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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2018-08-15 更にちょこちょこ更新 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2018 15号

齋藤飛鳥
表紙と巻頭8ページ20カット、撮影は細居幸次郎。
道後温泉でのロケ。 湯船に浸かる齋藤飛鳥のアッブで始まり、アップで終わる。
頬ののっぺり感など、レタッチの度が過ぎるような気がしないでも無いが、造形美として許せる。

肌を見せる写真は無いに等しいが、始めと終わりの仄めかすカットでそれに代えている。
ほぼ首から上しか写っていないのに、着ているものが見えないと言うだけでかくも心乱されるものなのか。

表紙で着ているブラウスは本編で使われておらず、衣装は2パターン。
白地に七宝柄を紺で染めた浴衣に紺の茶羽織(屋内では浴衣のみ)。
グレーのレース地の膝丈ワンピースに赤い七部丈のコート、マドラスチェックのマフラー(屋内ではワンピースのみ)。
撮る場所と時間で変化を付けているので、衣装の少なさが小旅行の雰囲気を醸す方に働いている。

齋藤飛鳥×細居幸次郎+温泉のグラビアは外れがないが、これ迄でも一番の出来。 この号は捨てられない。 
保存用にもう一冊買っておくべきだった。

斎藤みらい
巻末6ページ11カット、撮影はkisimari。
表情は階調に乏しく、ポーズは冗長。
靄が掛かったような疑似ソフト効果と暖色に振った可怪しな色味。

人が撮れていない。
ここでは「服」ではなく「人」を撮るのがカメラマンの仕事なのだけれど、それが分かっていない。

しかし、これまでどんな仕事をしていたか位は分かる訳で、頼む方が悪い。 被写体と抱合せで事務所に押し付けられたとか、そう言う事情があるのかもしれないが、カメラマンは選ぶべきだと思う。
担当編集に妹尾真理子の名前が有るが、首を傾げざるを得ない出来。 らしくない仕事。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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