籤運良く、4列目真ん中辺り。
座布団の上には、チームB尾木プロ4人組のユニット「渡り廊下走り隊」のチラシ。 以前なら鞄にしまえば良かったが、持ち込めないからこう言うときに困る。 仲川がもっともらしい顔で写っているのが可笑しい。
これも状況次第では5人組だった訳か・・・。
私が見に来ないうちに井上が辞めており、松岡がまた休んでまた復帰していた。
"The show must go on." と言うか「犬は吠えるがキャラバンは進む」と言うか、遣り切れない乾いた気分を引き摺ったまま観覧。
何やら収録が有ったらしく、柏木と渡辺と指原が休み。 休みの告知で指原の名前が出たのを初めて見た。
一部休演と公式ブログに書かれていた佐伯は両膝をぐるぐるとテーピングで固定。 私が見る限りにおいて、全部出ていたように思う。
「天使のしっぽ」
多田が居るのに、曲が始まったら石田が出て来て驚く。
振りも大きくなり、表情に余裕も出て来てはいて、仲谷と並んでも「ダメダコリャ」と言う感じには成らなくなっていた。
見た目に実力が付いて来つつある。
「パジャマドライブ」
玉突き人事で渡辺パートに多田。
衣装は何時の間にかコート着用に戻っていて、季節の流れを感じる。
多田は緩急強弱の付いた綺麗な動き。 仲川はどうだか判らないが、その他の尾木プロ組の三人はモラルが高いので、代演になろうと何だろうと安心して見ていられる。
「純情主義」
井上が抜けた穴には仲谷。 これが実に良かった。
天使のしっぽの可憐な動きから一転して、強く大きく。
片山だけが頭抜けていた感が有ったが、バランスが良くなった。
研究生がチームAの穴埋めのレッスンで忙しいのか、バックダンサーは石田以外チームBの連中。
下手に早乙女、石田、田名部、上手に野口と米沢。
研究生より、なんとなくギラギラした感じなのは「渚のCHERRY」で辛酸を舐めた連中が並んでいる所為か。
「てもでもの涙」
柏木の位置に仁藤。
仁藤は自己紹介の際に今日のテーマとして「振りを大きく」と話していたが、きちんと実践。
仁藤に対する声援が予想以上に大きくて驚いたのだけれど、新らし物好きの客の心理もさる事ながら、AでもBでも一部のメンバーに時折見られた「低いレベルで安定した手馴れた感じ」が無いのが客の心を掴むのだと思う。
仁藤のみならず、研究生の連中は自己紹介の順番待ちの時間に不貞腐れたように立っている事なぞ先ず無い。
「鏡の中のジャンヌ・ダルク」
指原も休みなので、真ん中に瓜屋。
特に動きが良い訳ではなく、むしろもっさりした感じすらしたのだけれど、今日の瓜屋は今まで見た中で一番良かった。
良かったと言うか、今出来る事を精一杯やっているのが伝わって来たと言うか。 微笑を絶やさない仁藤や自信たっぷりな石田と較べると、余裕の無い硬い表情だったりするのだけれど、何と言うか味のある表情をしていた。
間繋ぎでは、早乙女に罰ゲームをさせるために仕込まれた「成瀬理沙ゲーム」で、予定調和の罰ゲーム。
罰ゲームは「格好つけて童謡を唄う」と言うものだったが、歌詞がわからなくなって詰まると「やり切れ、早乙女!」と米沢あたりから突っ込。
早乙女はなんとかやり切って、ちと弱いが落ちはち付けていた。
研究生と研究生上がりの仁藤は出入りが激しく、後半の全体曲は出たり出なかったり。
そんなこんなでアンコール明けの研究生コーナーは無し。
石田も瓜屋もチームBの自己紹介には出させてもらっていたので実害は無く。
「白いシャツ」で終演。
渡り廊下の三人が最後まで残って挨拶をして掃けてから「大声ダイヤモンド」のPV上映。
「大声ダイヤモンド」PV
話には聞いていたが、まったく知らん人が大写しになって驚く。 「あぁ、秋元だな・・・。」と醒めた気分で最後まで。
小芝居たっぷりなのだけれど、脇に廻って光る宮澤や大島(優)や秋元にチームKの強さを感じた。
女子高の文化祭で出し物をやる設定なのだけれど、振り付けが憶えられなくてしつこく反復練習をさせられた前田がキレてトンズラをこくシーンが有り、あまりにリアルな黒前田っぷりに驚く。
その他大勢の役で、そこかしこに井上が写っている。
このタイミングでは編集で消せなかったのだろう。 井上の名前はCDに記載されるのだろうか?
虎死して皮を残す。