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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2009-07-27 盆と正月 [長年日記]

_ AKB48 チームK公演(おやつ ※7/26)

昨日に続いて私的初日。 盆と正月が一遍に来た。 西田和昭は来ない。
キャンセル待ちだったが何とか抽選枠内でチケットは買えた。 抽選入場の籤運は可も無く不可も無く、昨日と全く同じ席に座る。

影アナは秋元。 定型文のうちは抑制された声で静かに読んでいたが、読み終えて自分の言葉で喋りだした途端に声のトーンが上がり、バリバリ音が割れる割れる。 これぞ秋元。

河西、倉持、佐藤、松原の小芝居から始まり、中原中也の「汚れつちまつた悲しみに」の朗読に移り、曲が始まる。
芝居の発声(もしくはそれに近いもの)が出来ているのが、この日は増田と秋元くらいしかおらず、客が沸く度に台詞が聞こえなくなるのが難。
芝居そのものは上手く作ってあったので、惜しい。

大島、奥、小野、大堀、野呂、宮澤が休演。 チームBから片山、研究生から石田、岩佐、鈴木、野中、松井が代演。

片山は昨日とは髪型から動きから全て変えてチームK仕様にして来ており、全体曲とユニット曲でも違う色を出していた。 良い仕事。
研究生は石田が安定して良く、岩佐も良い動き。
野中が少々危うい感じだったが、松原が細かくフォローしていた。

今日も何やら落し物を見つけて、動きの中で拾う小林。 拾いマスターの面目躍如。
落ちていたのは秋元のカチューシャ。 「秋元才加、21歳初落し物だね!」と小林。
序盤は表情も動きも硬かったが、このあたりから本来の小林らしい明るさが出てきていた。

佐藤が一人コント的な小芝居を入れ込んだ自己紹介。 佐藤の仕込む根多は無駄な部分を刈り込んできちんと練っているので、客を引っ張り込んで笑わせる。

エンドロール(梅田、倉持、増田、松原)
ヘッドセットマイクで激しく踊りながら歌う一曲。
休演が出てもこう言う曲が成り立つのもチームKならでは。
梅田は枝葉の処理が上手くて華やか。 松原は幹がしっかりしている。 四方柾の美しさ。

わがままな流れ星(片山、小林)
小林らしい、コミカルな曲。 小林は常に宛書きで良い曲を貰っている。
片山は曲に(・・・と言うか小林にと言うか)合わせて、きっちり歌いつつコミカルな部分を出していた。

愛の色(石田、鈴木、近野、増田、松井、松原)
増田と松原で対になるってのも久し振りに見た様な気がするが、松原が自信を持って演っているので、押し出しの強い増田に負けず良いバランス。
近野はチームKの色に染まりつつ、自分の色も出せていた。 チームKの精神のリレーは、上手く行っているようだ。

抱きしめられたら(☆河西、佐藤、倉持)
横並びの曲が多い中、珍しくセンターのはっきりした曲。
キャプテンマークをつけた河西は相変わらずあざといまでの「可愛い自分」を演出。 出来るだけ冷静に観ようと思っているのだけれど、河西を直視すると自分を見失いかけるくらい良く出來た自己演出。 シャッポを脱ぐ。
河西が盛り込む芸風だとすると、佐藤は刈り込む芸風。 動きに無駄が無い。

虫のバラード(秋元)
秋元がソロで歌い上げるロッカバラード。 好きな曲ではないが、秋元の任には合っている。
AKB48でソロの曲と言うと、引き込む星野、魅せる大島だったが、秋元は「聴かせる」。

秋元は帽子を落としたまま捌けて行き、間繋ぎに出てきた梅田・近野・松原が片付けていた。

後半の片山。 押したり引いたりの加減が面白い。

刈り込んで無駄を省いた動きの佐藤の横に来ると、岩佐の動きに無駄な枝葉が多いのが判るが、今はこれで良いのだと思う。
中西優香がそうであったように、立場が人を変えていくのだと思う。 まだ落ち着かなくて良い。

曲そのものピンと来なかったのだけれど、見応えのある良い公演だった。
曲そのものに聴かせる力が少ないので、ユニットの全てが弁当幕に成り兼ねない危うさを孕んでいるのだけれど、力技で見せている。
誠にチームKらしい公演だった。

研究生にとっては、客観的に見て損得だけで考えたらチームAに昇格するのが一番得なのだけれど、そこを敢えてチームKに昇格したいと言はしめるだけの物は確かに有る。
この腕っこきの中で揉まれる経験は、必ずプラスに成ると思う。
現に近野は、以前見たときより格段に良くなっていた。

_ 研究生雑感

相当難易度の高い事を要求されている筈なのだけれど、岩佐と鈴木の表情や動きからは「ここに出られる喜び」が感じられた。
色々有って、本人達に関係無いところで7期の印象が悪かったのだけれど、この二人で認識が改まった。
よくやっているし、よく出来ている。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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