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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2015-06-30 視野狭窄 [長年日記]

_ 「アイドル好きアイドル」「notall×PIP対決特番!~tokyo torico2の顔はどっちだ~」(27.6.30)

「アイドル好きアイドル」『神セットリストを作ろう』
第5火曜まである月の、余一会のような企画。 「アイドル好きなアイドル」としてnotallから片瀬成美と佐藤遥、PIPから石川、工藤、濱野、森崎、柚木、ゆたんぽ%。 司会は石橋哲也(カオポイント)
1グループ1曲、1人につき1出番で前12曲のライブの構成を考えるというもの。
裏ルールとして「予算12億」一億円あれば大抵のグループは呼べるだろうということらしい。

実際何が見たいかと言うだけでなく、話をどう膨らませるか、司会者にどう拾ってもらうかまで考えられているかどうかに差が出ていた。
ボケにボケてボヤいて石橋の突っ込み待ちの森崎と、多段階のオチまで入れてくる佐藤遥が出色。 どっち付かずになると司会者も扱いに困る。

最後の最後で理由は分かるのだけれど、石橋哲也の司会ぶりにいつもの冴えは無く、ほどほどの盛り上がりで終了。

企画としては面白かったし、話を広げるためのルールも良く練られていたとは思う。
やるタイミングが悪すぎた。

「notall×PIP対決特番!~tokyo torico2の顔はどっちだ~」
7月から2年目に入るtokyo toricoの顔を決めると言う体での対決企画。

自慢対決
腕相撲対決
胸キュン対決
大喜利対決
パフォーマンス対決

司会の石橋が上手く上げたり下げたりして引き分けの決着、tokyo toricoの顔はと言うと「モコ族」と言うオチ。 全員でズッコケて番組としては大団円。

終演後にnotallの物販は別室で行うとの事でPIPの客だけが残り、そこで橋田と柚木が辞める件、永瀬が休業する件が発表。
そりゃどうやったって葬式ムードは表に出る訳で、notallの皆様(とお客さん)には全く以って申し訳ない仕儀になってしまった。

私は番組として楽しめず、物販に行って話す何も無い状態だったのでそのまま帰ろうとしたところで石橋に促された永瀬が休業を、橋田が辞める旨発表。 居た堪れなくなって出てしまったのだけれど、そこから更に柚木が辞める件と濱野智史からの説明があったらしい。

自分たちの客に自分たちの口から伝えたいという気持ちは分かるが、ネット配信とは言え「番組」である訳で、それを破壊するような形で利用するのは芸能を生業とする人間としては避けて然るべきであり、驕りと捉えられても仕方が無い。
共演者はやりにくく、司会も盛り上げ辛く、放送局側としては番組が盛り上がらない。

切羽詰った状態であったにしても、視野狭窄に陥って掛けてはならない相手に迷惑を蒙らせた事は事実であり、PIPのイベントやライブの中では最悪の後味であった。

さてはて、澤村に続いて橋田と柚木。 飛車角どころか玉まで無くなった将棋をこの先どう指すのか、投了まで見て行こうとは考えている。

_ “The show must go on.”もしくは「どうらんの 下に涙の 喜劇人」

どんな状況にあろうとも、一旦幕が上がったら終演までは舞台の上の人として振舞わなければならない。 notallは全員、PIPだと森崎はそれが出来ていた。
知っていて知らないふりをしなければならない石橋もやりにくくはあったと思うが、最後の最後まで客に気取られること無く進行していた。

ただ石橋が動かそうとしても何時にも増して反応が鈍いメンバーもおり、同情の余地はありつつも見ていて辛く居た堪れない気分で過ごす羽目になった。

私などは所詮客に過ぎず、表面に出てきていることから判断するしかないが、楽しい未来を仄めかすだけでいいから提示できるアイドルであって欲しい。 



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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