途中入場でアイドル諜報機関LEVEL7の半ばから。 星野瑞映のいるchoice?を久しぶりに見た。
PIPは風邪っぴきが多く、何人か休演。 小室の前髪が額にペタリと張り付いてカールしており、漫画トリオ時代の横山ノックに酷似。 パンパカ感。
今回はPIPに因んだ題での大喜利企画。 「わかんなーい」「できなーい」的なダレはなく、考え・喰らい付いていくのは良いし、考えたことをやり切る姿勢も良い。
フリップに書く為のマジックの蓋が固く「あけれなーい」と羽月。 こともなげに開ける牛島。
小林は細かくお洒落で、わかりにくくチョーカー着用。 山の手より西東京寄りの洒落乙感。
最後に一曲「僕を信じて」。
中学生は出られない時間(出演時間はぎりぎりだが、そのあとの物販がネック)なので、センターの橋田ポジションに福田。 出来としては良くなかったが、やり切っていたのは矢張り良い。 PIPに於いて濱野智史が徹底させている仕事に対する規範意識は、この先どんな仕事に就いても生きて来ると思う。
歌い終えて唇を噛み、表情が翳る福田。 それを引き摺らないのも美点だと思う。
休演・代演で心太式に選抜曲に出る牛島。 物に動じないようでいて、しくじると顔に出るのが面白い。
仕事帰りに受験生アイドル「スタディスターズプロジェクト」のクリスマスイベントへ。 スタディスターズプロジェクトについては、、こちら参照のこと。
内容は
・金澤希美の誕生日祝い
・各メンバーの学習記録tweetに関する検証
・各メンバーの学力、アイドル力分析。期末テストの結果。
11/10~12/21まで、メンバーのツイートは勉強に関することのみに決められており、そのルールに基づいてどんなツイートをどれくらいしたかを検証。
親に携帯を取り上げられてツイートそのものが出来なかったり、私的なことをツイートしたりした件について追及する主催のコムラ氏。 それにメンバーが反論したり、言い訳にならない言い訳をしたり、逆ねじを食らわせたり。 新卒の担任が女学生に翻弄されるさまを見るのは、親戚の授業参観に行ったようで微笑ましく。
2時間のイベントではあったが、メンバーは口々に「短かった気がする」
そこでハタと思い当たるコムラ氏。 普段の自習イベントは朝から夕方までの半日工程なので、2時間と言えば普通のアイドルの現場なら長丁場なのだけれど、相対的に短く感じてしまうと言う事らしい。
イベントはライブを交えつつ、受験生アイドルらしく志望校や将来の夢についての話など。
高校三年の頃には夢らしい夢も持たなくなってしまっていた自らを省みてどんよりしつつ、具体性があったりなかったりする夢らしい夢の話を聞く。
リーダーの工藤だった杉崎が辞めてしまったので、白井がリーダー四宮が副リーダーに就任。 引っ張るより支えられるリーダーとのこと。
ライブでやる曲は主催者の趣味で二期 Tomato n'Pine なので、客は完全に鑑賞モード。 静かに聞いて歌い終えたら拍手する発表会形式。
客はおとなしい受験生と大人なので、実に牧歌的。 絵に描いたような平和。
割と居心地の良い現場でも、一度や二度は不快な瞬間は訪れるものなのだけれど、スタディスターズプロジェクトには例外的にそれが無い。
湧き立つような興奮を伴う楽しさではなく、穏やかで心地よい空間と時間。 精神の半身浴。
インフルエンザなどで小室、羽月、高城、栗城が休演。 PIP京都から3人来演。 そして珍しく山下。
体調不良休演率の高さには、濱野も苦慮しているようだ。 無理をさせるのではなく、風邪予防について考える濱野。
前半はバラエティー番組としてネット配信を一時間。 司会はカオポイントの石橋哲也。
「紅白対抗胸キュン合戦」と題して、客から投稿された告白シュチュエーションをチーム対抗で。
メンバーの人となりを踏まえた投稿は総じて質が高く。 メンバーのやり切る姿勢も相まって楽しめた。
後半は辞める御坂に絡めた客の持ち込み企画。 これが酷かった。
持ち込み企画でも公私の別は付けるべきであり、板に上がったら「仕事」をしなければならないのだけれど、それが出来ていない。 石橋や濱野の司会者としての振る舞いを見ていれば当然分かる筈の基本的なモラルが欠如しており、メンバーを苗字ではなくニックネームで呼んだり、無駄に早口であったり、正面が切れなかったり、時間配分を考えられなかったり。
まだ青い 素人浄瑠璃 玄人がって 赤い顔して 黄な声を出す
蜀山人が五色で詠んだ狂歌があるが、まさにそれ。 玄人気取りで素人以下だからタチが悪い。
出来なければやるべきではないし、やるのであれば出来なければならない。 少なくとも出来るように努力はすべき。 それが欠片も見られない業界人ごっこみたいなのは真平御免蒙る。
グッダグダになりかけつつ、要所要所でカオポイント石橋が助け舟をだして何とか纏めてから後半のライブパートへ。
羽月と小室の休演で空いた選抜の穴には澤村と永瀬と御坂。
華はないがそつなくさまざまなパートをこなす永瀬、兎に角試合を壊さない。 アイドル界の中井康之。
工藤と柚木が並ぶと、その振付の解釈と咀嚼の違いが際立って面白い。 主張する工藤と解釈させる柚木。
配信専門とはいえ放送局なので、ライブの音響に関しては畑違いで拙く、曲出しのタイミングが悪かったりマイク音量のバランスが悪かったり。 ワイヤレスマイクの電池が切れているというのはそもそも論外なのであるがそれはさておき、ハウリングが激しく、兆しの音がしても反応できずに収束が遅れるのはいただけない。 いっそ濱野がやるべき。
歌って踊るさなかに、時折沈思内省する豊栄。 魔法が解けて(解いてしまって)可愛くない顔になってしまうところが愛らしい。
振り付けに情緒が出てきた北川。 それは良いのだけれど、客席を大掴みで見られなくなってしまっていて、自分の客だけに濃厚なサービス。 これはよろしくない。
12月の生誕コーナーは人数が多いので4人で2曲。 クリスマスっぽい赤と白の衣装。
空井のおどろおどろしい歌唱と暗黒舞踏風味のダンスが楽しい。 飛び跳ねると丸見えになるズロースがエモーショナル。
新曲の「誘惑のハートビート」は年寄歓喜の4つ打ちハウス。 隣で見ていた友人曰く「BPM:125、ようやくクラブで掛けられる曲が来た。」 音源化が待たれる。
「捌けるのは上手からって言ったよねぇ。 ・・・まぁ良いんだけど。」と濱野。
濱野が「・・・まぁ良いんだけど。」で〆た際の前置き部分はたいてい「・・・まぁ良いんだけど。」と言いつつ「まぁ良くない」ことなので、メンバーも客も注意されたい。
「在宅は死ね」の件でもそうだが、濱野の言動の厄介なのは言葉通りの意味ではないところであり、それが脊髄反射馬鹿にも扇情的なもの言いを嫌う理知的な向きにも伝わりづらい原因になっている。
PIP京都の三人。 手元のメモには「古代ケルト」「マリファナ感の無い益戸育江」「黒姫山」「妙に艶っぽい人」「小金治」などの文字列。
本日をもって御坂が辞め、豊栄が暫し休演。 いろいろありつつPIPの2014年が終わった。