目白の床屋さんで開かれる落語会。
いつもは二人(もしくは二た組)の出演なのだけれど、立川吉幸さんの二つ目昇進記念と言う事で独演会。
「たらちね」
近況報告なんかを絡めつつ、長めにマクラを振ってから噺に入る。
前座噺だが全篇みっちりやればそれなりに掛かるので前座のうちはどこかしら端折って演らざるを得ないのだけれど、二つ目になったのでみっちりと。
飽きるほど聴いた噺だけれど、葱を買うくだりでうっかり笑ってしまう。
「目黒のさんま」
季節の噺はその季節に聴いてこそだな、と改めて思う。
これも餓鬼の頃から飽きるほど聴いた噺だけれど、ニヤニヤさせられて腹の虫を鳴らされてしまう。
終演は九時だったが、あちこち引っ掛かって、家に着いたら丑三つ刻。