>ゆたかのさん
UTB本誌のモノクロ1ページ分(それでも Bomb! だと2ページ分に相当する面積)では収まりきらない小林の奇想天外な部分を携帯サイトで補完している訳ですが、この企画の凄いところは小林を笑いものにしようとはしていないところで、編集者の思惑を超えたところでの小林の小林っぷりを何とか伝えようとする営為には頭が下がります。
秋元才加や大島優子は既に何者かになりつつあり、この先の展望もある程度は開けている訳ですが、こと小林に関してはその凄さが果たして何の役に立つのか見当も付かない。
そんな小林が世に出る切掛として、こうした雑誌連載と言うのは打って付けだと思うのですが、これを生かせるかどうかは小林次第。
まぁそんな事は考えず、気負わず、ノホホンとやって欲しいものであります。
佐藤夏希と野呂佳代の「なちのん」が出場とのことで、とりあへず見た。
GyaOの厭なのはブラウザを選り好みしやがるところで、OperaでダメFire Foxでもダメ、どちらも最新版なんですがねぇ。
仕方が無いので久し振りにIEを立ち上げた。
これだから動画投稿サイトに遅れを取る事になる訳で(以下略)
「なちのん」を含めて4組出演しているのだけれど、番組の造りの劣悪さに堪えられず、「なちのん」の根多のみ頑張って観て終了。
我ながら良く頑張ったと思う。
テレビだから仕方が無いと言えば仕方が無いのだけれど、不自然な笑い屋の声が入っていて、まず萎える。
テレビそのものだけではなく、テレビに出ている芸人の出るライブでも良く有る事なのだけれど、テレビで見た芸人が観たい客が押し寄せると根多としてまったく面白くない所でも大きな笑いが起きて驚く事がある。 そうなると気持ちが悪くなって、その芸人のつまらなさ加減が余計に目に付いてしまえう。
「なちのん」の根多は「新バイト」「トヨタの新車」「6万円」「スベらないネタ」の4本。
「スベらないネタ」は否々単論だった例の自虐根多のアレンジ。 「新バイト」と「6万円」は辛うじて笑えた。
「おもしろい人」野呂と「おもしろい事を演る人」佐藤のキャラクターの違いが活きていない。
「間」であったり「アドリブ」であったり、即興的な笑いの野呂に、練り上げた根多を演じる事によって笑いに繋げる佐藤が振り回されている感じで、野呂は活き活きしているが佐藤の印象が薄い。
以前、「コメディアンは全部一通り出来なきゃダメなんだよ」と前田隣師匠が語っていた。
その「全部」と言うのは歌でありダンスであり楽器であり、上手くなくても言いから諸芸の下地を一通り身に付けて置くべきだと言う事。
佐藤は下地として全て出来ている訳だし、状況に応じてボケにもツッコミにも廻れる。 それが活きてこないのが、なんとももどかしい。
私個人としては、佐藤は芝居向きだと思う。 佐藤の芝居は観たい。
北千住の路地裏、三軒長屋の端でやっているベトナム料理店での落語会。
良く言えば和室、割った話が二階の茶の間に仮の高座を設えての会なので、毎回ほほ満員だが最大で12人(詰めればもう少し)の小ぢんまりしたもの。 それがまた良い。
「たがや」らく里
「野晒し」吉幸
らく里さんは夏らしく「たがや」、吉幸さんは「野晒し」を端折らずみっちりと。
吉幸さんはここのところ意欲的で、なんだか凄いのを見せて貰っている。
二席終わってユーストリーム配信されるトークショー的な打ち上げ。 生春巻やらゴイ(甘酢和えのサラダ的なもの)やらバインミー(柔らかめのバゲットで作ったサンドウィッチ)などをパク付きながら痛飲。 つまみが旨いので酒が進む進む。
鎌ケ谷から来たというお客さんが居たのだけれど、話の遣り取りの中で何かに気付いたらく里さんが「あなた KGY40Jr. の皮茶パパさんじゃありませんか?」
果たしてそうであって、そこから落語方面の客にはおいてけ堀を喰らわして暫しアイドル談義。
色んな意味で有意義な落語会であった。
書きっぱなしで忘れていたが、コラム的な何か
AKB48で『菅原伝授手習鑑』
をアップロード。
匂ひをこせよ。
緊急事態宣言発令中の東京ではあるが、今週末には見ておきたい写真展が目白押し。何とか繰り合わせて足を運びたい。