口入屋が匙を投げてしまい、当分補充兵は来ない。 「死守セヨ、武運長久ヲイノル。」だそうだ。
仙台からお散歩子猫夫妻が上京。 帰宅して着替えてから高円寺の竜屋で呑み。 亭主は病み上がり、細君は身重と言う事で、飲むより食う方が主。
いつも乍ら、この店は何を食っても旨く、勘定も安い。
ここの凄いのは、食べてみると或る程度までは作り方を想像することが出来るのだけれど、どうしても判らない部分が残る事。 簡単なようでありながら、とても真似が出来ない。 大事な客はとりあへずここへ連れて行くことにしている。
キナセさんから松屋の豚丼は何の芸も無く、牛丼と味付けが一緒と言う情報をいただいたが、牛丼屋は豚肉と言う物を馬鹿にしすぎていやしないか?。 牛には牛の、豚には豚の旨さと言うものが有るはずで、牛の替わりに豚を使って味付けは一緒ってのは、安易に過ぎると思う。
昔、闇市で「牛丼」だと思って食ったら何か物足りない、味に突き抜けるものが無い。 店ののぼりをよくよく見たら「午丼」だったなんて小噺があったが、そのくらいの頓知は利かせて欲しい。
個人的には「未丼」が食べたい。 マトンはきついかもしれないが、ラムなら工夫次第で何とかなりそうな気がする。
久しぶりに暗室に入った。 ここの所いつもこんな感じだが、あまりに眠いのでとっとと寝た。