コースのフランス料理を食べるのは、テーブルマナー講習会で連れて行かれた高校3年以来で、ナイフとフォークを内側から使っていくのか、外側から使っていくのか、それすらも忘れていた。
一皿目のサラダ仕立ての魚介は、素材そのものは見当がつくのだけれど、ソースが何をどうしたのか皆目見当がつかない。 二皿目のバイ貝のパイ包みも、ただ蓋をして焼いたのではないことは判るけれど、何をしたのか見当がつかない。 次に出てきた的鯛のムース挟み焼きにはもう唸るしかない。 「たまりませんでしたでしょう!」ってたまらないですよ。 パンを千切ってソースまで美味しく戴きました。 このパンがまた謎の旨さで、外はかりっと香ばしく、中はしっとり柔らかい。 焼きたての様でも有り、そうでないようでも有り、なんでこれだけの人数分のパンがこう言う状態でて出せるのかが判らない。
ステーキが出てきた。 薄い茶色で、透明なソースが掛かっている。 「これは肉そのものを味わえという事だな」と思って口に入れるとまさにその通りで、火の通りも絶妙、噛むと肉の旨みが口に広がる。
総て食べ終わった後に小さ目のカップでコーヒー。 爽やかな苦味。 心から「ごちそうさまでした」。
これら総ての「?」が、昨日引用した太田シェフの解説で氷解した訳です。
> 『あのよろし』か?さん
是非、お越しください。 酒田は和食も洋食も旨くて安い店があり、交通費を差し引いても、東京では食べる事の出来ない様々な食材を口にする事が出来ます。
辻静雄の「フランス料理を築いた人びと」は、料理人を志す人に向けて書かれた本なので、客が知らなくてもいいような事まで書いてありますが、面白い本ではあります。
これから都内某所で暗室作業
24日(土) 10:00〜 ピースモア撮影会( 阿部千明)→都内某所でフィルム現像→17:30〜 膳所勉強会(立川キウイ/マグナム小林)→都内某所でプリント
25日(日)都内某所でプリント→18:00〜ピカピカ〜We're Home!〜→(多分)天狗で打ち上げ→終電で帰宅