4周年を記念してドリンク代のみと言う太っ腹企画。
メール予約で400名招待との事だったが、定員には若干満たなかった模様で、当日券も出ていた。
会場のコシダカシアターは大量の客が一時に押し寄せることを前提にはしていない構造で、小型エレベーター1機でのピストン輸送と言う事もあり、開演一時間前からの客入れ。
入場列と物販列の切り分けであったり、声掛けであったり、手の足りないところは客の方で機転を利かして対応。 統制は無いが秩序はやわらかく存在する理想的な空間。 メジャー展開を目指して客の分母が大きくなったときにどうなるかは判らないが、現時点では上手く廻っている。
一定規模以上の現場で入場時に不快なことが何一つ起こらないと言うのは奇跡に等しい。
下手側の一段高いところは女子観覧席、上手側の一段高いところは関係者席。
壁際には荷物置き場も兼ねてか椅子とテーブルが幾つか。 のんびり観たい年寄りはこのへんに。
カラオケボックスとレストランシアターである施設を営業時間外に借りているのでアルコール類あるのだけれど、ソフトドリンクのみの提供。 これはコレで良い。
10分ほど遅れて開演。 衣装のティーシャツに「地下脱出」と大書されているのが頼もしい。
オリジナルの曲が中心で、ところどころに古今東西のカバー。 振り付けは勿論のこと、オケにも一と手間二た手間掛けてあって、持ち歌としてしっかり歌いこなせるように練ってから客前に出している。 当たり前と言えば当たり前の事ながら等閑にされがちな昨今、ここまでちゃんとしていて大丈夫なのかと、逆に心配になる。
歌って踊っての部分は実にしっかりしているのだけれど、喋ると地が出ると言うか、意外に間の抜けたところもあり、年相応の可愛らしさが出てくるのだけれど、ぐだぐだに成りすぎないところも程がよい。
ソロや派生ユニット等も織り交ぜつつ、終盤にボスの西田氏より指令。
2曲分撮影可の時間を設けるので、二曲終わったタイミングでツイッターに画像を上げようと言う悪戯。
杏奈(ANNA☆S)
マニュアルフォーカスで撮っている私にとっては結構な修羅場であったが、5割程度の歩留まりで収まったのは、偏に撮りたくなる被写体であるから。 これに尽きる。
三人三様で適度に撮りにくく、ピントが逃げたりシャッター切った瞬間に動かれたり目を瞑られたり。
その分、決まった齣はきっちり絵になる。
アンコールも含めて20曲以上をみっちりと。
終演後に挨拶に立った西田氏、「楽しかったでしょう。」「絶対の自信を持ってお送りしています。」
その言葉に違わぬ充実の二時間。 ライブの内容から客の入り捌けまでひっくるめて、主催者に起因する不愉快が全く無い稀有なライブであった。
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