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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
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寒空文庫(仮)
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2012-04-01 任期を終える [長年日記]

_ Tokyo Tower presents DIAMOND VEIL(2012.3.31 小林香菜担当最終回)

東京タワーイメージガールの任期を終える小林香菜にとって、イメージガールとしての最後の仕事。
折井あゆみ以来、足掛け4年続いたAKB48絡みのイメージガールも、とりあへず小林でお仕舞い。 イメージガールそのものも小林が最後で、来年からはアンバサダーと言うものになるらしい。
(ついでになんだかんだで続いていた私の東京タワー通いもお仕舞い。)

AKB48草創期に初のレギュラーラジオ番組として放送されていた「よんぱちアフター」を担当していた柴田聡と言う最良の補佐役(小林の難点は心を開くまでに時間が掛かる事なので、以前から知っている人・慣れている人だと話が早い)を得て、番組開始当初から小林らしさが判り易く引き出して貰えており、総集編として年度頭まで遡ってもきちんと面白い。
これはスロースターターな小林香菜にしては珍しいことで、このあたりも「成長」と言って良いと思う。

大展望台の窓の数を調べる際に掛け算が出来ないことが発覚したり、そこをツッコまれて「人生足し算」と嘯いたり、愉快な頓珍漢ぶりがクローズアップされて明るく終わるのかと思いきや、18分くらいで小林の涙腺が決壊。
小林香菜が感情を顕にするというのも珍しいことなのだけれど、それもこの番組を担当するにあたってスタッフから感情をきちんと出すように指導された賜物であったようだ。
つられてか喋りのプロの柴田聡が声を潤ませる場面もあり、不可能を可能にし可能を不可能にする小林香菜の不思議な力が作用した最終回となった。
最後に小林のリクエストで一曲、「青空のそばにいて」。 私の涙腺も決壊。

東京タワーイメージガールを勤めおおせたことで、小林香菜は数ではなく質において得難い経験を詰めたと思うし、それが結実しつつあることを見せて任期を終えられたのも喜ばしいことであった。

_ 落語FREEDOM (第9回 2012.3.28)

「動物園」春風亭笑好
「太鼓腹」瀧川鯉太
「鼻ねじ」春風亭笑松
<中入り>
「荒大名の茶の湯」笑福亭和光
「宿屋の富」昔昔亭桃之助

仕事帰りにバス停まで走って両国亭へ。 二た月に一度、奇数月の28日に開かれる芸協若手の会。
開演が六時半と早いので毎度駆け込みになるが、たっぷり見られてへらへら笑える私向きの会。

鯉太さんは真打の披露目を「笠碁」と「転失気」廻して乗り切ったとは思えない充実振りで、ここのところ毎回違う根多を掛けて来る。 受付の人と「実は百席くらい持ってるんじゃないか」と話したり。
和光さんの「荒大名の茶の湯」は釈種の地噺。 間が絶妙で、私にしては珍しくゲラゲラ。

笑松さんの「鼻ねじ」。 興津要先生の「古典落語」で読んだか何かで筋は知っているのだけれど、口演は初めて。
音曲が挟まる噺なのだけれど、貧弱な音響設備で裏方もよくやったと思う。 面倒なので定席にはあまり足を運ばないのだけれど、こう言う噺は矢張り下座さんのいるところで聴きたい。 そう思わせる出来でもあった。
満足して帰宅。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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