トップ «前の日記(2013-09-29) 最新 次の日記(2013-10-12)» 編集

墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2013-10-06 ピクトリスリスムへの回帰 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2013 42号

池田ショコラ
ほぼ水着で7ページ8カット、撮影は桑島智輝。
表情も単調、ポーズもぎこちないが、そこから探り出すように映える表情を切り取って行く。
モデルとしての引き出しの少なさがカメラマンの「何とかする力」を引き出している。

岡田紗佳
5ページ5カット、撮影は桑島智輝。
こちらは打って変わって撮られるのに長けたモデルで見せ方も知っているのだけれど、不思議なもので写真としてはあまり面白くない。

最上もが
巻末グラビア5ページ7カット、撮影は柴田フミコ。
女性スタッフだけで撮ったとのことだが、コントラスト高めでハイキー、私の嫌いな要素は多いものの写真としては美しい。
ピクトリアリスムに回帰したかのような絵画的構図と調色のような濃い色遣いも面白く、7枚が7枚、そのカットだけでも写真として成立する強さがある。
大きなサイズで見たい。

_ 週刊ヤングジャンプ 2013 43号

柏木由紀
巻頭グラビア10ページ14カット、撮影はTakeo Dec.
もっともらしい顔も出来るようになってきた柏木だが、ロケーションで台無しにされてしまった。
眩しがりが無理にでも目を開けていられる様になったのは進歩なのかもしれないが、そうならないような状況下で何故撮ってやれないのか。
Takeo Dec.も光を背負わせたり屋内で撮ったり手は尽くしているが、焼け石に水。
5ページ目6ページ目あたりと巻中グラビアは悲惨の極みだが、2~3ページ目の見開きはよく撮れているし柏木も柔らかな表情。
しかし柏木由紀、髪の状態は良くないし、講談社並の漆喰レタッチと言うことは恐らく肌も荒れているのであろう。
根拠はなく、経験則に基づく邪推と言えば邪推と言えなくもない私見ではあるのだけれど、柏木にしても倉持にしても素材の割にグラビアとなると惨憺たる出来になってしまうのはマネジメントをしている人間が官僚的に規制するだけで素材を生かす工夫をしていないからではなかろうか。
実にもったいない。

瑞木もえ
巻末グラビア5ページ11カット、撮影は関純一。
まだそんなには撮られ慣れていないと思うのだけれど、気負いなくカメラと向き合えていて表情も柔らかい。狙い過ぎない構図も好ましい。

_ 週刊ヤングジャンプ 2013 44号

上西恵
7ページ15カット、撮影は佐藤裕之。
整った顔立ち、諧調の豊かな表情、程良く肉感的な体型。 さりながら上背はあまりなく、ウエストも割かしゆったり。
この美点と粗をうまく生かしたり消したり、切り身でも刺身でもなく、酢や昆布で〆たような撮り方で組み立てたグラビア。
1ページ目や2ページ目下段など、屋内に差し込んでくる光による陰影の描き出し方も巧い。
憂い顔が良いのだけれど、それを生かす為に可愛らしく笑ったカットも挟み込む構成も良い。

山地まり
5ページ6カット、撮影は桑島智輝。
笑顔が一種類、正面から撮ると固まってしまい、ポーズをとらせると肩に力が入りすぎてしまう。
表情とポーズが硬いのの原因はエグ過ぎる水着にもあるのではないかとも思うがそれはさておき、こう言う厄介な素材を与えられて5ページ分埋められるだけの写真は上げてくるのがカメラマンの腕。

_ Dorothy Little Happy「ASIAN STONE」リリース記念イベント(亀戸サンストリート)

職場を早々に退散してサンストリートへ。
六時半前に何とか到着すると既にベンチ席は埋まっており、仕事帰りと思しき背広の人々が二重三重に立ち見で取り巻く。 平日のこの手のイベントとしてはかなりの盛況。

開演前に軽くリハーサル。 曲がなかなか出ないなど、この会場のPAのダメさ加減が出たりしつつも新曲の「ASIAN STONE」のさわりを確認。

アイドル客特有の奇矯な振る舞いは商業スペースと言うことで禁止となっており、手拍子のみでの観覧。
これはこれで良い・・・と言うか、私はこの方が落ち着いて観る(聴ける)ので有り難い。

どこか連れていって
ASIAN STONE
set yourself free
諦めないで
恋をしてるの きっと


白戸は低めに二つ縛り、富永は一つ縛り、あとは皆ストレート。 毛先を透いて軽くした高橋麻里の髪がふわりと躍る様が美しい。
衣装はジャケットでもPVでも使われている濃紺のAラインのワンピース。 横に入ったスリット状の切り込みを白い布で繋いである。
裾は後ろ下がりになっていて、同心円では翻らないのだけれど、ここに工夫があるらしく、緩くターンした止め際に慣性質量でウエストのくびれを美しく描き出す。
激しい曲で縦の動きが入ったりターンが早かったりすると、裾の暴れ方が少々汚くはあるのだけれど、ASIAN STONE には合っている。

口開けに聴かせる曲を持ってくるなど、見せると聴かせるのバランスが考えられていた。
声量や質に合わせて適宜裏打ちのコーラスが入っていて、ソロパートで繋ぐ曲でも極端な凸凹は(少なくとも音源上では)目立たない。
マイク音量とオケの音量のバランスが悪く、各メンバーごとのマイク音量のバランスも取られていなかった為にその凸凹が露わになってしまったのが瑕だが、これはこの会場の慢性的な欠点であるので仕方がない。

ASIAN STONE は、曲名を目にした時には「またアジア戦略か・・・」と思ったが、聴いてみると悪くない。
シンセアレンジが三人Dreamを思い起こさせる如何にもな avex 、懐かしくも味わい深い。

4曲目に入った「あきらめないで」は見せる部分を象徴する曲だと思われる。
私はアイドルに限らず芝居でも演芸でも「盛り込む芸」と言うのがあまり好きではない。 なのでこの曲のような鬼気迫るダンスと言うのも苦手であり、ここを見せ場としゃかりきになられても正直興醒めではあるのだけれど、そうせざるを得ない焦燥と言うもののもあるのだろう。

最後はカップリングの「恋をしてるのきっと」で〆。 こちらも聴かせる佳曲。

閉鎖環境でのライブとなると「見せる」「盛り上がる」に力点が置かれて私が求めるものとは異なってくると思うが、こうした落ち着いて観られる機会には、今後も足を運ぼうと思うし、音源に対価を払おうと思う。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
# Dwightsa (2014-02-07 06:43)

priligy experience forum <a href=http://www.rwuk.org/?product=cialis-comments>cialis comments</a> zithromax and bronchitis http://dstvmediasales.com/sitemap.php?farm=comparison-of-cialis-levitra-and-viagra - comparison of cialis levitra and viagra order kamagra india http://dstvmediasales.com/sitemap.php?farm=buy-locally-viagra - buy locally viagra cheap levitra vardenafil



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
1998|11|12|
1999|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|11|
2002|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|07|08|11|
2019|09|11|
トップ «前の日記(2013-09-29) 最新 次の日記(2013-10-12)» 編集