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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」
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投票などするな!
投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。
1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より
2011-01-10
まとめて更新
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長年日記
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週刊プレイボーイ 2011 01・02合併号
AKB48(板野友美、柏木由紀、指原莉乃、高橋みなみ、前田敦子、松井珠理奈、松井玲奈、渡辺麻友)
8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影はお馴染み今村敏彦。
NEXT GENERATION 2011 と銘打って、AKB48・SKE48から8人。 今年もプレイボーイはAKB48と一蓮托生らしい。
NEXT GENERATION と言う割りに変り映えのしない面子だと思ったら、二十歳以下と言う事らしく、篠田、小嶋、大島が抜けている。
最初のページは指原、松井珠理奈、渡辺と、若い順から三人。
見開きで8人横に並べてから、二人一組で1ページずつ、最後に残りの5人。
二人ずつの組み合わせが面白い。
・前田と板野 → 古参中核メンバー
・渡辺と松井珠理奈 → 若い二人
・柏木と松井玲奈 → 白くて長細い二人
・高橋と指原 → 水着映えせず、笑顔のぎこちない二人
今村敏彦らしい、生きた表情(一部除く)で撮れている。
指原莉乃は、申し訳無さそうなりに良い表情。 以前のような陰惨なグラビアにはなっていないので、消極的乍ら評価。 反面、高橋みなみは欠片くらいしかその良さが出ていない。
渡辺麻友は相変わらずの金太郎飴で、無機質且つ画一的な笑顔。 ハズレが無いのは流石。
松井珠理奈は珍しく全篇あどけなさの出た年相応の表情。 妙な気負いが無くなって表情が生きてきた。
前田敦子は機嫌の良い前田。 板野友美も例によって良い仕事。
柏木由紀はまだぎこちないが、何かしら考えて撮られている風ではある。
松井玲奈は、・・・何と言うか、寒そう。
余計なキャプションは少な目。 写真も素直に組んであって、米村弘光の衣装も効果的に使ってある。
プレイボーイのAKBグラビアでは、これまでで一番の出来。
AKB48の夢叶ッ!
投稿連載ページには多田愛佳。
「苦手なファンっている?」との質問に対して
「俺の名前覚えた?」って強く聞く人。 そうじゃなくて、私の好きなアニメのコスプレをしてきてくれると覚えるしうれしいです(ニコッ)。
(原文ママ)
・・・と巧い返し。
蓬莱の玉の枝とか、雀の子安貝とか、そう言うものを持って来いと言われることが何を意味しているのか、よく考えよう。
竹富聖花
6ページ8カット。 こちらも撮影は今村敏彦。
綺麗・可愛らしさと生々しさの程よいバランス。
笑顔はまだ硬いが、それ以外は引きの強い表情。
先が楽しみな逸材。
岩佐真悠子
袋綴じグラビア、8ページ12カット。 撮影は栗山秀作。
ミスマガジンで出てきた頃は踏ん付けられたカエルみたいな表情で写る事もあったが、もはやそのような事も無く、全カットハズレ無し。
大人びた容姿に、漸く実年齢が追い付いた感じ。 役者馬鹿っぷりが良い方向に振れた女優グラビア。
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週刊プレイボーイ 2011 03・04合併号
前田敦子
表紙と巻頭グラビア8ページ8カット。 オマケ巨大ポスターも付いて来る。 撮影は渡辺達生。
何度も書いているが、渡辺達生は定番の晴れた海辺でのグラビアより、屋内撮影の方が上手いと私は思う。
今回も全篇良い出来で、3ページ目4ページ目が秀逸。
特に3ページ目は、これまでに無い前田敦子。 こんな未知の引き出しが残っていたとは。
オマケポスターの方は定番の紋切り型の笑顔なのだけれと、これはポスターと言うものの性格上致し方ない。
割り付けは素直で余計な文字も入らず、写真の力で押す構成も潔い。
にわみきほ
6ページ8カット、撮影は関根和弘。
構図も表情も悪くないが、カットごとに露出がバラバラに。 被写体に露出が合っていないカットが多過ぎる。
カメラ任せで撮ったグラビアの悪しき典型。
中澤裕子
6ページ7カット、撮影は熊谷貫。
事務所の意向なのか何なのか、ゴリゴリ押して撮る熊谷貫にしては及び腰のグラビア。
4ページ目の下のカットのみ、"らしい"写真。
下手に白く飛ばして歳を誤魔化すより、時分の花を生かした方が中澤裕子の今の美しさは切り取れると思うし、それだけの腕はあるカメラマンだけに残念な出来。
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週刊ビッグコミックスピリッツ 2011 05・06合併号
前田敦子
表紙と巻頭グラビア7ページ15カット、オマケでスケジュールシールなるものが付く。 撮影は桑島智輝。
プレイボーイも良い出来であったが、こちらではまた新たな引き出しが開いた。 機嫌が良いとか悪いとか、そんな次元ではない「無防備な前田」。
表情もポーズも、危ういくらいに無防備なのだけれど、「両手ぶらり戦法」のような意図的なものは感じさせない。 使いたくない表現になるが、自然な表情。
そしてその無防備な前田を上手く切り取って写ってはいけない物を構図から取り除き、隠す、桑島智輝の腕の冴え。 眼福。
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週刊ヤングジャンプ 2011 06・07合併号
篠田麻里子
表紙と巻頭グラビア8ページ10カット。 オマケで両面ピンナップ。 撮影は Takeo Dec.
篠田麻里子らしい、隙の無い10カット。 過不足無く営業用の篠田麻里子を出しており、ハズレの表情は無い。
一時期は迷走している感もあった Takeo Dec. だが、ハイキー乍ら彩度を上げた"らしい"仕事振り。
好みではないが質の高いグラビア。
はねる girls(滝裕可里、前田希美、西田有沙、森田涼花、高梨臨、内田理央)
巻中グラビア9ページ9カット。 撮影は桑島智輝。
集合で1ページ、あとは一人1ページずつ。 集合のみ晴れ着で、個別の写真は水着。
この水着の写真がどうかしていて、炬燵のある和室でそれぞれに正月らしい小道具をあしらっての撮影。
「炬燵」「水着」「お正月」で作らせた三題噺のような無茶なグラビアなのだけれど、その場にあるものを組み上げて撮る技に長けた桑島智輝が秘術を尽くして何とかしている。
出来としてはさほど良くないが、無理難題をよくこなしたと思う。
まゆゆ漫画家計画 (第5回)
今回もグラビア1ページ、インタビューで1ページ、漫画2ページ。
・・・なのだけれど、スケジュールがカツカツな上にもカツカツだったらしく、グラビアの写真は10月の中頃に編集部で撮ったと思われる一枚。 インタビューも渡り廊下走り隊の撮影時に捩じ込んでいる。 そんな訳で今回は、グラビア部分は門嶋淳矢、インタビュー部分が桑島智輝の撮影。
インタビューそのものもヤッツケのデッチアゲに近いのだけれど、読み物として許容できるものにはしてきているのが泣かせる。
漫画の方は、この状況下で原稿を落とさなかっただけでも褒めて良いが、あまりの忙しさに何かが弾けたのか、ストーリーに妙な勢いがある。
楽しかぁ無いと思うが、漫画の締め切りに追われるなんざ中々体験できる事ではない。 この先どこかで生きてくると思う。
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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨
文責:墨田ペトリ堂
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