自分しか食べられないように奇矯な味付けの料理を作っても、家族に喰われてしまう事が多い。 この間もセロリとキュウリとトマトのレモン風味炒めってのを夜のうちに作っておいて、朝食べようと思ったら親父に全部喰われていた。 慣れてきたのだろうか。
Arthur Schopenhauer 「自殺について」より
なんとなく起き出して本などめくっているうちに他の人も起き出して、駅前の喫茶店で飯を食い、ヴィオロンへ行ってぼーっと時間つぶし。 日曜日をムダに浪費したようでもあり、有意義だったようでもあり、なんかヘンな感じだ。 他の人はそのあと趣味者某に接見するらしかったが私はけったくそ悪いので帰った。
高円寺とかの駅前の路地をぶらぶらしていると、何で今のところに住んでいるのか馬鹿々々しくなってくる。 仕事場と家を往復するだけの毎日。 仕事場のある町は棚を見て買いたくなるような本が並んでいる本屋も胡散臭いカメラ屋もぶらっと入りたくなるような食い物屋も無い。 家の最寄駅は尚更だ。 駅前には店なんか一軒だってありはしない。 コンビニすら無い。
家に帰っても別段する事は無く部屋に篭ってコンピューターを立ち上げてぐたくだして、夜中に寝る。 その割にぜんぜん更新してないし・・・。
最近精神状態が宜しくないので、聴く音楽はクラシック、それも古いも、の編成のシンプルなもの、うるさくないもの、チェンバロとかオルガンとかばかり。
仕事場から家まで1時間、家から都内某所のアジトまでさらに1時間。 帰宅して飯を喰って、ネガ整理をしてから家を出て、都内某所についたのは9時半過ぎ。
5年ぶりにフィルム現像をした。 一気に4本。
T-MAXデベロッパーを9:1希釈で15分現像。 アグファAPX100を2本、コニカパン100を一本、フォルテパン100を1本を4本タンクで一遍にやったのだけれど、15分経ってメスカップに現像液をあけて、さぁ停止液をぶち込もうと思ったら現像液が今まで見たことの無い紫色に染まっていてビックリ。 そのままやるしかないので停止→定着と工程を重ねて水洗するために蓋をあけてみたらちゃんと現像されていて一安心。 予備水洗→QW→水洗→ドライウェル(界面活性剤)浴、で乾燥。 乾燥待ちの間に撮り溜めたネガを焼き付け。 3時を回ったら意識が朦朧としてきて、気がついたら寝ていた。 目が醒めたらまだ暗い。 しかし、時計を見たらもう10時半。 暗室の夜は明けないのだ。
今出しているラボはモノクロフィルム一本あたりの現像料が400円。 4本現像したらそれだけで1600円かかる。 薬剤とか先行投資は要るけれど、やはり自家現像の方が安く上がる。 最近はアグファしか使わないので、このさい現像液もロジナールにしてしまおうと思っている。 他のフィルムはD-76希釈現像で対応予定。
現像したフィルムのうち2本は5/11の澁谷さま。 これがまた未だかつて無い大当たり。 来週焼付ける予定なので、睡眠をちゃんととる週にしたい。
ゑろすけさんはもういじると洒落にならないので、生暖かく見守ろうと思います。
マクベスよりマクベス夫人の方が鬼畜であることが、時間の経過とともに段々明らかになって来た。
前月比で2/3位しか可処分所得が無い。 まぁ、来月はそれなりに入りそうだから借りるか何かして乗り切るしかない。
そんな中ではあるが、決定事項なので週末は酒田へ。 金が無いので前泊は無し、夜行日帰りで頑張ります。
・・・で、その翌日が中町モールで「さくらんぼ祭り」。
今月も北伐であります。
始発で秋葉原へ。 焦って来たのは古株中心。 予想したより客足の伸びは鈍かった。
16番で無事確保。
一旦帰宅して仮眠しようと思って御徒町まで歩いたら、松坂屋の前で広小路寄席の看板を見つけてしまい、ついふらふらと。
「のっぺらぼう」文字ら
「子ほめ」談大
「狸の札」志ら乃
「強情灸」里う馬
「肥甕」談修
「豆屋」文字助
「青菜」文都
<中入り>
「だくだく」志遊
「風呂敷」談幸
「山号寺号」談笑
「豊志賀」ぜん馬
相変わらず目がヤバい文字らさんだが、落語になると目力として生きてくるから不思議だ。
志ら乃さんは考えながら振るマクラの「当意即妙の口から出任せ」みたいなのが相変わらず楽しい。
文字助師匠が余りにカッコイイんで驚いた。
明日はAKB48の夜公演うっちゃらかして倉庫の二階の「桂文字助独演会」へ行く予定。
今日は公録やら何やらで、チームAの夜公演のみの開催。
それなりの籤運で下手椅子席4列目を確保。 前がおとなし目の人々だったので、柱以外に障害になるものも無く、比較的快適に観る事が出来た。
大江推しの知己が下手に拘るのが良く判った。 かなり長い時間正面で見られる。
音が気になる日とならない日が有る。 今日は終演後のBGMがおかしかった以外は然程気にならなかった。
カヤノ監督をじっくり見てみたが、かなり大人びていて驚いた。 子役出身の子にありがちな、子供のまま歳を取ってしまったような異形感はなく、綺麗に育っている。
相変わらず破滅的にグダグダな星野の喋りが面白い。
秋葉原から廻せないのは判っていたので、そっちは蹴飛ばして越谷へ。
「漫才」宮田陽・昇
「河川漫談」世界のうめざわ
「コント」三遊亭王楽とガッポリ建設
陽・昇さんは、サラリーマンは実は働いていないと言う壷算みたいなネタ。 話には聞いていたが面白い。
世界のうめざわは師匠のコロムビア・トップの話で温めてから河川ネタへ。
都内の河川が専門なので、埼玉に来てどうするんだろう・・・と思ったら、ちゃんと下調べをしてご当地ネタを仕込んで来ていた。
ガッポリ建設は、いつものネタで温めたところで王楽さんを呼び込み。
ガッポリネタ→コテコテの落語家的所作→ガッポリネタ
という流れで、ステレオタイプな落語家像を演じる王楽さんが大した事はしていないのに自棄に面白く、いい流れで終演。
会場の渋谷WWWは、スペイン坂の上と言うおよそ私のような人間には似つかわしく無い場所にあるライブハウス。 元は映画館だったとかで、客席は大きく3段に分かれていて圧縮が起きにくく、後方からでも非常に見やすい。
整理番号が良かったので前に行こうかとも思ったが、圧縮の危険性に鑑みて二段目中央付近へ。 極端な圧縮は起きなかったが、のんびり見るなら矢張り後方。
先頭入場で最前列に居た知り合いに話し掛けるふりをして3列目あたりに無理やり潜り込む女子二人組が目に付いたくらいで、醜悪な行動をする客は殆どおらず、昨今の殺伐を極めるアイドル現場の中では例外的に客の理性による平和が保たれている。
先に書いてしまうと、自己顕示のための「ジャンプ」「オーイングと称する奇声」「MIXと称する荒らし行為」「アンコール発動に関するヘゲモニーの取り合い」などは最初から最後まで見られず、(アンコールは拍手のテンポの切り替えの為に発せられ、統制棒もテンポを保つために振られ、巷間よく見られる悪目立したがる馬鹿が居なかった。)それでいてきっちり盛り上がってはいる奇跡。
暗転した中で流れるアメイジング・グレイス(曲名が思い出せず、採ったメモには「風に立つライオン」と書いてあった)から1969年のドラッグレースで口開け。 チョコミントフレーバータイムの私服。
中盤はシングルを時系列で並べる構成。
「迷走期」と呼ばれる2009年から2010年あたりにリリースされた LOVE&HATE や D&D は、久し振りに演ったとのこと。
どちらもリリース当時は「ナンダコリャ」と思ったものだが、今聴くとそんなに悪くは無い。 これは演る側にも聴く側にも心のゆとりが出来たからだと思う。
後半は新曲の私服に着替えて登場。 前半と後半では照明や演出を含めてガラリ変えてきていて、細かい知恵と工夫の積み重ねが感じられた。
恒例のオリジナルチロルチョコ撒き大会(投げられたチロルチョコが側頭部を直撃したり)、東京は夜の七時では天井からマンハッタンの戦勝記念パレードの如くヤケクソな量の紙吹雪が舞ったり5周年の祝祭感もありつつ、ここから先を見据えた未来志向の終演。
ライブ中叫んだ訳でもなく、朝から立ち食い蕎麦屋の親父くらいとしか口をきいていないのに、終わってみたら声が枯れていた。 心地よい疲れ。
# ゑろいひと [そーゆーこというとよけいに洒落になりません(苦笑)]