休みなのに、目覚ましも掛けていないのに、朝6時過ぎに目が醒める。
二度寝するのも馬鹿々々しいので、ラジオをつけてとりあへずお湯を沸かす。
昨晩買っておいたパンとカップ麺で早めの朝食を摂ってから、何かやる事が無いか考えてみる。 現像液が無いのを思い出してD−76を1ガロン作る。 粉から溶いた薬剤は、少し寝かせて落ち着けないと使えないのでフィルム現像は中止。 また何本か溜まってきている。
昨年の暮れまで、酒田の土門拳記念館で開かれていた企画展を東京でもやることになったのを知り、昨晩飲んだお散歩子猫夫妻と観に行った。
展示作品の数は同じなのだけれど、会場の大きさがかなり小さいので、ぎゅうぎゅう詰めになったような印象。 展示スペースがギリギリなので、照明にも余裕が無く、正面から見ようとすると照明が被って見にくいものも有った。 おなか一杯になってゲップが出るくらいの内容なので、一休みしてから見直したい気分なのだけれど、会場内に椅子を置くスペースなど有る訳も無く、ぐるぐる歩き回って見たので非常に疲れた。
ゆったりした配置と高い天井、適度な照明と静かな空調、座り心地も良く丁度良い所に置かれた椅子やソファー、土門拳記念館が如何に見やすく造られているかを痛感した。 何故、東京都写真美術館でやらなかったのか? 東京写真文化館でも良いし、企画としては素晴らしく、ここ何年かでは一番だと思う写真展だったので、会場が悪いのが非常に残念。 見やすい会場を撰んでやるべきだったと思う。
細君である六条御息所のご所望により上野の黒船亭にて午餐。 夫妻はハヤシライスを、私はオムライスを注文。 先日食べた谷中一寸亭のオムライスがケチャップ味の強いチキンライスを薄焼き卵でくるんだような感じだったのに対し、こちらは厚めのオムレツでトマト風味のピラフをくるんだような感じの上品な物。 どちらも旨かったが、個人的には一寸亭の下手味に惹かれる。
夫妻と別れた後、千駄ヶ谷で友人と待ち合わせて新宿御苑でぶらぶらと撮影。 友人はコンタックスAXにM42アダプターを介して付けたペトリの55mm/f1.8で咲き始めた梅を、私はブロニカの645とフジカのAX−3で咲き始めた梅を見に来た人々をそれぞれ撮影。
歩き回ってみると、撮ったことの無かった場所に面白い物が色々とある。 モデルの背景としての御苑しか撮っておらず、御苑そのものを被写体として見ていなかったのに気付いた。 今度御苑で撮影会が有る時には、これを踏まえて撮影場所のリクエストをしてみようと思う。