仕事が早く終ったお蔭でなんとか開演に間に合った。 今月は「怪奇噺選」と言う事で、三人三様の「怪奇噺」を。
「一眼国」 立川らく次
高座の両脇の燭台に蝋燭を一本づつと背後からの暗めの蛍光灯の明かりのみの照明。 風が吹くと蝋燭の明かりが震える。 雰囲気はそれらしくて良いが表情が見えない、一寸暗すぎる。
冷房が弱めてあってかなり暑く、客席も重め。 笑いの多い噺ではないので客席の反応は終始鈍かったけれど、出来としては良かったと思う。
「時そば」 立川こしら
この人にかかると、「時そば」でも怪談になってしまう。 蕎麦屋を持ち上げておいて上手く一文かすめるのを見て真似してやろうと思い立った男が出くわしたのが世にも不気味な蕎麦屋だったと言う筋。
「景気はどうだい?」
「13年です」
なんてクスグリの連続で客席もほぐれてくる。
「ひい、ふう、みい、よぉ、いつ、むう、なな、・・・今なんどきだい?」
「よつです」
「いつ、むう、なな、・・・今なんどきだい?」
「よつです」
「いつ、むう、なな、・・・今なんどきだい?」
「よつです」
こう言う怖さもありつつ。 この人はその噺のキモを掴むのが実に上手い。 下手だなんだと言われる事も多いが、最初の男が蕎麦を食う所など、要所要所はきちんとやっている。
「もう半分」 立川志ら乃
実に「間」が良い。 注き酒屋のおかみさんのいやらしさなんかを丹念に描いているのだけれど、間が良いのでクサくならない。 怖い場面、気味の悪い場面での溜めも利いていて良かった。 この人なりの味の出た良い高座だった。
<中入り>
「漫才」 第プロキシマストア
一人でボケつづけるこしらさんに山形標準語の秋葉監督が延々突込み続ける。 最近、山形標準語に耳が慣れて来ているので、意味が良くわかるようになってきた。 山形の人が見るとどうなるのだろうか?。
>PaPaさん
親戚代表でしたか。 なかなか楽しい画でした。 色々書いてますが、舞台の高さ広さ奥行き、照明、音響、等からトイレの位置に至るまで、前の場所とは比べ物にならないくらい良いハコだと思ってます。 空調も含めて来週も期待しております。
悪魔は意外と良い人らしいです、最近は。
先日の膳所で聞いた話なのですが、件の発言は讀賣本紙には書かれていたそうです。 その方は巨人ファンなのですが、余りに酷いので讀賣新聞に抗議の電話をしてみたところ、電話口の担当者は「讀賣新聞の社主としてではなくも、巨人軍のオーナーとしての発言」だと宣ったそうで。
「じゃぁアンタらは国会議員が別の事業などでした失言に関して国会議員としての責任は問わないのか?」と訊いたら口篭もってしまったと言う・・・。
良い新聞だなぁ、讀賣新聞は。
ありがとうございます。次は空調なんとかしまーーす。(^o^)
では1日悪魔退治お願いしますね。(謎)(^o^)