家でだらだらしているうちに昼になってしまい、泡喰って家を出たものの、電車が遅れたりなんだりで結局時間ぎりぎりの到着。
イベントスペースの場所が分からないのでどうしようかと思ったところに血相変えて駆けていく『血煙高田の馬場』の中山安兵衛みたいな若者。 もしやと思って後をついて行ったらイベントスペースだった。
ステージ前はCD購入時に配られる優先入場券を持った人々で大恐慌の時の東京渡辺銀行の前みたいな事になっており、二階バルコニーも近いところは既に鈴なり。 一寸遠いが観やすい所を確保して開演待ち。
たまプラーザテラス ゲートプラザ1F の「フェスティバルコート」は、石造りの円形ステージ。 さほど広くも無く高くも無いが、ショッピングモールの中庭みたいな感じ。 東急らしく敷地にゆとりを持たせてあるので、埼玉や千葉のショッピングモールとは違い開放感がある。
ステージ後方は子供を遊ばせるための人工芝の広っぱになっているのだけれど、警備のお兄さんが仁王立ちして立ち見はさせないようにしている。 この辺りがユニバーサルの絶望的に駄目なところで、小さい子供を連れた家族を客予備軍として見ていない上に、排除しようとさえしている。
そりゃまぁホイホイ金落としてくれるような甘い客ではないけれど、敢えて印象を悪くするような邪険な扱いをする意味が分からない。
結局、親子連れは遠巻きに観ていた。
定時を少し過ぎた頃合にバラバラとステージに登場。 何時もは楽屋で済ませてくると思うのだけれど、円陣を組んで気合を入れてから「ウハエ」。
全体的に声は枯れ気味だが、動きの切れは良い。
ショッピングモールでは通常コールは禁止になっている筈なのだけれど、客席を執拗に煽る森詩織。 今回は良いらしい。
自己紹介から Hello → GPP → キス=スキ と三曲続けて。 贅沢とは恐ろしいもので、最早三曲続けたくらいでは驚かなくなってしまった。
一々余計なことを入れ込んでくる玉井杏奈が楽しい。 古い演り慣れた曲ほど自由。
曲間の挨拶での「ありがとうございます」に心が篭っていないと駄目出しを食らう槙田紗子のぐにゃりと言い訳する様が可愛い。
マテリアルGirl で一旦〆。
クルーが控え室に向かうや否やアンコールの声が掛かる。 道端の子供を捕まえてアンコールを強いる赤と緑の魔女。
あっという間に戻ってきつつ、アンコールまで煽る森詩織。
SeeYouAgain → 夏空ダッシュ と二曲終わったところで根岸愛、一転して沈んだ声で「むっしゅ(佐久間夏帆)から大事なお知らせがあります」
終演後のアトラクションの案内かと思いきや、年内にて ぱすぽ☆ を辞めるとの発表。
説明は要領を得ないと言うか奥歯にモノの挟まったと言うか、そんな感じでありつつこちらも冷静に話を聞ける精神状態でもなく、なんだかわからないまま。
帰宅したら本人のブログにて「ご報告」のエントリが上がっていた。
この間、客席後方に目をやるとユニバーサルの福田。 スタッフにはスタッフの職域と職分があり、先ずはそれを全うするべきなのだけれど、この人はどうも客とスタッフの立場を使い分けているようなところがある。 だから無駄に高圧的な割りに客に舐められる訳なのであるがそれはさておき。
ぐだぐだに成り掛けつつも、少女飛行で〆。
らしくない、湿っぽい最期だなぁ・・・と思っていたら、Wアンコールで Let it Go!!。 明るい曲でなんとか持ち直して終演。
何故ショッピングモールのイベントで発表するのか、何故この時期に。 なぜ?の嵐 の中帰宅。
文字通りの「暗い日曜日」となった。