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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2013-11-17 絵に描いたような紋切り型声優グラビアの倦怠と退屈 [長年日記]

_ UTB 2013 6月号

吉本美憂
7ページ7カット、撮影は橋本雅司。
オスカーの例のコンテストでグランプリになったが為にグラビア展開をしているのであろうと思われるが、売り方としては一寸外しているように思う。
表情の種類はまだ少なく、撮られるがままと言った趣。 それでもカメラとはきちんと向き合えており、素材としての良さは感じられる。

木崎ゆりあ
6ページ9カット、撮影は細居幸次郎。
日焼けしやすいタチの木崎を外で水着にする罰ゲームのような企画。
丸さと黒さを生かして可愛らしく撮って貰えてはいるし、スタジオ囲い込みのヤッツケ撮影よりは格段に良い。

大場美奈
6ページ10カット、撮影は小池伸一郎。
復帰から暫くは表情の硬さと曇りが気になることもあったが、漸く気負わずにカメラと向き合えるようになってきた。
小池伸一郎は描き出す背景の線に妙味が有り、5ページ目が特に良い。

白間美瑠
6ページ11カット、撮影は佐藤裕之。 水着に剥かれると借金のカタに売り飛ばされたような陰惨さが出るが、服を着て屋外で撮ったカットは生き々々と。
逆光で撮った6ページ目が良い。

北原里英
7ページ8カット、うち見開き1箇所。 撮影は小池伸一郎。
一寸作り込み過ぎた感は有り、肉感的な唇を生かそうとしたメイクの意図は分かるが上滑り。

朝長美桜・指原莉乃
指原莉乃企画のHKT48グラビア連載、6ページ7カット、見開き1箇所でここに指原。 撮影はMARCO
寄った絵での画面構成は上手いが、引くと矢張り単調。 今回は満開の桜に救われている。
インタビューで滲み出る指原の「カーツ大佐」感。 仲川遥香にしてもそうだが、中途半端なポジションで燻っているより、密林に自分の王国を作ったほうが人生楽しいのではないか。

高山一実
6ページ8カット、撮影は佐藤裕之。 昭和っぽいグラビアと言うことで、三角窓のある国産車(よくよく見たらニッサン サニー1200GL)の助手席であったり、文化住宅の緋毛氈のような絨毯の上であったり、衣装や小物まで含めて凝った道具立て。
ここまでやっても四畳半グラビアにならないのは湿度低めに撮っているからだと思う。

悠木碧・竹達彩奈
5ページ7カット、撮影は能美潤一郎。
当たり障りの無い、絵に描いたような紋切り型声優グラビア。
写真としては退屈極まるが、千駄ヶ谷辺りで撮っているのは面白い。

Mスリー
6ページ6カット、撮影は長野博文。
個別と集合で3カットずつ。 事務所の「こう売りたい」がそのまま出たようなグラビアだが、そこはそれ長野が撮っているので詰まらない出来にはなっておらず、扉の一枚以外は柔らかい表情を引き出している。

吉川友
7ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は栗山秀作。
上手く泳がせて楽しげなポーズと表情を引き出したカットと、落ち着かせて美形感を引き出したカットをバランス良く。
2ページ目右下が「らしい」感じ。

森迫永衣
2ページ2カット、撮影は國方大。
ピントはかなり薄く、もう少し絞っても良いのではと感じる1カット目だが、よくよく見ると合うべきところにピタリ合っていて、背後のボケも美しい。
もっと売れても良いと思うカメラマンの一人。

岩崎名美
6ページ8カット、撮影は長野博文。
長野が大柄なモデルを撮るのも珍しいように思うが、前半の制服でのカットと後半の水着でのカットでメイクの濃淡も含めて色味を変えているのが面白い。 肉感的なモデルを撮っても見られるものに仕上げてくるのに驚く。

Juice=Juice(大塚、宮本、植村)
6ページ6カット、撮影は桑島智輝。
宮本が中央に置かれることが多いが、今回は植村が大きくアップになったカットが使われていて、これの出来が良い。
歳の割に大人びた顔立ちなので、二年三年先に化けてくるのではないかと思う。

和田彩花・福田花音
高校の卒業を記念した一期メンバー二人の写真集からの7ページ7カット、撮影は佐藤裕之。
卒業を絡めているので制服やらスクール水着やらで押す構成。 屋内屋外とも、柔らかく廻した光の中で。

矢島舞美
写真集からの7ページ9カット、撮影は桑島智輝。
写真集では矢島による装飾が施されるらしい。 それを踏まえてか作り込んだ写真が多く、私の好みからは外れるが、過度に眩しがるようなところも無く、上手く撮れてはいる。

_ UTB+ 2013 7月増刊

島崎遥香
水着も有る10ページ13カット、見開き1箇所。 撮影はMARCO。
背景を白く飛ばして被写体を浮かび上がらせたカットが中心。
まぁこれがパブリックイメージとしての島崎遥香なのであろう。 可愛らしく、美しく撮れてはいるし、充分及第点ではあるのだけれと、何度か目にしてしまったあの特別な島崎遥香は此処には居ない。
毎度の事だが引きで日の丸になるのだけはいただけない。

倉持明日香
6ページ7カット、撮影は桑島智輝。
ブツ撮りとしては上手く行っていて、臍を含めて倉持の身体の線や面相に関しては上手く切り取れている。 ・・・が、それだけ。

なんにもない机の引き出しをあけて見る  放哉

相変わらず表情が一種類。

高野祐衣
6ページ8カット、見開き1箇所。 撮影はサトウノブタカ。
さまざまな角度から映える角度を探って撮ってもらえており、1ページ目上段や最後のカットなどは美点の一つである鼻の標高なども生きている。

岡田栞奈・指原莉乃
例の指原企画。 6ページ8カット、見開き1箇所でここに指原。 撮影は國方大。
「体育は5」「人見知りしない明るい性格」と言うことで、スポーツをする格好と制服で。 そう言うのが苦手と言うこともあるが、良し悪しではなく「俺はイイや」と気持ちが一歩引く。 明るく可愛らしく撮られており、写真としての出来は良い。
この陰の無さに私は物足りなさを感じてしまうのだけれど、普遍的に受ける要素では有る。

小島真子
5ページ8カット、撮影きは小池伸一郎。
白ホリで撮ると可も無く不可も無いが、背景として何かがあるカットでは小池伸一郎の画面構成の上手さが冴えている。
ページを行きつ戻りつして気付く3ページ目の4枚の写真の割付けの上手さ。

渋谷飛鳥
小細工抜きで美しいものを美しく撮った6ページ8カット、撮影は桑島智輝。
表情の種類こそ少ないが、気負わずにカメラと向き合えている。
可愛らしく美しく見える角度が広く、撮る角度によって印象も変わるので、表情の単調さは気にならない。
ソニーの自慰手淫の如き売り方で損をしているが、渋谷に限らず素材としての乃木坂46は素晴らしく、対峙したカメラマンの本気が見られる。

工藤綾乃
6ページ8カット、撮影は熊谷貫。
全体として可もなく不可もなく、熊谷貫のルーティンワークの趣。
笑顔は紋切り型だが、それ以外の表情は良い。

星名美津紀
6ページ8カット、撮影は佐藤裕之。
ハウススタジオと思しき屋内での撮影。 昼間の浜辺やプールサイドに連れ出されてしまう事が多いのでこれは珍しい。
安直に面積の小さな水着にされてしまう事が矢張り多いのだけれど、そうではない衣装のときの表情の諧調の豊かさが目を惹く。 眩しくない状況下なので表情も柔らかく。
窓越しに撮った1カット目が特に良い。

上間美緒
5ページ7カット、撮影は長野博文。
雑に撮ったようなカットでも、良く見ると上手く撮っている。 全体としては可も無く不可も無く。

橋本愛
6ページ8カット、撮影はMARCO。
狭くて古いハウススタジオなど、何かしらの制約があって引きで撮れない状況の方が、構図に冴えが見られる。
ただ、寄り過ぎるとピントが甘くなる傾向はある。
多少甘いっちゃ甘いのであるが、モデルに救われている。

鈴木裕乃
5ページ10カット、撮影は桑島智輝。
口を半開きにした同じ表情で押してくる。
モデルに笑ってもらうのではなく、笑みの零れる状況を作って切り取った笑顔は良い。

大友花恋
4ページ4カット、撮影は渋谷健太郎。
可愛くは撮れていないのだけれど、2カット目が良い。
4枚が4枚、奇を衒ったものに非ずして構図としては面白いと言う稀有な拾い物。
眼福。

Juice=Juice
6ページ12カット、撮影は國方大。
最後のページは背景の飛ばし方が良くないが、その他は大体良い。
スカートの裾の隠し方など、一寸不自然なところもあり、全てが上手く行っている訳ではないが、試行錯誤する写真の美しさ・楽しさは在る。

譜久村聖
写真集からのアザーカットで5ページ7カット、撮影は中山雅文。
浜辺で水着を撮った土左衛門カット以外はそれ程悪くないが、全体的に眠い表情。

真野恵里菜
ドラマのロケ地まで出向いての5ページ7カット。 撮影は熊谷貫。
役の衣装では程の良い緊張感。 制約も多く、時間も無い中での撮影だったと思われるが、上がりは良い。
2ページ目の横顔が特に良い。

_ UTB 2013 8月号

渡辺美優紀
10ページ8カット、見開き2箇所。 撮影は桑島智輝。
コンサートのリハーサルなど諸事多端の折、一日でグラビア6本撮るうちの6本目であったとインタビューで明かされているが、疲れが顔に(表情ではなく)出たところは上手く処理してあって、上がりを見ただけではそうとは分からない。 このあたりの根性と言うか腹の据え方は凄いと思うが、時間を掛けた仕事が出来にくいのは矢張り不幸だと私は考える。

時間も無い中、衣装3パターン、スタジオのみでビラビア1本仕上げなければならないのも大変だと思うが、道具立てであったり衣装であったり、限られた条件の中で積み重ねられたものが功を奏して見られるものにはなっている。
一寸危ない衣装もあるが、そこはポーズなり構図なりで上手く処理して、危ういからこその美しさのみ抽出。

志田未来
6ページ10カット、撮影は大江麻貴。
街の中と林の中。 状況に応じて必要な自分を引き出しから出せる強さ。
役者属性の人の中には役ならざる自分ではカメラの前に立てない人も居るが、志田未来は常にカメラの前に立てる人で在り続けられる。 街の中ので撮る場合、引きの絵になると情報過多になってしまうこともあるが、程の良い切り取り方。

川栄李奈
敢えて底抜けな部分に特化した7ページ10カット、撮影は桑島智輝。
川栄を楽しい状態にしておいて撮ることで、全カット表情が生きている。
動物ポートレートの傑作。

森川葵
奇を衒わずに可愛らしさを抽出した6ページ9カット、撮影はTakeo Dec.
特に1カット目は息を呑む美しさ。
動かしたら動かしたなりに、止めたら止めたなりに表情が生きてくる。 打てば響くモデルの面白さ。

古畑奈和
7ページ9カット、撮影はサトウノブタカ。
表情の種類は少なく、幅も狭いが、カメラとの向き合い方は良い。
握手会人気先行型は撮られる仕事になると底まで暴かれて馬脚を現すことがままあり、碌に期待もしていなかったのだけれど、そう悪くは無い。
撮られ慣れる過程で無駄に媚びることさえ憶えなければ、先々面白そうなところはある。

渕上舞・指原莉乃
例の指原企画。 6ページ7カットで見開き1箇所(ここに例によってちゃっかり指原)。 撮影は桑島智輝。
アイスクリームやお菓子を食べようとしたりしなかったりするふりをする趣向。 只の良い話にはしない指原の人物評が毎度面白い。
表情が単調だとか硬いとか、細かいことはどうでもよくなる効果もある。

北川綾巴
スタジオと屋外と半々で5ページ8カット、撮影は西田幸樹。
スタジオ撮影分で造形の美しさを、屋外撮影分で生きた表情を引き出している。
ポッと出の研究生に西田幸樹と言うのに驚きもしたが、上がりを見て納得。 そこまでして然るべき素材。 3カット目、脚の長さに瞠目。

橋本奈々未
お仕事モードで流してもそれなりの質の写真にはなる熊谷貫の本気を見た6ページ7カット。
何と言うか、本場所で勝ちっぱなしの千代の富士と当たったときの北天佑のようなギラつき。
語れば語るだけ語るに落ちるような7カット。 見れば見るほど引き込まれる。
撮る側がそこまでやってもまだ負けているように感じる橋本奈々未の強さ。

足立梨花
尻を前面に7ページ11カット、撮影は唐木貴央。
売りにしたくなるのも分かるが、それだけが足立梨花の良さでもない訳であるし、一寸興醒め。
秘すれば花、雄弁は銀。

高月彩良
5ページ5カット、撮影は佐藤裕之。
背もスラリと高く、キリリとした顔立ち。 指先まではまだ神経が行き届いていないが、腕の組み方などは良い。

Juice=Juice
5ページ7カット、撮影は長野博文。
4ページ目上段の3人で顔を寄せ合っているカットなどは長野らしい。
動かすべきところは動かし、止めるべきところは止める。 静と動のバランスが良い。

石田亜祐美
5ページ7カット、撮影は中山雅文。
構図にもポーズにも表情にも面白味は欠片も無いが、無難に可愛らしく撮れてはいる。

鞘師里保
5ページ7カット、撮影は佐藤裕之。
ライカを首から提げてのお散歩写真。
真野恵里菜のミュージックビデオでイハゲーのEXAを持ち歩くものがあって、あれでエクサクタ熱が再発した(初任給はたいて買ったのがVX1000だった)りもしたのだけれど、虫眼鏡で「f2のズミクロンか・・・」と睨めっこを始めて我に返ったりしつつ鑑賞。
俄かカメラ女子っぽいストラップはよろしくないが、おっかなびっくりファインダーを覗き込む様は愛らしい。
髪を下ろしたスタジオ撮影分は一転してキリリと美しく。

℃-ute
8ページ7カット、見開き1箇所。 撮影は西田幸樹。
集合で2カット、個別で1カットずつ。
個別のカットがそれぞれ良いし、集合のカットもグループとしての纏まりが感じられて良い。
撮られる仕事は矢島と鈴木に偏っているので、全員並ぶと突出して映えてしまうのではないかと思っていたが、その二人が気配を消す訳でもなく、5人で並ぶと5人としての纏まりが出てくる。
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# Dwightsa (2014-02-04 16:13)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


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