作り込まれていた。
その内「風よはやく」「デモサヨナラ」「nerve」と、関わりの深いドロシーリトルハッピーの持ち歌から3曲。 本家に忠実でありつつ、無駄に高度化した部分の振り付けは突き詰めてコピーしないのは良い。
これが竹中夏海の言う「アイドルダンス」と言うものか・・・と考えつつ見ていた。 振り付けの難度を上げすぎない事により、歌声と歌っている表情に柔らかさが保たれている。
カバー曲の出来も悪くないのだけれど、演り慣れた持ち歌になると練度が違うのでパフォーマンスの質は更に上がる。 練り上げられて、身体に染み付いた自然な動きの美しさ。
愛迫と岩崎が要所々々を〆る、様式美と言うか伝統芸能に通ずる安心感も心地よい。
芦崎麻耶は重心の低さを生かした地を這うような横移動が美しかった。
愛乙女★DOLLの曲は身体を大きく反らせて戻す動きが多く、髪を躍らせると映えるのだけれど、髪が暴れ過ぎると踊りにくい。 側頭部を編みこんで動き易さと見栄えのバランスを取ったヘアアレンジも良かった。
ハルナは、動きの質と言うかダンスを組み立てる文法というか、そもそも言語体系から違う感じで攻撃的な動き。 それでも浮き上がらず、溶け込みはしないが分離もしない「乳化」したような状態で安定しているのは、全体のバランスを取るダンスの先生がしっかりしているからであろう。
それぞれの個性は活かしつつ、全体の調和は取る。 生け花や盆栽に通ずる本邦文化の特質。
都築かなは客のTシャツへの書き込みの技倆がグラフィティライター並。 描く文字や絵も上手いが、割付けにセンスがある。 そして筆遣いにためらいが無い。
佐野友里子は上背があって脚も長いのだけれど、骨太でスラリとした感じは無い。 身体も柔らかくは無いので振り付けは繊細より豪快寄り。 しかし意識としての「丁寧に」が常にある所為か、止め撥ね払いには常念が宿る。
2年のブランクと加入してから短時日であるのとで未だ表情にも硬さは目立つのだけれど、ふとした瞬間に綻んだ表情の柔らかさに惹き込まれる。
佐野友里子のファンはこの落差にやられているのではないかと思う。 目立とうとしていない事で逆に目を惹く。
アンコールでは、3rdワンマン限定で販売されたTシャツをそれぞれがカスタマイズしたものを着て出ていたのだけれど、佐野は襟刳りを大きくし過ぎてしまい、汗で布地が張り付くことにより、動けば動くほど片肌脱ぐような危うい状態に。
下に一枚着ているので事故にはならなかったが、困った顔はしつつも袖に捌けずに勤め遂せていたのには感心した。
頑張る事が裏目に出る間の悪さが、マイナスに振れずに人を惹き付ける方に、それも加虐心に火を点けるのではなく、見守りたくなる方に働く不思議。
重大な発表がある旨暗示されていたが、それは愛迫みゆから岩崎夢生にリーダーが禅譲されると言う事であった。
年長で且つグループアイドルとしての活動歴も長い愛迫みゆは、経験としては適任でも性格的にリーダー向きではないと自覚していて、姐御肌の岩崎夢生に譲る決断をしたとのこと。
会場の空気として拍子抜けしたようなところは有ったが、悪いニュースではなかったのでほっとした。
アンコールで二つ目の発表が有り、6/18に3rdシングル、夏にはアルバムが出るとのこと。
ゆっくりではあるが、良いほうに転がり出しているのではないかと思う。
2時間からの長丁場では有ったが、映像を流すタイミングが悪かった以外はダレ場も無く、実に楽しいライブであった。
新宿から移動して、押上にてメグリアイのスマートフォン向け配信番組を観覧。
開場20分前くらいに到着したが、整理番号は8番。 番組開始時間直前にパラパラと入って結局 つ離れ はしたが、少々寂しい入りではあった。
今回はアルバム発売に合わせてスタジオライブと言う趣向。 凝った照明機材は無いし、スピーカーも少ないけれど、ステージは十分な広さがあり、座って見る事が出来るのでCD小売店でのインストアイベントより、観る環境としては確実に上。 メグリアイを試しに観て・聴いてみたい向きにはお奨め。
今回は全篇ライブと言う特別な編成だったけれど、通常の放送時でも15分程度のライブはある。
今回から新衣装。 山田と浅原と坂本が黒を基調にしたもの、岡崎と山中は白を基調にしたもの。
当面はこの五人での活動が主になると思うが、岡崎が白で山田が黒というのは面白い。
汎用性を持たせようとしたのかもしれないが、山中のスカートのウエストが緩過ぎてスコブル踊り難そうだったのは実に気の毒だった。 着回せるようにするのであれば、最低限の調整機能は付けるべき。
山田渚のマイクは例によって絞られていたのだけれど、芝居で鍛えられて声が通るようになり、音域も広がったようでいつもより聴き取れた。
山田渚の存在感が増したことで、これまでどうしても岡崎ひとりでメグリアイを背負わざるを得ないようなところがあったが、漸くグループとしてバランスが取れて来た。
今回はアルバム発売に伴うスタジオライブだったので、新たに収録された新曲も披露。
メグリアイの曲は「悪くは無いけれどフックが無い(引っ掛からない)」と言われる事がまま有ったが、「恋の果実」はこれまでとは一と味違う感じ。 ライブで観る機会は未だ少ないが、この先定番曲になって行くのではないかと思う。
山田ソロの「迷宮ファンタジア」は、宛て書きなのか音域も合っており、前述の通り芝居で鍛えられて表現力に幅の出た事で、歌うだけで精一杯と言う感じでは有りつつも歌だけとって見れば及第点の出来。
ソロの持ち歌は岡崎に続いて二人目だが、軽いながらも振り付けがあり、客席にも目配り気配りをしながら歌えている岡崎に比して、山田の方はほぼ直立不動の「東海林太郎式歌唱」。
惜しむらくは間奏で照れが出たのか含羞笑顔が出てしまった事。 (大島優子がAKB48の公演で日々やって来たことであるが)ここは曲の世界観に没入したまま一と幕物の芝居として押し切って欲しかった。
BOSO娘が撮れそうなイベントと言う事で、カメラ担いで千葉駅へ。
千葉都市モノレール千葉駅の2階コンコースが会場。仮設ステージなどは無く、そもそも仕切り線もバミリも無い。 こう言う蜜柑箱に毛を生やして舞台を設えるのが送り手の仕事だと思うのだけれど、非営利の甘えと言うか、手を掛けていない。 金が無いなら無いなりに考えるのが送り手の責務。
客がしゃがんで見ている訳でもないので、遠くからは何をやっているのか分からない状態。
BOSO娘は13:15からの出演と告知されていたが、何故か15分早まって13:00頃に始まってしまった。
とるものもとりあへず撮影の準備をし、人垣の隙間から撮ってはみたが、背後に東向きの窓、高い天井からは水銀灯と言う厭な感じのミックス光源。 AEも安定しないのでざっくり露出を計って1/200sに固定して撮影。
川原結衣(BOSO娘) posted by (C)2petri2
曲ごとに微妙に並び方が変わるのだけれど、曲中のフォーメーションはあまり変わらないので、位置取りを誤ると撮りたいメンバーがまるで撮れないという事になる(なった)。
その辺りは割り切って、他のメンバーも抑えてみる。
千葉あずさ(BOSO娘) posted by (C)2petri2
今日はフルメンバーの6人。 振り付けに比してフォーメーションは軽めなので、欠席メンバーがいても然程目立たないが、矢張り全員揃った方が見栄えは良い。
イベントとして辛かったので、BOSO娘のみ見て撤収。
その他の写真はこのへんに。
前日の柏の葉を見に行った友人が面白がっていたので尻馬に乗ってみた。
開演15分前に出てきてリハーサル。 当たり前と言えば当たり前なのだけれど、立ち位置や振り付けの確認をするなど、客寄せではなくリハーサルがリハーサルとして機能していて驚く。
ショッピングモールの渡り廊下の一角を潰して作った会場はズラリ椅子が並べられ、「座って観て欲しい」と言う送り手の意思が明確に。
椅子席は「目当て」で来た層でほぼ埋まっていたが、閉じた生態系にしたい訳ではなく、通路として確保していた椅子席脇のスペースを買い物に来た家族連れに開放するなど、目当てで来た客が一定数居る事による「人気」を演出の一部として買い物客にも売り込もうとしていた。
目当てで来ている客は、一般客に対する「これだけ人気があるんですよ」と言うのを見せるための仕掛けの一部であり、且つ運転資金を提供する燃料であると言うことは踏まえておくべきだと思う。 買い物客には、チラシも配っていた。
スタッフの前説の後、ほぼ定時に開演。 出囃子程度で音を鳴らして出てくるかと思いきや、曲に合わせたソロダンスを見せながら一人ずつ入ってくる。 六代目圓生が正札附をたっぷり聞かせてから出てくるような、長い導入部。 これをぶっ壊す頭の悪い客の胴間声。
演者に対する大向うからの掛け声と言うものは、短くやって然るべき物で(これは古典芸能のみならず、寺山のアングラ劇に於ける「名乗り」でもそうだ。)あるのだけれど、八文字だかなんだか知らないが冗長で五月蝿い。 そこには wit も esprit も無い。
騒ぐやつは後ろと言う原則が生きているのが救いではあった。
ダンスや歌に関しては、平均点以上ではありつつ飛び抜けたものは無く、未だ凄みとか情念の炎とかそう言ったものは感じられず、良く訓練はされているが、驚きは無い。
然しながら送り手の演出によって、それ程でもないものが何か凄いもののように見えるようになって行く。 被せがきついように感じられたオケも、ここぞと言う聞かせどころでは生歌で押して来るし、ずらり並ぶと揃っていない振りも、ソロダンスなら上手いように見える。 兎に角、見世物として良く考えられているし、練られてもいる。
ただこれは「凄いものを涼しい顔してさり気なく見せる」本来のTPDのやり方からは乖離しているように思われた。
私の嫌いだったTPDは、実力を(演者ではなく送り手や客が)鼻に掛けつつ、文句を言わせないだけの説得力はあったが、現状での新生TDPは書割りと言うか虚仮脅しと言うか、実力以上に見せようとする演出が鼻につく。
過去の音源資産の活用は上手く行っているように感じられたが、新曲の出来は宜しくない。
キメラ的と言うか鵺的と言うか、80年代90年代のヒット曲を切り貼りして作ったような、インチキ臭さ。
守りに入ってしまったらTPDはTPDでは無いのではなかろうか。
WEEKEND PARADISE で見られた客に対する煽りと誘導から見て、送り手の希求する「客の盛り上がり」は通行人・買い物客から見て奇異に映らない形のものであるように思われたし、第1期TPDの客もそうであったと思うのだけれど、他のアイドルから流入した人々は旧来型の奇矯な振る舞いを墨守しており、そのあたりの乖離と言うか断絶と言うか、カタストロフの萌芽のようなものが外野としては興味深かった。 これを乗り越えるのか、送り手が長いものに巻かれるのか、フーリガン層が斬られるのか。
私は好んで見に行こうと思わない類のものだが、見世物としての作り込みはしっかりしており、やり方として首を傾げざるを得ない部分もあるが、アイドルと言うものの多様性を保つためにも、成功して欲しいプロジェクトではある。
篠田麻里子
表紙、巻頭、巻末、オマケ写真集が2冊。 1号丸ごと総計37ページ。
巻頭は5ページ8カット、巻末も5ページ13カット。撮影はTakeo Dec.
「ラスト水着」「総計37ページ」と大きな事を書いてある割に寂しい紙幅。
写真の方はいつもの篠田。 可もなく不可もなく。
武田玲奈
巻頭7ページ16カット。 撮影はTakeo Dec.
素材としては悪くないのであるが、例によって瞳を大きく見せるコンタクトレンズで目が死んでいる。
にこやかな表情でも、カメラを拒絶するような。 「見禮俗之士、以白眼對之」と言う事なのか。
高橋ひかる
巻末4ページ5カット、撮影は桑島智輝。
鎖骨を見せたカットが有るくらいで、きちんと服を着ている。
それが心穏やかにカメラと向き合える効果を上げたのか、柔らかな表情。
生田絵梨花
7ページ10カット、A3の割と良い紙のオマケポスターが付く。 撮影は細居幸次郎。
写真集の販促グラビアなのだけれど、選り抜きで良い写真を使っている。
写真集にはあるが、正直申し上げて蛇足だった水着部分は無し。
諸般の事情やら決まり事でそうなっているのだとは思うが、それが吉と出ている。
高緯度で光が柔らく廻っていると言うのもあると思うが、屋外で撮った細居幸次郎の写真としては出色。
北野日奈子
巻末6ページ14カット、撮影は細居幸次郎。
生田絵梨花の写真集は、細居幸次郎にとっても転機となる仕事だったのかもしれない。
前半の屋内で撮った部分は高いレベルで安定した仕事だが、後半の屋外撮影分がまた良い。
北野日奈子の表情はまだ諧調に乏しいところがあるが、動かすと生き々々してくる。
麻亜里
巻頭7ページ18カット、撮影はTakeo Dec.
整った顔と肢体に年齢が追い付いてきた。 発掘されたような扱いにはなっているが、そう言う売り出しになっているのだろう。
温泉で水着と言う趣向のページ。 当たり障りのないカットを大きめに、煽情的なカットを小さめに使っているところに編集者の苦労が偲ばれる。
生田佳那
巻末4ページ8カット、撮影はTakeo Dec.
顔見世グラビアとしては、良く撮れている。
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