第4週から第1週にお引越し、出番も早まって中学生メンバーも出られるようになった。
司会のカオポイント石橋哲也は今日も割と無理のあるデコ隠し。 それはそれとして司会の腕は良い。 ネタを作る(仕込む)力と、その場での応用力の両方がある。
今回は客から投稿を募り、メンバーに状況に合わせた告白をさせる企画。
驚いたのは、その場で台本片手に演るのではなく、メンバーが科白を入れてきていた事。
このあたりも濱野の評価できる所の一つであり、ネット配信のみとは言え一回々々の仕事から何かを掴ませようとしている。 PIPの美点は考えられていて且つ考えさせている所だと思う。
私は集合知というものをあまり信じていないのだけれど、濱野や裏方が考え、メンバーが考え、客が考えた事が番組として形になっている。
緊張しすぎたのか科白が飛んでしまった小室が泣き出してしまう一幕もありつつ、そう言うことも織り込み済みの進行で恙無く。
番組の最後に「僕を信じて」を出演メンバーで披露。 牛島だけ余ってしまい、袖で見守る形になってしまったが、口ずさみながら手だけで軽く踊るさまが切なかった。
牛島にしても森崎にしても、プロデュース志望の連中が目立たない所で濱野を補完する仕事をし始めており、グループとしての面白みは増してきた。
物販は狭い部屋を共有しつつ行うので制約が多く、改善はされつつあるが回転効率が悪い。 試行錯誤している形跡は見られるので、暫く静観しようと思う。
PIPもロハとは言え公演に一束からの客を集められた訳で、この日の集客も群を抜いていた。
並行物販の弊害と言うか宿命と言うか、オープニングのときにあれだけ居た客が自分たちの出演時間になると根こそぎ居ないと言うのは妬み・やっかみの種になる。 PIPの物販待ちの列にビラを配りに行かされた別のグループのメンバーも辛そうだった。
芸事と言うものは常に理不尽の中に在り、それとどう折り合いを付けて行くのか、もしくは強行突破するのか、跨いで通るのか、濱野の手腕が問われようとしている。