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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-06-26 [長年日記]

_ 朝6時に

起きて仙台へ。 高速は結構空いていて、八時半頃には現地に到着。 とりあへず委員長のわたりょに電話を入れたら「守衛室で開く時間をきいてくれ」という。 結局十時に開く事がわかってもう一度連絡をしたが十時半を回っても奴は現れない。 不安になって電話を入れたら「搬入はあらかた終わりました。 飾って無いのはあなた達の写真だけです。 とっとと飾って下さい。」ときた。
 おいおい。
 急いで飾り付けをやっつけて写真展は始まった。 (写真展の感想につてはOB展ページで)
 折しもやってきたヤクルトのおばちゃんからジョアやらソフールやらを買い込んでいた輩がいたが、それらのうちの幾つかは翌日まで放置されていた。

「買ったら飲め、そして喰え」

放置されて喜ぶのはかみやんくらいです。

 昼時になって中食がてら山形大OGのO嬢、六条と駅前のうんのカメラと言う中古屋へ。
 仕事写真用にストロボが欲しいと言っていたO嬢は、最初は
「よ◯ばしに新品があれば新品でもいい。
と言っていたが、このあとだんだん風向きが変わってくる。
 店に入るとストロボメーカーのものとオリンパス純正品が並んでおりGN20の物が¥7000-、GN30の物が¥11000-だつた。 ここでまず
「うーん、純正のを買っちゃおうかなぁ、どうしようかなぁ」
とぐらつきだした。
 そこへ二人連れの客がやってきて、片方の客がもう一人の客を
「おい、お前オリンパスユーザーだろう?このGN30の¥11000-は買いだぞ」
とかなんとか盛んに煽りだした。 すすめられた客は「うーむ」と迷っていたが、O嬢の決断は早かった。

「すいません、これください。」

 人が欲しがると自分も欲しくなってしまう、しかも必ず手に入れる。 まさに「魔性の女」(笑)
 まぁ、相手はストロボですが。

 そのあと会場の裏手に有るカレー屋で中食。 チキンカレー大辛。
 カレーが来るまでにストロボの発光テストをしよう・・・と思ったらO嬢は「重いから」と日和ってOM−4を持って来ておらず、六条のOM−40を使おう・・・と思ったらこちらはシャッターが落ちない。 只単に電池が抜いてあっただけなのだが普段電池が無いと動かないカメラなんざ持っちゃいないので一寸焦った。 
 出て来たカレーはちゃんと作ってある上品な物だったが、お口で甘く胃で辛い種類の物で、主食が甘いと機嫌が悪くなる私は平常心を保つのが大変だった。 
 会場に戻ると「日本のエド・ウッド」山本夫妻の作品(・・・のような物)がようやく到着して飾り付けが始まった。 見ただけで怖気が走る様な寒い写真だからなのかどうだか判らないが、何故かクール宅急便で届いた。 なにがどうしたらこうなるのか判らないがヤマト運輸も余程扱いに困ったのだろう。
 三時過ぎに件の山本夫妻がやってきたが、私が余計な事を言ったばかりに犬も喰わないと言われる夫婦喧嘩が始まってしまい、嫁は怒って帰ってしまった。 山本曰く
「おーい、どーしてくれんだよ、怒って帰っちまったらぁ−。 便所で腹に良いの一発貰っちまったよ。あぁーあ、一週間コースだよ、とほほほ。」
だそうだが俺の知ったこっちゃぁない。
そのあと会場に現れたカッパ君とひとしきりダメなカメラの話をしたりなんだりしているうちに五時になり、警備員に追い出されて呑み会に突入した。呑み会レポートはOB展ページに。
 明け方四時頃寝た。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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