今月の「東京人」の書評欄に出ていた辻静雄の「フランス料理を築いた人びと」を書店にて購入。 文章そのものは平易なのだけれど、料理の専門用語が当たり前に使われていて、細部が理解できない。 料理事典を買おうと思う。
「私はこれを、特に濃い生クリームだけでエスキャロップにしたヒラメをポシェすることにして、ポシェした後の残り汁を煮詰めてオルランデーズと合わせて出すのである。」
・・・と言うくだり、フランス料理情報サービスなるサイトの用語集で調べるとエスキャロップは薄切り、ポシェはワインやだし汁、湯の中で静かに加熱したものと判ったが、オルランデーズが判らない・・・卵黄・バター・酢で作るマヨネーズに似た温かいソースですか、有難うございます。
何故、今頃フランス料理に首を突っ込み始めたかと言うのには事情がある。 昨年暮れの「SHIPクリスマスライブ&パーティー」で食べたレストラン欅さんの料理は非常に美味しかったのだけれど、料理の技法に関する知識が少なすぎるため、口に運んでも何をどうしたのか想像がつかなくて、けっきょくなんだか判らないまま嚥下しなければならず、精神衛生上あまりよろしくなかった。 とっかかりになりそうな本を見つけたので何とか次に行くまでに多少の知識を頭に入れておきたい。
Sauce Hollandaise: オランデーズソース。卵黄・バター・酢で作るマヨネーズに似た温かいソース。
手が込んでるなあ! 読んでるだけで五感と食欲を揺さぶられる。フランスに赴く動機はなくても酒田だったら行きたくなる。SHIPに関心は無いのかと責められそうだけども、こういうお店が力添えしてくれてるというのは弥増すにいい話だ。「たまりませんでしたでしょう!」ごっくん。←もう一段気持ちが傾いてきた
本の方も気になってきました。あのソースは白アスパラガスやカリフラワー用かと思ってたけどそういう使い方があるんだな。安易版でやってみよう、ヒラメの刺身の牛乳しゃぶしゃぶのマヨネーズがけ(うッ! やっぱ手抜きはだめか)。