「石川野乃花動く!PIP伝説の会議室公演がついに復活!悲願のオリジナル曲オンリー定期公演への道!」~今年も浴衣で夏対決~PIPの新たな発表も!ついに全メンバーが…
と題しての浴衣イベント。
開催日と開場・開演時間と入場料、参加メンバーについては告知があったが、チケットの販売方法や撮影の可否(昨年は撮れる時間もあった)などについては触れられておらず、手探りで始まったメンバー主導イベントとは言え下準備の雑なのが気になった。
チケットの販売開始時間についての告知は無かったので、ワロップ放送局で行われている他のイベント・公開放送から類推。 開演一時間前からの販売と見てチケット売り場へ行って見たら果たしてそうであったが、買いに来ていたのは私一人。
こう言うことは告知に盛り込んでおいて然るべきであろう。 告知が雑でもそう言うのに慣れた常連はなんだかんだで集まるのだけれど、その外側の客に来て貰おうとする意欲が感じられない。 300人入る箱を埋めるという目標を掲げるのは悪いことではないが、その為にすべきことは山ほどあり、片っ端から片付けていかないと年内に埒を明けることは出来ない。
表題通り石川主導で始まったイベントではあるが、喉風邪にやられて声が出ないと言う事で空井が司会進行。
タイムテーブルにあわせての進行は出来ていたので必要最低限の仕事は出来ていたが、及第点には程遠い。
懸命なのは見ていて判るが、状況を俯瞰出来ていない。
マイクを使ったり使わなかったり。 そこまで気が回らなかったと言う事なのであろうが、マイク無しだと声を張っても通らず、そのままの喋り方でマイクを使うと今度は無駄に喧しくて聞き取れない。 手に持ったものを説明するのであればマイクスタンドを用意しておくなり隣に持たせるなりすれば良いのだけれど、空井も周りに居るメンバーも機転が利かない。
飛んでくる野次に一々反応して翻弄されるので、客も味を占めてさらに介入。 場のコントロールが全く出来ていない。
客と司会者と相互依存で狎れ合うような構図。 濱野智史の物販重視の方針の弊害がここに来て表面化しているように思う。
淘汰されて残った客がフォン・ゼークトの四番目みたような手合いばかりと言う前提条件としての不幸はあるが、それにしてもこの一年腕っこきの司会者と一緒に仕事をしてきて何を学んだのか。 master of ceremonies としての自覚に欠けている。
浴衣の着付けは一寸問題あり。
糊が利いておらず火熨斗も掛けていないので皺が多く、帯の下に入れるアンコが足りないので身体の線が出過ぎる。
濱野や石川のように体型に凹凸がある場合、品良く見せる為に身体の線は隠したほうが良い。
前半ミニゲーム大会、後半ミニライブ。
ゲーム大会はカキ氷早食いと西瓜割り。
西瓜割りは、勢い余って棒をへし折る濱野、目を回して間寛平演じるところの老婆のごとく危なっかしくヨロヨロする小室などは楽しかったが、割れたスイカからの飛沫が浴衣に付く可能性を閑却しているのが気になった。
ミニライブは浴衣によって制約を受ける身体の可動域に合わせた振り付けの修正などは施されておらず、派手な着崩れは無かったが美しい動きではなかった。
「新たな発表」とは、ツイッターの個人アカウントの運用開始について。
新たに何か始めるのは構わないが既存のものとの釣り合いをどうして行くか、やりっぱなしで説明もなしになし崩し的に自然消滅させていった濱野智史を反面教師として欲しい。
正直言って消化不良であり、「楽しかったですか?」と訊かれても答えようが無い。
課題ばかりが見えたイベントであった。