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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2007-05-27 並びつかれるの記 [長年日記]

_ AKB48 チームK公演(マチネ)

長らく絶えて無かった週末のチームK公演。
「いざ鎌倉」ってんで気合を入れて5時半前に並んだものの、割り込み防止券を貰ってみれば200番台。
潜り込もうとした鼠が目の前で一匹排除されていたが、相当な数の鼠が居たようだ。
排除された鼠もそのままウロチョロしていたのを見ると、隙を見て別の穴に潜り込んだのだろう。
朝っぱらから並ぶのも疲れるが、並んでいる間にこうした醜悪な人間模様を見ると更に疲れが増す。
数ヶ月ぶりの週末チームK公演に劇場限定版B.L.T.(・・・と言うよりオマケの生写真)と劇場公演500回記念生写真セットの発売が重なった結果がこの騒ぎだった訳だが、

紅梅キャラメルの昔から変わらぬ光景が劇場周辺の其処此処で見られた。 こんなのは未だマシな方で、バラバラんなったのが道端で風に飛ばされていたりもしていた。 流石にそんなのは撮る気にもならなかったけれど。

気を取り直してUDXで茶漬け掻っ込んでから入場抽選待ち。 籤運は最悪乍ら、とりあへず立ち見二列目を確保。
立ち見最前列の連中が暴れたいが為に広めに場所を取ってくれるお陰で、多少の御乱行に目を瞑れば二列目もそれなりに見やすい。 まぁ多少では済まない事もまま有って、今日も終演後に掴み合いの喧嘩が起きかけていた。
私の前の御仁も柵にゃ登る喚く暴れるでそりゃもう酷いものでは有ったが、人間だと思わなければ左程腹も立たない。
出来るだけ心穏やかに舞台を注視。

オーバーチュアで幕が開き、明転して「友よ」。 大島と河西と秋元がデコ出しの髪形なのが珍しい。
早野は石景山遊楽園の雌鼠のキャラクターのような、丸い耳が2つ生えた様な髪型。 私はあまり好きではないが、衝撃的ではある。
ダイエットを始めた高田は、早くも昔日の美少女の面影を取り戻しつつあり、二つ縛りのお下げ髪が良く似合っていた。 表情も終始明るく、良い感じ。
フワフワにしたがる野呂が珍しくボリウムを抑えて七分三分にわけていたが、これも良い感じ。
「脳内パラダイス」「気になる転校生」と進んで自己紹介コーナーへ。 今回から携帯サイトで募集が始まった質問がお題になっており、「何月何日をどんな記念日にしたいか」。 小林さまのお答えが実に秀逸で、

「全部今日にしたい。」

昨日は今日になってしまうし、今日は明日になってしまうから「全部今日にしたい。」
実に哲学的。 今日のマチネの小林には、様々な神が降りて来ていた。
「さっきちょっと泣いてしまったんですが・・・」と小野。 楽日まで公演があまり無い中、夜の公演を休まなければならないかららしく、目を潤ませ、声を震わせつつも、グズグズにならずに持ち直すのは流石だった。
うっかり「こんばんは」と言ってしまった奥の「すいません」も久し振りに見られた。

「泣きながら微笑んで」の大島は今日も色々と。 聴かせる歌としては上手く無いが、歌の見せ方が巧い。 足の運び、表情、視線、全てに意味をもたせて、日毎に新しい。 眼福。

「MARIA」は大堀の見ていてハラハラするくらいの思い切った動きに驚く。 今月は色々な事が有ったので、大堀も期する所が有ったのだと思う。 素早く動くべきところは素早く、ゆっくり動くべきところはゆっくりと。 上手くは無いが味のある歌と、「セクシー担当」を自称するだけのことはある艶っぽい動き。
この曲では増田を見ている事が多いのだけれど、今日は大堀ばかり見ていた。

「君はペガサス」は矢張り秋元。 Chocolove from AKB48で脇に廻った経験が生きてきたのか、抑えた動きや抑えた歌唱の良さが増した様に感じた。 これは宮澤にも言えることで、表情も豊かで落ち着いたものに成って来ていると思う。

「ほねほねワルツ」は小野の丁寧な動きが目を惹く。 口に入る髪の毛をどけたり、髪をどけた拍子にずれたヘッドセットマイクを直したり、それでまた口の中に髪の毛が入ったりと忙しい奥の動きも楽しい。

「くるくるぱー」での大堀には、また別趣の良さが有る。 こちらは明るく楽しく。
試行錯誤が中々プラスに振れなかった今井が醸していた重い空気が何時の間にか消えており、奇人揃いのユニットを上手く廻して良い仕事。

現公演の千秋楽でAKB48を辞める事を発表してからの今井は、何か吹っ切れたのか良い方向に変わって行っているように思う。

歌の後は小林の「似てねーものまね大会」。 小道具として持っていた色鉛筆を選ばせ、それにあわせてメンバーの物真似をするのだが、この「小林的解釈」のフィルターを通した物真似なるものがまた良い意味で碌でも無いもので、馬鹿馬鹿しくて宜しい。
〆に入って高田が喋っている最中に色鉛筆ケースの蓋を閉めそこねた小林が色鉛筆をぶちまけてしまい、自分で拾ったり本多芸能の若い衆に拾わせたり、高田そっちのけで遣りたい放題の小林と、むくれる高田の対比がまた面白い。
ここでの小林には、喜劇の神様が降りて来ていた。
「ねぇねぇ、色鉛筆の赤と緑といえばクリスマスだよねぇ」と何時に無く上手く纏める松原。 この辺りの筋書きは誰が書いているのだろうか。

なし崩し的に「クリスマスがいっぱい」、そして「シアター・パイレーツ」。
「シアター・パイレーツ」の出だしでカチューシャを飛ばしてしまう秋元。 ここ二た月ばかりChocolove from AKB48での抑えた動きしか見ていなかったので、力強い秋元を見るのは久し振り。
今日は「強気」がモットーの秋元にしては珍しく涙腺がゆるみがちで、アンコールの「草原の奇跡」のさなかに大島などから突っ込まれて苦笑しながらペコペコする場面も見られたが、歌や振り付けが乱れるようなことは無く、その辺りはいつもの秋元らしくあった。

週末の公演が3ヶ月ぶりであった事にも象徴される公演数の少なさの中で、公演の質を保っている事に驚く。
自主練習の積み重ねの中で振り付けの解釈が各自で多少異なってしまっても、バラついた感じにはならずに、緩やかな統一感の中で纏まっている。
今月は「客席に頼るな」「まとまりがない」等、客から罵言に近い駄目出しを喰らったりもした様であるが、何を見てこう言う発言が出てくるのかが私には判らない。
チームKの公演が客の盛り上がりに寄り掛かっていると言うより、客の方がチームKの公演に寄りかかっているように私には感じられる。 公演そのものがしっかりしているから、悪目立ちしたい幼児性の高い客が暴れても騒いでも公演が公演として成り立っているのであって、「客席に頼るな」なんざ思い上がりも甚だしい。

_ AKB48 チームK公演(ソワレ)

三桁のキャンセル待ち券では抽選外ですら入れず、虚しくカフェ観覧。
飲み食いする訳でもなく、モニターを見ているわけでも音を聴いているわけでもなく、ひたすら喋っているようなのが増えた。
そんな訳で歌以外は殆ど聞き取れず。

メディア収録しとかで小野が休み。 楽器担当者が休んだ公演は初めて観たが、小野の担当楽器であるところのタンバリンの音はしていた。 楽器オケもあるようだ。 増田が叩いていたようだ。

カフェでは碌すっぽ聴こえやしないのだけれど、そこはまぁロハなんで文句は言えない。 ただ、マイクで拾った音だけしか聴こえない故に生歌感は高くてその日の喉の調子なんぞは良く判る。
小野が居ない所為もあって、生歌率は何時もより高目だったが、音量があからさまに凹むような場面も無く、全員でよくカバーしていたと思う。

良く見えない分、全体の中での個人の動きについて考えながら見てみると、小林の振り付けが違和感無く周囲に溶け込んでいるのに気付く。 移動の際にドタドタ歩くような事も、張子の虎みたような首の変な動きも無くなり、詰まらないと言えば詰まらないが、確実に進歩していることは見て取れた。

終演時に掃けて行く佐藤と宮澤が上手の袖で立ち止まって振り返り、手を繋ぎながら「今日もあたたかい声援をありがとうございました!」てんで深深とお辞儀。
それに値する客なのかどうかは別として、宮澤と佐藤の意識の高さには感心した。

_ タンバリン

ゆたかのさん
うーむ、手元までは見てなかった。 ・・・って言うか見えない。
佐藤が休んだら小林がエアギターかな・・・なんて考えていました。

本日のツッコミ(全9件) [ツッコミを入れる]
# ゆたかの (2007-05-30 04:38)

小野が休みのときは増田がタンバリンだよ。(以前もそうだった)
唯一代理が使える楽器だな。
他の楽器が休みのときは代わりにやる人いないけど。

# ゆたかの (2007-05-31 02:02)

あの曲で増田の位置は柱の裏だからモニタじゃよく見えないよ。

# 墨田ペトリ堂 (2007-05-31 14:22)

訂正しました。 久し振りに<s>なんてタグを使った。

# Chunccron (2010-05-22 01:43)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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