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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-12-04 Sombre Dimanche [長年日記]

_ ぱすぽ☆ アルバム発売イベント@たまプラーザ

家でだらだらしているうちに昼になってしまい、泡喰って家を出たものの、電車が遅れたりなんだりで結局時間ぎりぎりの到着。
イベントスペースの場所が分からないのでどうしようかと思ったところに血相変えて駆けていく『血煙高田の馬場』の中山安兵衛みたいな若者。 もしやと思って後をついて行ったらイベントスペースだった。

ステージ前はCD購入時に配られる優先入場券を持った人々で大恐慌の時の東京渡辺銀行の前みたいな事になっており、二階バルコニーも近いところは既に鈴なり。 一寸遠いが観やすい所を確保して開演待ち。

たまプラーザテラス ゲートプラザ1F の「フェスティバルコート」は、石造りの円形ステージ。 さほど広くも無く高くも無いが、ショッピングモールの中庭みたいな感じ。 東急らしく敷地にゆとりを持たせてあるので、埼玉や千葉のショッピングモールとは違い開放感がある。
ステージ後方は子供を遊ばせるための人工芝の広っぱになっているのだけれど、警備のお兄さんが仁王立ちして立ち見はさせないようにしている。 この辺りがユニバーサルの絶望的に駄目なところで、小さい子供を連れた家族を客予備軍として見ていない上に、排除しようとさえしている。
そりゃまぁホイホイ金落としてくれるような甘い客ではないけれど、敢えて印象を悪くするような邪険な扱いをする意味が分からない。
結局、親子連れは遠巻きに観ていた。

定時を少し過ぎた頃合にバラバラとステージに登場。 何時もは楽屋で済ませてくると思うのだけれど、円陣を組んで気合を入れてから「ウハエ」。

全体的に声は枯れ気味だが、動きの切れは良い。
ショッピングモールでは通常コールは禁止になっている筈なのだけれど、客席を執拗に煽る森詩織。 今回は良いらしい。

自己紹介から Hello → GPP → キス=スキ と三曲続けて。 贅沢とは恐ろしいもので、最早三曲続けたくらいでは驚かなくなってしまった。
一々余計なことを入れ込んでくる玉井杏奈が楽しい。 古い演り慣れた曲ほど自由。
曲間の挨拶での「ありがとうございます」に心が篭っていないと駄目出しを食らう槙田紗子のぐにゃりと言い訳する様が可愛い。
マテリアルGirl で一旦〆。

クルーが控え室に向かうや否やアンコールの声が掛かる。 道端の子供を捕まえてアンコールを強いる赤と緑の魔女。
あっという間に戻ってきつつ、アンコールまで煽る森詩織。
SeeYouAgain → 夏空ダッシュ と二曲終わったところで根岸愛、一転して沈んだ声で「むっしゅ(佐久間夏帆)から大事なお知らせがあります」
終演後のアトラクションの案内かと思いきや、年内にて ぱすぽ☆ を辞めるとの発表。
説明は要領を得ないと言うか奥歯にモノの挟まったと言うか、そんな感じでありつつこちらも冷静に話を聞ける精神状態でもなく、なんだかわからないまま。
帰宅したら本人のブログにて「ご報告」のエントリが上がっていた。

この間、客席後方に目をやるとユニバーサルの福田。 スタッフにはスタッフの職域と職分があり、先ずはそれを全うするべきなのだけれど、この人はどうも客とスタッフの立場を使い分けているようなところがある。 だから無駄に高圧的な割りに客に舐められる訳なのであるがそれはさておき。

ぐだぐだに成り掛けつつも、少女飛行で〆。
らしくない、湿っぽい最期だなぁ・・・と思っていたら、Wアンコールで Let it Go!!。 明るい曲でなんとか持ち直して終演。
何故ショッピングモールのイベントで発表するのか、何故この時期に。 なぜ?の嵐 の中帰宅。
文字通りの「暗い日曜日」となった。

_ UTB+ 2012 1月増刊 続々

小川涼
4ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
曇天の新宿西口と、学校と思しき屋内での撮影。11歳とは思えない大人びた表情とスラリとした体形(163cm!!)。 制服っぽい衣装なので少なくとも小学生には見えないのだけれど、ブレサーの弛み方で中身の細さを知る。
この先1~2年の間に大きく変わると思うので、忘れずにチェックして行きたい。

根岸愛(ぱすぽ☆)
6ページ7カット、撮影は藤本和典。
貶すほど悪くは無いが褒めるほど良くも無い出来、モデルがどう撮れば映えるか探る営為が足りない。
根岸愛の顔のパーツの中で色気を担っているのは唇。 上唇の一寸めくれた感じのところが、口を半開きにすると艶かしい。
全体的に清楚な中でのそれが良いアクセントになるのだけれど、口を引き結んだり笑ってしまったりすると上手く引き出せない。
もちろんそれだけで構成してしまうのも良くないのであるが。生かして撮れているのが3ページ目と5ページ目上段のみと言うのは寂しい。
これは撮られる側にもどう撮られると映えるのかについての意識が薄い所為。 どんな表情が武器になるのか判らないまま撮られている。 この辺りの詰めの甘さが「らしく」ある訳でもあるが。
根岸愛は接触系イベントでの白兵戦では無敵に近くて、ツイッターで八千人を相手にしても自在に翻弄できるだけの腕は有るのだけれど、自分の強さについて無自覚と言うか、能力を上手く使えていないのでメディア対応は上手くなかったりもする。 その辺りはまた別項にて。
最後のカットは握手会的アングルから。 こんな感じの角度ではあるが、実際はもっと表情豊か。

小池唯
5ページ8カット、撮影は長野博文。
最新写真集のアザーカットなのだけれど、小池唯はいつもの小池唯で、ただただ可愛らしい。 表情に幅を求めるほうが野暮で、可愛いものをそのままま愛でるべきなのだろう。
今回の見所は、長野が好まない光量過多でどう仕上げているかと言うことに尽きる。
2ページ目上段の夕景の色味が面白い。

鞘師里保
4ページ11カット、撮影は佐藤裕之。
テーマが「東京探索」と言うことで、格子柄の鹿撃ち帽に二重回しに黒の半長靴と言う探偵スタイル、しかしスカートはミニ。 面白い出で立ち。
表情は割りと単調なのだけれど、ディック・ブルーナの描くナインチェ・プラウスのような、岸田劉生の描いた愛娘のような、無表情故に様々な解釈が成り立ち、そして切り取り方次第で如何様にもなる顔立ち。
ダブダブの服も様になっていて、ちょこなんとしゃがんで虫眼鏡を構える図などは何とも言えず良い。
可愛らしくもあり、それでいて芯は強そうでもあり、撮り方一とつで印象の変わる逸材。

鞘師里保 vs 工藤遥
2ページ4カット、撮影は佐藤裕之。
新連載の告知方々2ページ。
当世風美少女の工藤遥と並べると、鞘師里保の特異性が際立つ。

関根梓(アップアップガールズ(仮))
5ページ7カット、撮影は長野博文。
長野博文の撮影手法との相性が良かったのか、単調ながら適度に肩の力が抜けた表情。
3ページ目の膝立ちしたカットは人の悪い撮り方なのだけれど、目の付け所は良い。
粗は隠すのではなく、どう見せるか。

矢島舞美
6ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は佐藤裕之。
最新写真集からのグラビア。 気が付いたら随分と大人びていたのだけれど、その理由がインタビューで語られている。
今回のグラビアで特筆すべきはこのインタビューの内容の深さ。
写真を撮る人撮られる人、とくに撮られる人には一読をお奨めする。

真野恵里菜
6ページ8カット、撮影は栗山周作。
多忙さからか一寸窶れ気味で目の下に隈の棚田が出来ていたりもするのだけれど、良い仕事に恵まれている充実感からか表情は明るい。
例の写真集も増刷が決まったとのこと。 良いものが売れるのは、矢張り嬉しい。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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