最上もが
表紙と巻頭8ページ16カット、撮影は桑島智輝。
2冊めの写真集発売記念と言う事で、モロッコロケの写真から。
日差しが強すぎると写真になりにくいので、そこはそれ朝夕の柔らかく回る時間帯を狙ったり屋内で撮ったりはしているのだけれど、モロッコで撮った意味は有る写真にはなっている。
見た目の部分はきっちり作り込んで来るが、撮る人との向き合い方は自然で、構え過ぎない。
裏方も含めたチームとして、上手く機能しているのだと思う。
伊藤万理華
巻中4ページ7カット、撮影は大江麻貴。
こちらも写真集からのアザーカット。
こちらもチームで動いて撮ったのだと思うが、伊藤万理華が強すぎてバランスはよろしく無い。
どう撮っても伊藤万理華であると言う事を面白がれる人向け。
沖口優奈
巻末5ページ7カット、撮影は西村康。
身体のどの部分を売りにするか考えて、衣装からポーズから練り上げてある。
そしてそれ「だけ」を見せるのではなく、印象的な一枚が映えるように前後を組み立てた構成。
この部分は担当編集の池永亘の仕事だと思う。
川崎あや
表紙と巻頭6ページ11カット、撮影はTakeo Dec.
股上が浅かったり切れ込みが深かったりする水着でウエストの括れと臀部の張りを見せるグラビア。
身に付けている物が際どいのでポーズは限定されざるを得ず、表情も些か紋切り型ではあるのだけれど、造形美を見せると言う点に特化しているので、目的は達している。
伊織もえ
巻中3ページ5ページ、撮影はHIROKAZU。
成熟した大人のグラビアが載るのも珍しい事のように思う。
体型は大人だが、水着は然程攻めておらず、ポーズに自由度がある分写真としては面白い。
あやにゃん(川崎あや)
巻中にオマケグラビアとして3ページ5カット、うち見開き1箇所。
撮影はこちらもTakeo Dec.。
前から見ると切れ込みも深くはなく、布面積も多そうに見えるが、後ろから見ると臀部以外は紐しか無い構造の水着に猫耳と尻尾を付けて猫らしさを演出。
こうなると矢張りポーズは限られてしまい、写真としての面白みは薄い。
つぶら
巻末5ページ11カット、撮影は阿部ちづる。
「美しい昆虫図鑑」をテーマに衣装5パターン。
紙幅の割に凝った構成。
表情の階調が乏しいのは瑕だが、構図は悪くない。
阿部つちづるはこうしてカッチリ組み上げて撮らせた方が良いのかもしれない。