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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
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寒空文庫(仮)
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petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2003-07-20 馬鹿みたいに自転車を漕いだ日 [長年日記]

_ 朝寝がしてみたい

流石に皆疲れていたのでチェックアウトぎりぎりに起き出してとりあへず街の中へ。
12:00出発と言う事で、それまでの時間をそれぞれ自由に過ごす事にした。 わたしと なも さんは前から気になっていた(・・・と言うか、この時間はそこしか開いていない)五郎兵衛食堂で朝飯。

_ 謎の五郎兵衛食堂

「定食 500円」と店頭に大書してあって以前から気になっていたのだけれど、いい機会なので入ってみた。 ここは朝の7時過ぎからやっているらしい。 魚が食いたかったので焼き魚の定食とラーメンを頼んだ。 定食は納豆か卵が付くのだけれど、卵にしたら出てきたのは納豆、大粒で旨かったので良しとしよう。 丼飯と白菜の味噌汁、漬物、焼き魚、納豆、で500円。 焼き魚はワタを抜いて胸鰭をとってあるからわかりにくいが飛魚。 鱗が微妙に残っていて口に残ったのが難。 焼き魚そのもの、大根おろしそのもの、納豆そのものは旨かった。

_ 自転車漕いで土門拳記念館

財布をどこかに忘れたという なも さんを置き去りにして、1人で観光協会の無料貸し自転車を借りて土門拳記念館へ写真を見に行った。 これがまた、実に遠い。 更に、最上川を渡ってからは延々上り坂。 途中で写真でも撮ろうと思って銀箱なんか担いでいるから余計に辛い。 10:50過ぎに清水屋の前を出発して、向こうについたのは11:10過ぎ。 約20分はっちゃきになってチャリンコを飛ばしたあとだったので、土門拳記念館の効き過ぎた冷房も却って心地よい。
展示内容は原爆と室生寺と筑豊。 原爆のはチト重すぎたので、室生寺と筑豊の子供たちを入念に観賞。 これまで土門拳の写真は、厚かましく人の心の中までずかずか踏み込んで撮っているような印象があったのだけれど、実際見てみるとそんな事は無く、対象物への敬意は感じられてなかなか良かった。
然し、撮影者が写真の中に出過ぎているような感じはしていて、見ていて居心地の悪さは感じた。 これは「撮影者は透明でありたい」と言う私の信条の対極にある写真だったからなのだと思う。

_ ト一屋

楽天にも店を出していて、なかなか凝った物を売っている地元資本のスーパー ト一屋 にも行ってみた。 1階の生鮮食料にも心惹かれたが、足の速い物をお土産にするわけにも行かないので、乾物を置いている2階へ。
【ト一屋特撰】味噌汁の友「うずまき麩と乾燥ワカメ」「うずまき麩と岩海苔」「乾燥ワカメと乾燥豆腐」の三種類あって、味噌汁に一つまみ入れると火入れしていないワカメや岩海苔から磯の香りが立ち上るという寸法。 ふやけると結構増えるので、本当に「一つまみ」で十分。 これは嵩張らないしお土産には良いんじゃないかと思います。 嵩がどうのこうの以前にちゃんと美味しい。
その他、「飛び魚のだし」だの何だのを購入。

_ 「仏壇のさとう」さんへ

集合時間になったので電話してみたら「仏壇のさとう」さんにお邪魔して居ると言う事で、わたしもそちらへ。
ご主人から酒田の食文化について色々とお話を伺ったのだけれど、非常に為になった。 「内陸はなぜだか牛肉文化圏なので肉と言えば牛肉だけれど、庄内は豚肉文化圏なので肉といえば豚」とか、「酒田は殿様商売・・・と言うか、一定量の仕込をして売り切れじまいの店が多く、店が閉まるのが早い。」とか「九州の方では『アゴ』と呼ぶけれど、こちらではそのまま『とびうお』と呼ぶから、「とびうおの〜」と書いてあれば地元産品だと思う。」「このへんではとびうおのだしで素麺を食べる。」・・・等々。 目から鱗。
お盆の忙しい時期に長々お邪魔して申し訳なかった。 SHIPのお香を購入。

_ 米沢へ移動

高速で米沢へ。 アンチ巨人どころかヨミウリの試合はテレビも点けなかったと言う ごりぱん家。 匿名掲示板で呼ばわりされる事に文字通り ゴリっ腹 の ごりぱんさん の為に新しいハンドルを考えると言う企画を思いつくも、出て来るのは「"子供大好き"と言う設定で そりぱん」とか「隠れドリヲタの どりぱん」とか「ロリぱん」とか「もりぱん」とか「ボンゴ担当大好き るりぱん」とす碌な物が出てこず、すべて没になったりしているうちに会場である上杉神社周辺に到着。 駐車場に車をぶち込んでお祭りへ。

_ 上杉鷹山公生誕祭 米沢市・伝国の杜特設会場

ライブ開始前に謙信公を祀った上杉神社と鷹山公とその重臣たちを祀った松岬神社を参拝。 お祭りに行ったら挨拶くらいするのが礼儀だと私は思う。
一雨来てどうなる事かと思ったがSHIPの出番の頃にはまた晴れた、晴れたが日も暮れた。
最前列に陣取った かおりん の通う高校の野球部の面々。 夏の大会で来ていたらしいのだが、試合が順延になった鬱憤が爆発したのか、ライブ中 かおりん に大して本名を叫ぶナチュラルな外道プレイ。 関東勢のケチャを見るや「オイ!!スゲーぞ、あれ!!」「オマエラもやれやれ!!!」と盛り上がり、関東勢のOADを見るや「ナンダアリャ?(苦笑)」「オマエラもやれやれ!!!」と盛り上がる。 こうして文化は伝播していくのか。

_ 今日の機材

コンタックスRTSII+プラナー50mm/f1.4、ペトリ135mm/f2.8、ジュピター9 85mm/f2、コムラー24mm/f3.5
コシナ・フォクトレンダー ベッサR+ジュピター3 50mm/f1.5、リコーフレックス・ダイヤL
コンタのみコニカパン100.あとはいつも通り。

_ 気配り目配り

あいぴょん がステージ上から客席に目線を配り始めたのは先日からだったのだが、この日は りり もなんとなくそんな素振り。
ファインダー上では良い感じだったので、あとは現像とプリントでどうなるか。

_ 終演後 ブルートパーズ祭り

GがSに交渉して(笑)脇の方でお見送りタイム。 あまりに暗くて私は一枚も撮らず。 そんな中「ブルートパーズ祭り」が開催され・・・たが、緊張のあまり好機を生かせず凡退。 下手に喋らなかっただけ印象はむしろ良かったんじゃないかとプラス思考。

_ 会食

地元ファンの皆さんとラーメン屋でお食事会。 子供に碌な事を教えない なも さんはコサキンリスナーの鑑だ。

_ SHIPチャット中に東北地方で地震

東北は地震が多いのでこう言うことは良くあります。 昔々の大昔、仙台の友達と電話中に地震があり、初期微動から縦揺れ→横揺れと実況したら、暫らくして向こうも揺れ始めたりして、地震の波がリアルタイムで進んでいくさまを体感したりしました。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
# Intoxica 改め 『あのよろし』か? (2003-07-25 18:57)

リスナーじゃないのに子供にろくなことを教えないその行いにシンパシーを感じてしまう。
そんなわたしも偶には為になることを云う。子供には「地震が伝わるスピードは正確にマッハ1である。だがそのスピードはマッハ1ちょうどで飛ぶジェット機よりも数倍も高速である」と正しい科学知識を与えて混乱させておこう。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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