インストアイベントにあまり早く行くのも野暮であるなぁ・・・とのんびり出かけたら既にぎっしり。 人並みの隙間から見えそうな場所を探す。
写真を撮るには過酷な状況であり、ファインダーを覗いている間はストレスも溜まるのだけれど、カメラを下ろしてステージに目をやり耳を澄ますとさっきまでの苛立ちが鎮まり、幸せな気分に。
正直村から正直を広めにやってきたような4人は「汚れちまった」我々にはあまりにも眩しく、直視するのが憚られるくらいなのだけれど、知らず知らずのうちに涙腺が弛緩する。
かたじけなさに涙こぼるる
購入したアルバムは、時間は掛かったが、今出すことに意味のある、聞きしに勝る素晴らしいものであった。
大石若奈(RYUTist)
写真はまとめてこちらに。
長崎発のアイドルMilkShakeのライブを観てきた。
昨年の今頃に矢張り東京でイベントやライブに出たことがあって、その時が初見。 漸く裏を返すことが出来た。
会場としては撮影禁止だがMilkShakeは撮影可との事で、七つ道具背負って品川へ。
東京アイドル劇場はカラオケ屋に間借りしての興行形態なのだけれど、思ったより設備も運営もしっかりしていた。
中核を担ってきたメンバーが辞めたり、人員の変動はありつつも雨降って地固まる。 補って余りあるを絵に描いたようなグループ総体としてのレベルアップは成長と言うより進化の域であった。
昨年は振り付けの独自解釈が目立った(それはそれで味があった)のだけれど、今年は歌って踊る部分は高いレベルで均質。
やるべき事をきちんとやった上で目配り気配りが出来ており、大掴みで客席を見ることも出来ているし、場内の客一人ひとりを目で殺すような芸当もさらりとやってのける。
(目で殺しに来る藤本実緒)
曲は長崎らしさを盛り込みつつ、あざとさや田舎臭さは無い。
地方発のアイドルでは東京への対抗心を無駄に燃やして洗練を目指したはずが野暮に堕することがままあるが、国際港湾都市の懐の深さであろうか、肩に力が入り過ぎる事も無い。
実に良いものを見た。
河合ゆうな(MilkShake)
写真はまとめてこちらに。