仕事を片付けてから銀座へ。 カメラ絡みの集まり。
広角系コンパクトカメラが4機種並び、テスト撮影の結果を比較検討。
リコーのGR21は、無理矢理作ったようなボディがちと不恰好だが、写りは良い。 ペンタックスのオート110のフィルターやレンズキャップが流用できるらしい。
コンタックスのT3は、もなかみたいな安っぽいボディがいただけないが写りはG1、G2の35mmを遥かに超える水準。
フジから出たばかりのシルヴィf2.8は、比較対象が悪すぎるのでショボく見えるが、実売2万円台前半のコンパクトカメラとしては申し分なく、普通に使うならこれ充分。 裏蓋を開けると、レンズの後玉の巨大さに驚く。 フジのやる気を見せ付けられた感じ。 寄って撮れる撮影会なら、これ一台でいけると思う。
酒飲んで何が出来る訳でもなく、早々に就寝。 扇風機だけで充分なくらい涼しい夜だった。
仕事帰りに送迎バスん中で鼻毛を抜いてたら伝書鳩が来た。
「ウサミテウリチュウ、スグコイ。」
今日発売だってのは勿論知っていたし、買いに行くつもりではあったけど、手売りがあるとは、お釈迦さまでも、知らぬ仏のお富さん。
何時までやってるか判らないので、とりあへず駅まで走って、駅からも走って劇場へ。 何か仕込んでる暇なんざありゃしねぇから、そのまま行って、そのまま買って、そのまま帰ってきた。
中西誕生日で劇場はえらい騒ぎだったけど、今日はPVをする気分でもなく帰宅。
「もっと考えてブログ書けよ」とかまぁ言いたい事は有れど、本人目の前にしたらそれどころじゃなくなる。 いやぁ、駄目だね。
しかし、「宇佐美って誰ですか?」って感じの客が多かった。
宇佐美の記録であるのは勿論、オーディションやらレッスンやらでは他のメンバーもたっぷり映っているので、宇佐美ファン以外でも見といた方が良い。 ・・・って言うか、宇佐美知らねぇ奴は見ろ。
五十音順で並んでいる所が結構多いから大江くんのふしぎな映像が見られる。。
画面が縦長になりっぱなしなんて事は無いのだけれど、チャプターが切っていないので見易くは無い。
高橋みなみの夢の無い私服とか、星野の千葉テイストの私服とかも見られる。
あとは初日と千秋楽の映像が味噌だな。 初日の涙と千秋楽の涙。
3/31は年度末〆日で秋葉原に来た頃には9時回ってて、うどん屋で様子を聞こうと思ったらみんな放心状態で要領を得なかったのを思い出す。
これで私も1stシーズンの千秋楽を迎えられた気分である。
万障繰り合わせて秋葉原。 チームA4th公演の千秋楽と言うより、チームA・チームK体制の終焉となる節目の公演。 柄にも無く手紙なんぞ書いてみたりしつつ、公演までの時間を潰す。
抽選開始前にスタッフ野寺氏より、入り口で星野みちる手書き(コピー)の「ガンバレ!」の歌詞に直筆サインを入れたものを配るので、公演のインターバルで流れる際に歌って欲しい旨おはなし。
抽選入場はそれなりに早く呼ばれて、最後列乍らド真ん中の席を確保。 俯瞰できる場所に座れるのは Beobachter 冥利に尽きる。
開演前の影アナは星野。 なんとなく上ずった声。
普段は楽屋出口あたりでやる開演前の気合入れを、今日は舞台上で。 幕の内側から漏れ聞こえる円陣の声に盛り上がる会場。
オーバーチュアで幕が開き、一曲目が始まると、泣き腫らしたような目をしていたり、泣き疲れて虚脱したような表情だったり、ぐっと堪えた表情だったりするのが其処此処に見られたが、振りや移動をトチらないのは流石。
あっと言う間に三曲終わって自己紹介。 成田の声の裏返るのを久し振りに見た。
さんざ泣いたあとの様な腫れぼったい目でいて、強気な姿勢を貫く峯岸。
自己紹介に限らず、「賢く見られたい」峯岸と「賢い」戸島の語り口の違いが面白い。 そんな峯岸は、ファンクラブサイトのブログの文章も生硬で面白い。 あまり書かないけれど。
「7時12分の初恋」は大江を見ていることが多かったが、今日は全体的に目配り。 最早お飾りではない前田の存在感。
増山の背が伸びたのを改めて感じたり、駒谷の灰汁の抜けた動きに、「クラスメイト」の頃の無駄なやる気に満ち溢れた動きからの確かな進歩を見て取ったりしつつも、ひとわたり観察をすると、矢張り大江に目が行き、大江のソロパートに耳を澄ませる事になる。
上ずった声ながら破綻しない大島に感心する「春が来るまで」。
星野は最初期には梃子摺っていた高低差の激しいメロディラインを上手く歌いこなしていた。
舞台中央から発せられる通称「殺人レーザー」の直撃を受けながら見る「純愛のクレッシェンド」。
ビブラートと言えなくも無い不規則振動を伴う峯岸の歌の脳髄に与える影響について考えつつ、歌とは反対に継ぎ目の無い滑らかな峯岸の動きに溜息をつく。
「Faint」は戸島。 ヨー・ヨーマのチェロのような、それ以上やると下品になってしまうぎりぎりまで溜めた動き。 強い意志をもった眼と気怠げな表情。
川崎が思ったよりきちんと踊れていて驚いたり。
「帰郷」は、「ああ ごめんね」あたりでクネクネと動く佐藤の動きに目が行ってしまう。
歌の後のMCでは、「わたしたち、隠し事はないよねぇ」と釘を刺しつつ、本を出した(共著というか、収録されたと言うか、そんな感じではあるが。)事を黙っていた篠田を問い詰める佐藤。 はぐらかす篠田。
「ダルイカンジ」では、眼鏡着用の峯岸が目を惹く。
峯岸にしろ、板野にしろ、ダンス大好きを公言し、言うだけの事は出来ているメンバーと、そうでないメンバーが並んで踊ってもバランスが崩れないのは、ダンスの素地が無かったメンバーがそれだけ進歩したと言うことなのだと思う。
隠し芸大会でパラパラをやっただけの事はある川崎の動きが美しい「Mr. Kissman」。
歌詞も曲調もべったべたな曲だが、そのべたべたぶりが楽しい。
秋元康の「軽さ」がよく出た曲の様に思うが、厭な軽さではない。
ライトノベルに救われる人生もある。
「君が教えてくれた」では、タンクトップ着用の小嶋の姿態に目が行ってしまうが、あからさまに其処ばかり見ている訳にも行かないので、あっちを見たり、こっちを見たり。
7月発売のシングルになる「BINGO!」。 プロモーションビデオは、人生の酸っぱさがあからさまに出た、映るメンバーとそうでないメンバーの扱いの差が物凄い代物だが、舞台上で歌って踊っているのを見ている分には楽しい曲。
歌の後の「大江先生のダンス講座」のところで、中西誕生日企画。 寄せ書きをした傘を贈っていたのだけれど、その意味を説明する大江の詩的な語り口が印象に残った。
19歳になっての抱負を訊かれた中西は「『淋しい』と言わない」
そう言えば昔は(・・・と言っても高々一年前だが)よくそんな事を口にしていた。 上京して最初の年越しを一緒にした折井は、これを聞いて何を感じただろうか。
メンバーが入れ替わって井戸端会議。 自由な上にも自由に喋る小嶋と、理知的な戸島と、理知的に見せようとする峯岸。
〆ようとする高橋の声が上擦って、表情も崩れかかるが、なんとか持ち直して「軽蔑していた愛情」。
歌い出せばいつもの高橋。
曲が終わって掃けて暗転。
アンコール一曲目「LOVE CHASE」。 蜘蛛の糸を投げる小嶋が素に戻った楽しそうな笑顔。
「制服が邪魔をする」は峯岸と中西を見比べて楽しむ。 中西の過剰なまでに思い切った動きの凄さ。
一旦掃けて暗転。
練習風景の映像に合わせて星野の「ガンバレ!」が流れると、客が歌い出す。
細かい節回しまで揃っていたのは、それだけ皆聴き込んでいるからなのだろう。
再び明転して「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」。
そんなに好きな曲ではなかったのだけれど、今日は心に染みる。
この曲で一年有半にわたったのチームAの公演もお仕舞い
千秋楽の千秋楽と言う事で、一言づつ将来の目標など。
「なんだかんだで芸能界に生き続けるような芸能人になりたい」と語る佐藤。
何になりたいかは決まっていないが、毎日千疋屋のフルーツを食べられるようになりたい・・・と峯岸。 銀座千疋屋なのか、京橋千疋屋なのか、千疋屋総本店なのか、そこが問題だ。
「役者です」と強く言い切る戸島。 女優と言わない気概。
最後に星野が「ガンバレ!」を生で歌って、星野の送別企画へ移行。 既に増山に身長を越されたくらいで、突っ立っていると小さい星野だが、歌いだすと大きく見えてくる。
歌が終わって、一人づつ星野に餞の言葉を。
「二十歳になったら呑みに連れてってね。」と成田。
酒にまつわる話が禁止になって久しいが、星野の酒の話にはいつも夢があった。
「うん、わかった。」「庄屋ね。」と星野。
から揚げをポチャッと醤油に落として、撥ねた醤油がピチャッと耳に入った話の舞台も庄屋だったのだろうか。
星野との思い出に絡めつつも、小嶋はいつも通り自分の話を。
なにやら星野の耳元に囁く前田。 楽屋のトイレ掃除を請け負ってきた星野に、「トイレのことは任せて」か何か言っていたようだった。
それを受けて星野は例によってニヤニヤしながら「アイドルなんだから、そう言うことはしなくて良い。」「そう言うのは由加理ちゃんあたりにやらせれば良い。」
やさぐれる佐藤。
「私も卒業できるようにがんばる。」と川崎。
そう言えば、満を持して辞める様に感じるのは星野が初めてだ。
大島の番が廻ってくると、星野は「来た・・・」と言いながらニヤニヤ。 泣きそうになるたびに黙る大島。 泣き崩れずに言葉を繋いでいた。
他のメンバーの星野とのやり取りを遠くから眺めていた戸島は、自分の番が廻ってきても星野の傍に寄ろうとせず、頭脳の明晰さは保ったまま幼児退行して駄々を捏ねたり甘えたり泣いたり、揺れ動く気持ちを詳細に解説したり、「笑わせるつもりで喋ってるんじゃないのにお客さんが笑う」と更に泣いたり。
珍しくピーピー泣きじゃくる増山。 泣きじゃくりながらも上手の袖で見ている折井を横目で見つつ、折井の時はあまり泣かなかったので気まずいなんてのは、矢張り増山らしくあった。
星野は最期まで星野らしく、前歯を見せながらニヤニヤしていた。
普段は不得要領な事をボソボソしゃべって、言葉に詰まると「お願いします」で無理矢理纏めて誤魔化す星野が、最後だけあってしっかりした言葉でこれからに向けた抱負とこれまでの感謝の言葉を述べて〆。
「せーの!」で手繋ぎ挨拶。
いつものように手を振りながら左右に掃けて、いつも以上にいつものような終演。
最後の最後の星野の影アナを聞いて劇場を出た。
ニコニコ→前田、中西
ニヤニヤ→小嶋、星野
ニタニタ→川崎
「なんだかんだ言ってもどうせ使うんだろう?」と匿名で下衆な事を書く輩が矢張り多い。
本当に好きだと却って見たくないものなのだけれど、判らない奴には判らない。
肯定は出来ないが、無下に否定も出来ない。 只々、幸せを願うのみ。
似たような状況で書かれた同じ人の文章から、思い入れが筆致に及ぼす影響から、そのあたりを汲み取っていただきたい。
宇佐美友紀さんのグラビアについて (2007-09-24)
涙ぽろぽろぽろこぼれても (2010-06-25)
私は泣くほどの思い入れは無いと思っていた。
・・・がしかし、ビデオ製作会社のサイトで白いブレザーを着て立っている写真を見て絶句し、オフィシャルの楽曲紹介の動画で確認し、込められた悪意に、家の者の手前声は殺したが、泣いた。
「売らん哉」で着せたのだろうが、発案した奴ぁ碌な死に方しねぇだろうと思う。
何も書かないのも不自然だが、書いて宣伝になるのも不本意なのでそれなりに。
AKB48絡みでは 〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)の袋綴じ、連載ページの「AKB48友撮」、SDN48の3本。
〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)
篠原潔の撮影で8ページ10カット。
篠原潔が秘術を尽くして体形の粗を隠して撮ってくれたお陰で、実体形以上にスッキリと。
しかし、次のページから始まる原幹恵の3ページ4カットと較べると、色々な意味で不自然さは否めず、見せる体形にする為の節制がなされていない事も見えて来てしまう。
綺麗に撮って貰えているのが救いではあるが、カメラマンの技術で成立したグラビアであって、〓の本領とは言いがたい。
肩から先の部分の不自然さから見て、髪にエクステンションを付けているものと思われるが、エクステンションから上の部分の長さから、ある程度撮影時期は推し量れる。
ポージングの妙で括れが有るように撮れてはいるが、臍の穴の深さから皮下脂肪の厚みは類推出来る訳で、肌を晒す仕事をする覚悟の浅さを危惧せざるを得ない。
借りてきた看板で売れるのは最初の数本だけ。 そう言う職業を選んだのであれば、それ相応の覚悟と節制が必要なのは言うまでも無い。
AKB48友撮
2ページ13カット(本人自撮1枚含)。 撮影担当はSDN48の野呂佳代。
篠田麻里子の商売用で無い顔が貴重。
メンバーが気を許している写真が多いのは野呂ならではだが、キャプションが詰まらない。
大堀もそうだが、自分の役割を狭く規定しすぎているのでは無いだろうか。
SDN48
先日のプレイボーイと同じく、テレビの冠番組で売り込んだ体裁のグラビア。 額面通りには受け取れない。
3ページ12カットのうち、公演とリハーサルとバックステージで7カット。
舞台の上に居る大堀は肩肘張らない柔和な表情。 これがもう少し自然に出せれば、息苦しさも薄まると思うのだが。
ステージ写真は例によって撮影する場所に工夫が見られず、冗長。
立ち位置を変えずにズームで構図を切る悪癖がカメラマンの技倆の進歩を止めた典型例。 舞台の上に居る人間を効率よく枠の中に収めているが、それだけ。
それでもステージの写真が有る分、SDN48の何たるかは伝わる出来になっており、相変わらず私の琴線には触れないが、この写真で興味を持つ人が居てもおかしくはない。
こういった話が増えないように、書き方を考えています。
珍しく複数の選択肢があり、一日中講談漬け・・・と言う事も出来うる日ではあったが、手元不如意につき一番聴きたい会のみ。
開場前から並んで待つ客は多くなかったが、開演迄にはほぼ満席。
「仙台の豪傑 熊田甚五兵衛」田辺いちか
講談の口調に気を付けているのが見て取れた。
大分こなれて来ており、厭味が無いのは良い。
「大岡政談 小間物屋騒動 万両婚」宝井琴調
鈴本に上がった時の話から落語と講談の協会としての組織の大きさの違い、出来ることと出来ないことの話から「三方一両損」の絵本を出すに至った経緯など。 そこから張り扇を一と叩きして大岡政談へ。 落としどころのあるマクラ。
こうした込み入った話になると、講談の特色でもある地の文の多さが整理する機能として働く。
「小夜衣草紙 蛤の吸物」神田春陽
亡くなった陽司先生の思い出から「化けて出てきてくれないかなぁ」と言う話になり怪談めいた話へ。
大阪が舞台なので登場人物は上方言葉なのだけれど、地の文はそうでは無く、進んでいくうちに曖昧に。
このぞろっぺえなのが怪談で在りつつドタバタ喜劇でもある話には合っていて、ゾッとしたり笑ったり。
<仲入り>
「太平記 楠泣男」神田春陽
軍記ものでありつつ、胡散臭い舌先三寸で身を立てようとする男の悪戦苦闘。
琴調先生と被らない方向に振ったのだと思われるが、面白いものか聴けた。
「国定忠治 忠治山形屋」宝井琴調
私もポスターを見て気にはなっていた六月の新派特別公演「深川の鈴」と「国定忠治」の二本立てを三越劇場に観に行った話から。
悟道軒円玉の書生をしていた頃の川口松太郎の自伝的な演目である「深川の鈴」と前進座から移った市川月乃助が主役を張る「国定忠治」。
(悟道軒円玉は講釈師ではあるが読むより書く方が主の人。 国立国会図書館のオンラインサービスで結構な量の著作が読める。)
良く出来た芝居ながら艶っぽすぎる「深川の鈴」とやくざの話、どちらも三越友の会の奥様方には響いていないようであった、興行と言うのは難しいですね・・・と張り扇一と叩きして「国定忠治」。
代官叩き斬って赤城山に篭って降りて、それからの話。
勧善懲悪だが切った張ったは無く、腕っぷしより機智で山形屋をやり込める忠治。
最後の最後で切る啖呵に溜飲を下げる。
神保町講談会の主催興行は、この会に限らずみっちり聴けて外れが少ない。
心地よい余韻に浸りつつ帰宅。
長崎発のアイドル MilkShake(ミルクセーキ) の定期裏公演の東京出張版。
曲もオケもしっかりしてて、きっちり歌えて、刈り込みすぎず盛り込みすぎず適度な振り付けと頃合いの独自解釈。
緩すぎずきつすぎず良い塩梅の運営。 江戸期以来の国際港湾都市の文化的懐の深さなのか、東京出張公演と言っても変に肩肘張ることもなく、楽しく見ていられるのは良い。
会場の東京アイドル劇場はカラオケボックスのビルの二階に仮住まいしており、音響も証明もソコソコながら安価にさまざなアイドルが見られる(撮れる)興行を打っている。
見たいメンバーが学業多忙につき活動を制限しており、次は何時見られる(撮れる)か判らないので今回は見る聴くより撮るに重きを置いて観覧。
撮ったものはこちらに。
MilkShake@東京アイドル劇場(16.06.26)(その1)
MilkShake@東京アイドル劇場(16.06.26)(その2)
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