出勤前にめざましテレビを見ていたら「平成生まれの歌姫」とか言う触れ込みで、林明日香と言う娘(13歳)のニュースをここ2日流しているのだけれど、これがどうにも気持が悪い。 私は「ちびっこ喉自慢」みたいなのが大嫌いなのだけれど、こり娘はまさにそんな感じで、上手い事は上手いんだけど野太い声と難解な言い回しの歌詞は無理に大人びたように見せかける感じで、聴いていると頭蓋骨を隔てて脳味噌そのものがむず痒くなるような隔靴掻痒感に苛まれている。
どこかで感じた事のあるむず痒さだと思って記憶を辿ったら、「RPG伝説ヘポイ」という木偶人形みたいなのが主役のアニメを見て同じような例えようの無い不快感に襲われて、訳もなく妹を竹刀で殴った事があったのを思い出して、二重に不愉快になった。
木塚くんが「しゃちょー」(笑)をやっているコスプレフォトCD製作集団 caramel little が出した木塚くん本人のコスCDを見てみた。
本人がやりたい事を出来ているのは喜ばしい事ではあるが、残念ながら私の趣味嗜好とは異なる物だった。 衣装のバリエーションは豊富だし、写真の枚数も多くてそれなりに上手く撮れているし、露出度もそれなりにあるのだけれど、色々な衣装を使うためなのであろうがストーリー運びが少々強引に過ぎるのと、設定のヲタ臭さが折角のアングラ感を上っ面のものにさせているようで、そのあたりが一寸いただけなかった。
写真そのものに関しては、背景紙をバックにしたスタジオ撮影の物が多すぎるように思った。 衣装やら小道具やら設定やらに拘るなら撮影場所にももう少し拘りが欲しい。 あと、撮影者が被写体の良さを引き出す工夫をしていないのがそもそも良くない。 くどくど書いてきた苦言もここに集約される訳で、限られた時間と予算でやるならそれを最大限生かす工夫を(スタッフも)すべきだと思う。
しかし、こうやって細かくケチをつけているのは私くらいのもので、 caramel little の掲示板やゲストブックには否定的な声が見当たらないから顧客満足度は高いのだろう。 コスプレ好きな人には良いかもしれません。