南新町という日和山を超えた海っぺりにあるので、街の中からは1キロくらい離れているけれど、昨日も書いた通りさほど遠くは感じない。 旅館なのだけれど、前もって言っておけば夜遅く帰っても大丈夫なようになっていて、その辺りも便利。 寝具は清潔で暖かく、ぐっすり眠る事が出来た。
思いのほか昨日の酒の抜けも良く、7時半に起きてアバレンジャーなどを見つつボーっとして、8時から朝風呂に入ってみた。 洗い場は二人分のシャワー付の蛇口があり、湯船は広くはないが十分な広さと深さ。 いいお湯だった。
8時半から朝食。 ホッケの焼き物とか、おかず4品くらいに、納豆とタマゴ。 旨くて量も十分以上にあった。 食後にコーヒーを飲みつつ同宿したSHIP客と馬鹿話をして、10時にチェックアウト。 これで一泊3500円+税だ。 今まで泊まった宿の中では一番満足度が高い。
一先ず待ちの中へ出て、それぞれ自由行動。 私は中通のわいわいネットプラザへ行って、毎度の事乍ら日記を更新。
ここは商店街の空き店舗を利用して、何台か無料インターネット端末が置いてある。 最新鋭ではないけれど、普通に巡回するならなんとかなるスペックのパソコンがロハで使えるというのは、モバイル機器を持っていない私のような人間には非常にありがたい。
「鰻を喰おう」なんて話もあったのだけれど、時間が中途半端になってしまったので断念。 開場まで時間を潰す。
今回は一段高いステージが組まれており、背後の壁も全面に白い布が掛けられて見やすく、且つ写真も撮りやすくなっている。 この辺りからも送り手側の意気込みが伝わってくる。
私にしては珍しくセットリストなんぞを書いてみる(資料提供:@古川市民氏)
1.心の鏡
2.本気がいっぱい
3.黄昏通信
4.Pink Christmas(Mi-Ke)(かおりんソロ)
5.夢かもしれない(伊藤智恵理)(あいぴょんソロ)
6.ホワイトラビットからのメッセージ(渡辺満理奈)(れっぴぃソロ)
7.ロコモーション・ドリーム(田村英里子)(リリソロ)
8.少年mind
9.僕だけのピンナップガール
Anc.夢だけ見てる
各曲の間には季節の話題などをネタにしたフリートーク風味の長めのMCが挟まっていたのだけれど、なかなか上手くこなしていた。
ジーンズにパーカーと言ういつもの出で立ちで登場して、全員で2曲歌った後はそれぞれのソロ。 ここでお色直し。 ソロの曲用の衣装に着替える時間は残りの3人が繋ぐ。
今日の驚きはソロの衣装が全員スカート、しかもミニ、さらに かおりん はゴスロリ。 いつもは衣装と言っても「よそ行きの服」程度の物だったのが、今回は「普段着」はおろか「よそ行き」にもならない様な「衣装の為の衣装」、しかもそれぞれの趣味嗜好に合わせたと思われる個性の際立つ物で、ひとり出てくるたびに唸らされて、4人分のソロが終る頃には唸り疲れるくらい。
ソロの曲の選曲の妙も、いつも通り。 古く聴こえない、ニセモノ・物真似にならないような工夫が見て取れる。
ソロコーナーが終ってから、また衣装替え。 白いジャケットの下に茶褐色の袖なしニット。 膝までの丈のチェックの乗馬ズボン様の物にロングブーツ。 統一したコンセプトが有りつつ、一人一人微妙な違いを出しているところにCOCOを思い出す。 アンコールでは上着を脱いで更に変化を付けて来ていた。
実に内容の濃い全10曲であった。 これを見ただけでも今回酒田に来た価値は有った。 そして更にこの後、驚愕のクリスマスパーティー <つづく>
帰りの車中で聴いたYBCラジオの演芸番組(多分TBS制作の「爛漫ラジオ寄席」)で八代目可楽の特集。 ラジオを点けたら丁度「味噌蔵」のマクラ。 「笠碁」「子別れ(上)」の三席を堪能。 可楽はやはり冬の夜だな。
ライブが押したので開始が遅れた。 長丁場のライブで、リハが長引いたのと、パーティーに来られないファンのために時間を割いて対応したからなので、これは仕方がないし、遠方からの客の電車の時間を考えると、開始時間をこれ以上遅く出来なかったのも響いたと思う。
ただパーティーの方にも行く客は、もう少しタイムテーブルに沿うように動いた方が良かったと思う。 料理を供する側は、当初のタイムテーブルに沿って準備をし、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにテーブルに運べるようにしている訳で、客の移動が遅れたり、挨拶がなかなか終らずに料理を運べなかったり、レストラン欅さんとしてはやりにくかったろうと思う。 料理の一つ一つが美味しかっただけに、尚更申し訳なかった。
進行も食べる時間は別に取って、先に食べさせてしまった方が良いように思った。 SHIPのメンバーが入ってきてしまうと、客の意識はそちらに行ってしまって、料理は放置されちゃう場面もしばし見受けられた。 こうなると料理は冷めちゃうし、給仕の人も次の料理が出せなくてやりにくそうだった。
ステーキの火の通し加減も絶妙だったのに冷めかけていたし、パンも外はカリっと中はしっとりした理想的な焼き上がりだっただけに温かいうちに食べたかった、もう少し早く食べ始められていたら・・・と思うと残念でならない。 ひとりで行って、今度ランチをじっくり味わいたい。
各所に画像が上がりつつあるが、SHIPのメンバーはサンタ衣装で登場。 ライブの時の衣装もそうだったが明らかに金が掛かっている。 金が掛かっていると言えば、パーティーの方も料理4品、メンバーが仕上げの飾り付けをする巨大ケーキ、シャンパンの瓶に入った特製のSHIPサイダー、お土産としてキャラSHIPの絵入りグラス、キャラSHIPのメモ帖、エコバッグ(小)、SHIPカレンダー、・・・とてんこ盛り。 参加費5000円と発表された時に何をやるか知りもしないで「高い!!」と大騒ぎをしたバカは腹を切って死ぬべきだ。
ケーキは特大のスポンジを5段重ねて表面にクリームを塗っただけの土台が四つ、これにメンバーそれぞれが材料を準備して飾りつけ。 自分も食べる事を前提に作るかそうでないかで明暗が分かれた。 自分が食べたいケーキを黙々とつくった かおりん のに当った人は大吉。 しかし、土曜の夜の新宿駅の中央線ホームの地べたに散乱しているようなのも一つあった。 にこやかに談笑する他のテーブルを尻目に顔をこわばらせて黙々とケーキ・・・のような物を口に運ぶ光景は涙を誘った。
撮影タイムはライティングや位置取りをプロ客がセッティング。 あまり時間がなくテンパり気味ではあったが、常軌を逸したガッツキ方をする客も居らず、平穏無事に終了した。
・・・と、こんなところか。 思い出したら追記予定。 いろいろ書いたが、非常に中身の濃い、有意義なイベントであった事は間違いない。
@古川市民氏に仙台まで送っていただき、疲れていたので指定席で寝ているうちに東京駅。
いい旅をされているようで心が安らぎます。言われなくても撮るだろうけどいい写真いっぱい撮ってくださいませね。