ぱすぽ☆ワンマンフライトのマチネとソワレの間に無料ミニライブ。
ぱすぽ☆を観に来た客の7~8掛けくらいの入り。
開演前に友人と「pass-diaは可能でも、その逆は未だ無理なのではないか。」「出来たとしても初期の曲。 少女飛行あたりは出来ない。」などと話していたら、口開け一曲目がまさかの ぷれぽ☆ (和泉テルミ、岡村明奈、竹田愛、松本ルナ、村上麻莉奈、水野まい)で Pretty Lie 。 これが思いの外うまく出来ていて驚いた。
本家ほどのキレは無いが、本家には無い妙な色気が有った。
これは動ける順に上から六人引っこ抜いたってのも有るとは思うが、それだけ地力が付いたと言う事でもある。
一曲終わって残りの連中が出て来て、ぷれぽ☆は着替え。 着替え待ち間繋ぎの後は自己紹介もそこそこに持ち歌五曲総棚浚え。
曲毎の立ち位置の確認に時間が掛かる為、多少間延びした感は有ったが、五曲続けて演り切ったってのは大きい。 客席も盛り上がったし、何より舞台の上の面々の充実感と自信に満ちた表情が良かった。
途中で衣装破壊系の奇禍に遭ったメンバーも居たが、とりあへず舞台の上に留まって一と公演勤めおおせたってのは褒めてよい。
肩紐が切れたりする不測の事態とは異なり、防げたトラブルであったようにも思えたが、とまれ大過なく終わって良かった。
初期からpre-diaを観ていた友人曰く、「個々のメンバーのファンは多いが、グループとしてのファンが少ないのが ぱすぽ☆ との違い」
これは ぱすぽ☆ と違い、それぞれがそれぞれに「pre-dia前史」を背負っているからなのではないかと思うが、この辺りを変えよう、グループとしての纏まりや魅力を出していて行こうとする意思が、自己紹介を簡略化して楽曲で押すステージの構成からも感じられる。 そしてそれは今のところ成功しているように思う。
One for all みたいな自己犠牲の精神ではなく、見つけた居場所をより良くしよう、高めようとする意思を象徴しているのが、青山玲子のブログのこのエントリ
青山玲子として行くんじゃなくて、プレディアとして初めてテレビ収録したいんです の一文が胸を打つ。
私のようなルンプロ無産者にとって、pre-diaを実際に見るのに掛かるコストは高が知れているにしても、観る為に付ける踏ん切りと言うか跨ぐ心の敷居は高い。 なんと言うか「過ぎた贅沢」に思えるのだけれど、それを乗り越えさせるだけの力が、今のpre-diaには有る。
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