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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-12-30 [長年日記]

_ 目覚ましは

セットして置いたのだけれど見事に二度寝してしまって起きたのは6時過ぎ。 とりあへずトイレに入り、便座に腰掛けて一発放屁したらひたひたに渡すレンズを忘れていた事を思い出した。 危ない危ない。

そんなこんなで北千住駅から常磐線に乗車したのは七時頃。 北に行くに連れて車内が暖かくなって行くのが面白い。 寒い土地程、車内の暖房を強くするようだ。

_ 2時過ぎに

仙台着、とるものもとりあへず駅前アメ横ビルのウンノカメラを覗いて変なものが出ていないかどうか確認してから、ろうきんギャラリーでやっているバクさんの写真「彼岸」へ。 相変わらずな状況なのでリンクは張りませんがバクさんのホームページに詳細が載ってます。

写真の方は地下通路とか砂浜とかのいつも感じの物なのだけれど、印刷物やブラウン管で見るよりもオリジナルプリントを見た方が良いのは当たり前の事で、焼き付けやフレーミングの微妙さ・厳密さが物凄く、凝視し過ぎて目が疲れた。 「良かったのか、悪かったのか?」と聞かれれば「良かった」と答えるよりほか無いのだけれど、どうにも凄すぎてパクり様の無い写真ばかりで気分は陰々滅々としてきて正直疲れた。 久しぶりに濃い写真展を見た。

_ 気分転換に

わたりょ・六条・ことぶき氏と「アンチックカメラ・時計の店、珍味屋よっちゃん」へ。 この怪し気な店の話は前々から聞いてたのだけれど、私が行くといつも閉まっていて、実際に中に入るのは今回が初めてだ。
 掘建て小屋に毛が2〜3本生えたような店の中には客が3人入るともう一杯で、4人で行ったが為にK嬢と店のおばちゃんは店の外で延々立ち話をする羽目になった。 店内は缶コーヒー温め器や食器棚の中に胡散臭いカメラが文字どおり鮨詰めになっていて、事務机の上にもいじりかけのカメラがてんこ盛り。 首から下げて行ったペトリに敏感に反応した親爺はとっかえひっかえ色々な変なものを出してきて、しかもそれらがいちいち凄いので二時間近くダメなカメラの話をして、結局何も買わずに帰って来た。
 ・・・というか買おうにも値札なんざありゃしねぇし、ことぶき氏がペトリの値を聞くと「未だ決めて無い、来年になったら決まるんじゃ無いか」と言い出す始末。 私も色々な変な店には行ったし、普段行っている店も狭くて商売っ気の無い店だけれど、この店は私が今迄に見た中でも一番狭くて、胡散臭くて、商売っ気が無くて、居心地の良い店であった。
 普通の修理屋が嫌がるペトリとかの安いカメラでも修理してくれるとの事なので、今度調子の悪いペトリを大量に持ち込むつもり。
 場所は仙台市内、国分町の辺り、リンクを張れないのでひとん家から勝手に引用すると

「フォーラスのある交差点から、広瀬通りを西公園方面にてくてく歩こう。 吉野屋、ホテルリッチ(こないだツブれた)を過ぎて、北上京だんごで右に曲がる。 プロラボクリエイトの先。 公済病院の先の交差点を通過してすぐ左を見ると、ほらほら、オレンヂ色の看板が目に止まるハズ。 中のカーテンが閉まってたら・・・残念、また来よう。 もしも開いていたら、おじさんかおばさんがいるはずなので、気軽に挨拶でもして入ってみよう。」
(C)ひたひた

 平日の午后から営業。 日曜と祝祭日は休み。

_ 写真展の

撤収が終わってから借りたウィークリーマンションで打ち上げ。 鍋をやろうと思っていたのだけれど面倒になって買って来たお惣菜を肴にまったりと飲み会。 参加者は私、バク、ことぶき(自分の人生の墓場の穴掘りに出掛けていた為途中から参加)、星、わた虜、六条。 告知が遅れたので帰省しちゃったり、連絡が取れなかったりしてこじんまりしたのみ会になったが、部屋も狭かったので丁度良かった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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