すっかり熱心なメグリアイファンみたいな事になっているが、今日も夕方から押上へ。 スマートフォン向け配信番組を観覧。
一寸早目には着いたのだけれど、整理券に振られた番号が若くて驚くと同時に厭な予感。
番組本編は浅原の持ち込み企画の「ヘリウムガスを吸って声を変えて暴露トーク」がガス切れで沙汰止みとなり、五月三日のショーケースでお披露目となる4期メンバーの人となりなどを語り合う企画に差し替え。
何人入るかはまだ秘密との事であったが、会話の中の「どっちか」「もう一人」などから二人であろう事は察せられた。
企画が企画として成り立っていないなど、段取りそのものはまだ良いとは言えないが、そこで用意してきた二の手三の手を繰り出して持ち直すなど、少しずつ番組としての体は成しつつある。
番組本編終了後に、現地観覧特典としてミニライブ。
最初期の「ふり向いて」「ネライ撃ち」と最新曲の「恋の果実」、あまり演らなくなってしまった曲と、まだあまり演られていない曲の組み合わせ。
曲数は少ないながらも、それなりに広い舞台とやわらかく光の廻る照明、何より座って観られるのが年寄りには嬉しい。
つ離れしない入りのライブと言うのは、演る方も心穏やかには演り辛いとは思うが、観る方は観る方で気が重い。
悔しさであったり、遣る瀬無さであったり、歯痒さであったり、負の感情が湧いてしまうのは仕方が無いとして、それを舞台の上に立つ人間としてどう処理するか、その答えの出し方にメンバーそれぞれの個性が現れていた。
「それはそれ」として通常営業を心掛けようとする山田渚。
意図しているのかいないのか、時折表情に影が差す坂本。 影が差したと感じた次の瞬間にはもう微笑んでおり、影が差した事に気づかぬ人も居るであろう。
感情の奔流に抗う浅原と山中。 今日は今日として、明日以降のライブには切り替えて臨めるとお互い幸せなのであるが。
岡崎みさとは、逆境に置かれれば置かれる程、輝きを増す。
正確な言い回しは失念したが、どんな場所でも「俺が(落語を)やる場所が神殿なんだ」と語った立川談志にも通ずる気概。 岡崎みさとと同時代に生きている幸せを噛み締める。
観たいときにふらっと行っても苦労せずに観られる現状は有難いが、もう少し客が増えてくれないと先々が不安。 売れて欲しい。