千秋楽が近付くと、自棄に忙しくなる。 とりあへず終業後に秋葉原。 入れる訳も無くカフェにて観覧。 劇場支配人が居る日なので、スピーカーの音量は大き目。
「ライダー」には間に合い、折井を目に焼き付ける。 友人が日記に、買ったCDを聴いていない理由としてこんな事を挙げていた。
「CDから流れる歌は、あのときの歌声とは全然違うから。」
セットリストは同じでも、一日として同じ公演は無い。 今日の公演は、今日しか見られない。
中に入れるに越した事ぁ無いんだけど、カフェで観る事の唯一の利点は、マイクが拾った音が聞き取りやすい事で、歌部分の出来不出来が良く判る。 矢張り中西が居ると、全体的に安定する。
「ライダー」後のMCは寸劇。 「大きなかぶ」
立てひざで蕪になった星野を折井が抜こうとするが、抜けない。
「おとうさん、おかあさ〜ん。」 渡邊と佐藤ブツブツ文句を言いながら出てくる。 ・・・が抜けない。 外人さんを呼ぶ。
なにやら外国語を喋りながら川崎が出てくる。 「『かぶ』って言うからナスダックの方だと思った。」 ・・・抜けない。 ライオンとリスを呼ぶ。
なにやら鳴き声らしきものと共に戸島と大江が登場。 抜けない。 妖精を呼ぶ。
コマタニ登場。 ・・・抜けない。 シンデレラを呼ぶ。
浦野登場。 出銭ランドの奴みたいなわざとらしい喋り方でシンデレラになりきる浦野。 怖い。
この辺の経緯は アイドル向上委員会でどうぞ。
結局星野が強引に纏めて、「次の曲どうぞ!!」
読んでも丸で伝わらないとは思うが、グダグダで下らなくて楽しい。
「誰かのために」の中盤、折井、星野、浦野の三幅対。 この三人が並んで歌うことも、もう無いのだなぁ・・・と改めて思う。
この曲も好きだったなぁ・・・と、楽曲情報を調べなおすと、これも井上ヨシマサ。 我ながら踊らされ過ぎ。
最後の曲は中央しか映らないので、アンコールのメドレーでは折井を目で追ってみる。 明るく終わろうとする意思が全身から出ている。
メドレー後の挨拶も明るく。
これも井上ヨシマサの手になる佳曲「涙売りの少女」で〆。
明日はカフェにすら入れるかどうか判らないので、今日が千秋楽のつもりで余韻を噛み締めながら帰宅。
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