昨年インドで死んだ友人について何度かこの日記でも触れてきたが、どうも成仏できていないような感じである。
葬儀に参列したときにも、実家に焼香に行ったときにも、大学入学以前の「素直な良い子」で有った頃を追慕するばかりで、それ以後の不可解で迷惑な息子・兄であった部分を無かった事にしているような感じがした。 遺影もその頃の屈託の無い明るい笑顔の物で、口の端で自嘲気味に薄ら笑いを浮かべているのを目にすることが多かった私などからすれば別の人の葬式に行った気分だった。
そもそも我々友人の殆どは大学入学以後の困ったロクデナシとしての彼しか知らない訳で、それを無かった事にされると遺族と話をしてもまるでかみ合わない。 まぁそれ以前に「あんた達は何者なんだ?」と言う疑問が向こうにも有ったとは思うが。
落語で道具屋のいい加減さを表現するときに「これは頼朝公13歳の時のしゃれこうべ」なんてのが使われるのだけれど、それを地で行くような「良い子時代の息子・兄を弔う儀式」なんぞで成仏なんざとても出来なかろうとはその時も思った。
そしたら出たらしい。 大学時代から付き合いのある友人の所に。 一喝したら消えたらしいが。
うちにも来た。 インドに行ったままの状態だった彼の部屋を、死後に大家から鍵を借りて中に入ったときに撮影した写真をラヴィ・シャンカールのバングラディシュ救済コンサートのCDを聴きながら焼いていたら、倦怠感を実体化させて魂を吹き込んだようななつかしい気配と鼻がぐずぐずになっている独特の息遣いが、壁にもたれているような目に見えない何かがそこにあった。
いろいろ迷惑も蒙ったし、ぶっ殺してやろうかと思ったこともあるけれど、死んでしまわれると寂しさだけが残る。 悪さをしないのであればまた来ていただきたいと思う。
『おしどり右京捕物車』でしたか、有難うございます。>コブンさん
長い鞭を使っていたのを紹介していただいたサイトを見て思い出しました。
昔の特撮番組の役者って、それ以外の番組では悪役だったりすることが多いですよね>るれいさちゅわん
キリヤマ隊長はお侍の格好だったので多分その番組ではないと思います(笑)>Intoxicaさん
『特捜最前線』はその点凄かったですよね。 「マイティジャック」の二谷英明、「突撃!ヒューマン」の夏夕介、「アカレンジャー」で「ファイヤーマン」で「仁義無き戦い」の誠直也、「仮面ライダー」で「SFソードキル」な藤岡弘、「ウルトラマンタロウ」の西田隊員の三ツ木清隆、「西遊記」の西田敏行(←これは余計か)。 見事に特撮だらけです。
残業でくたくたになって帰宅したら丁度居間のテレビで家のものが「うたばん」を見ていた。 競馬ゲームに興じる後藤真希、華がありますね。 背中に蝙蝠の羽根状の飾りがついた歌衣装、色遣いから見てバットガールのイメージでしょうか。 わたしは松浦よりもこっちに魅力を感じますね。 あまりあざとすぎるのも萎えてしまいます。
元La.おかきの村山ひとし氏が企画する上記のイベントにりえくらぶTV4月からのレギュラーが3人(浦田愛理奈・桜井見侑・かわばた久美)出演とのこと。 もう1組のゲストは元板チョコの「ぴよぴよっ」 (大山貴世・本木美沙・秋葉芽衣)。 3/30(日)の19:00開場・19:30開演で、チケットは前売り2000円。 場所は場所は「なかのZERO視聴覚ホール」、中野駅南口を出て左に線路沿いを登っていくと不安になってきた頃にたどり着けます。 撮影可ですが、時間指定+デジ禁だそうです。
ひょんな事からフライヤーの制作を頼まれて、様々なソフトと格闘して朝を迎えた。
立川キウイさんが4月にやる勉強会(落語会)のもので、写真やイラストも含めてのデザインとなるとその道の友人にお願いするところなのだが、文字のみで良いと言う事だったので自分でやってみた。
どんなソフトを使うのかプロに聞いたら「僕はイラストレーターですけど、Wordでも良いんじゃないですかねぇ。」と言う事だったので、とりあへずイラストレーターを立ち上げてみた。 ・・・が、文字の配置が中々上手くいかない。 消しては書き書いては消しを繰り返していたらパソコンが凍ったのでイラストレーターを使うのは諦めた。
「デザイン系の仕事はやはりMacだ!!」と思い立って、スタンドアローンになって半ばワープロと化している7100/80AVを立ち上げてみたものの、デザイン系のソフトは重いから根こそぎ消してしまっていた。 しょうがないのでクラリスを立ち上げてせこせこ作って「さぁ出来上がり」となったねものの、このパソコンからはメールで送れないのでウィンドウズ機に移そう・・・。 ・・・。 どう言う形式で保存すればよいか判らない。
最終的にはクラリスで打った原稿をテキストデータにしてワードで読み込んで配置しなおして先方に送ったが、イラストレータで作ってPdfで保存した方が良かったかもしれない。 次回までに使い方を勉強しておこう。
そんなこんなで疲れきってしまい、気がついたら寝ていて、夕方まで目が醒めなかった。
南口のPへ行き、シャッター羽根が粘ってしまったペトリカラー35の修理依頼。 余剰カメラも何台か持っていって金策。
友人らと呑み。 二軒ハシゴして3000円かからなかった。
都内某所へ移動して暗室作業。 35mmを4本、ブローニーを2本現像。 35mmはD-76 1:2希釈、ブローニーはロジナール1:25希釈でそれぞれ現像。 朝まで仮眠。
ネガ2本分、70数コマをプリント。 試し焼き、焼き直しを含めて100枚近く焼いた。
前夜の10時過ぎに初めて、乾燥・選別まで終ったのが朝の10時過ぎ。 とりあへず仮眠。 寝ないと死ぬ。
天王洲アイルにて、木塚くんサイトの管理人丁氏仕切りの撮影会。 撮影会でモデルをやるのは好きだし、撮影会業者さんからも声が掛かっているが、一日通しでモデルをやるのは体力的にキツイので断っていてるとのこと。
そんな訳で、今日も休憩を挟みつつ午後から夕方までの時間にまったりと開催。
木塚くんは兎に角良く動くし、一つ指示を出すなり根多を振るなりすると、そこから色々展開してくれるし、表情もくるくる変わり目配りも細かいので、普通のモデルさんよりも疲労度は激しいだろうと思う。 更に、食事をすると薄着をした時に胃がポコっと出てしまうのが気になるので撮影会の最中は食べないとの事。 長丁場の撮影会では、さぞかしきつかろうと思う。 その辺りを勘案した企画であれば、受けてくれるのではないかと、誰にとも無く言ってみる。
1時に集合して撮影開始。 自棄に寒いと思ったら雪がパラついてきた。 そのまま暫らく撮影してみたが、吹雪になって来たのでマグドナルトへ退避。
雪がやんでから撮影を再開して4時頃迄。 なんだかんだで結構な枚数を撮影した。
終了後、反省会。 昨年の月蝕公演の役作りの話なんぞの興味深い話を聴く事が出来た。 お礼と言ってはナニだが、半澤香綾先生の萌え画像の情報などを提供。
焼肉を食っていた友人達に合流。 バナナの皮を食って吐いたオッペケペーの話などを聞いた。
スキャン。 終るのか・・・。
# オッペケペー [バナナの身だけ残っていたら面白いぞと悪魔が囁きました。]
ここのところ宵っ張りで起きられなかったり、顔付けに魅力を感じなかったりして足が向かなかった朝練講談会であったが、久々に聴き応えのありそうな会だったので早起きをしてみた。
9:15開場だが、早く着きすぎてしまい9:00過ぎに日本橋亭へ。
既に5~6人が開場待ち。
「楠屋 義士勢揃い」 一龍斎貞弥
「動員が必要な会がある」とかで告知から入って、しかもそれが長いときて一寸ダレたが、媚びるようなところは無いので鼻に付かないのは良い。
場面展開で張り扇を使う際、静かにパタリとやるのが口調に合っている。
大島だったろうか、華美でない装いにも好感。
「CCN25周年物語」 田辺鶴遊
岐阜のケーブルテレビ局の25周年で頼まれたという新作。
本邦放送の父である後藤新平と板垣退助の縁から語り起こす、地方ケーブル局の社史とは思えないスケールの大きな話。
創業時の貧乏臭い逸話なども織り込みつつ、聴く者を飽きさせない一鶴門下らしい一席。
講談の会と言うのは平日の早い時間から始まるのが殆どで、働いていると中々行く機会がないのだけれど、この会は若手中心乍ら日曜の朝に定期で開いてくれているので実に有り難い。
日本橋亭を出て、さてどうするかと思案しながらツイッターを開いてみると、Chelipの出る渋谷のイベントに間に合いそうだったので三越前から銀座線で渋谷へ。
会場のチェルシーホテルは初めて行く箱だったので少々迷ったが、何の事は無いテイクオフセブンの入っていたビルの地下であった。
入ると遠藤麻生の出番が佳境に入ったところ。 恋するBeatが30分演ってから目当てのChelip。
主催が中村綾(ex.ミラクルマーチ)と鈴木花純(テレジア)なのに実質的なトリがChelipなのは、元々この日のイベントはChelipの主催だったところが運営主体の変更などもあって白紙になってしまい、付き合いの深い二人(と裏方)が代わりに打ったライブであり、且つ新規蒔き直しとなったChelipの壮行会のような意味合いもあったようだ。
セットリストを組んだり、それに合わせて2~3曲ずつ繋いだオケを作ったり、藤井美音の裏方仕事の確実さに唸る。
井次麻友と言う神の恩寵を賜るために、舞台上で楽しく歌い踊れる環境を整え、横から下から支えつつ、客を楽しませて自らも楽しむ。
セルフプロデュースになった事で、それまでに入っていた仕事は一度白紙になってしまったそうで、そこで言葉を詰まらせる場面もあったが、努めて明るく前向きには振る舞っていたし、多少は危惧していた送り手としての質の低下も見られなかった。
音源制作などで越えなければならない山もあるとは思うが、越えて行こうとする覚悟は見て取れた。
開場時間に合わせてモエファーレへ。 覚悟はしていたもののなかなかの民度であり、屯した客で路地は塞がり、路上喫煙防止条例のある千代田区内ながらそこかしこから立ちのぼる紫煙。 携帯灰皿を持ち歩かない向きも多い。
多少の遅延は有りつつも開場。
消防法的に大丈夫なのか心配になる入り組んだ細い通路と階段を抜けて中へ入ると、ライブハウスとしてのスペースはそれなりに取られているが、物販を行える余地はほぼ無いに等しい。
見るものを見たら早々に退散する覚悟を決めて開演待ち。
ミルクセーキ
遠征に帯同できなかったメンバーが二人居たようだが、新メンバーを連れてきていた。
これがまた実に初々しい。
前回見たときは刈り揃えられて整った印象のあった振り付けは練度の差などもあってか再び独自解釈が進んでいたが、客とのやり取りに重心を移し、揃えることは程々にしてその場の盛り上がりを大切にしているように感じられた。
これが「いつもの客」だけを相手にした近視眼的なものだとあまり宜しくないのだけれど、会場全体を巻き込む事は忘れておらず、いつもの客ではない私も十分楽しめた。
出番が終わった後、通路で物販と言う事になっていたが、入る客出る客がっつく客で混沌を極めていたので、音源のみ購入して退散。
出来る事なら金を貰っても二度と足を踏み入れたくないイベントであった。
えなこ
表紙と巻頭8ページ、13カット、撮影は桑嶋智輝。
見慣れないうちはその作り込みの激しさに違和感も有ったのだけれど、「見せたい自分をとことん作り込んだ上で見せる」と言う点に於いて一貫しているのが清々しく感じられるくらいには慣れた。
連載漫画との、所謂「コラボグラビア」なのであるが、寄り過ぎず離れ過ぎず、作品との適度な距離感を取って登場人物の一人になりつつなりきらない。
撮る人、撮られる人、大道具小道具衣装などを用意する人etc...、一つのチームとして有機的に動いているからこそ出せる一貫性。
8ページ目が秀逸で、撮られる側はどうやったら映えるか考えて立ち、撮る側はどうやったら映えるか考えて構図を切る。
啐啄同時の呼吸。 眼福。
馬嘉伶
巻中4ページ8カット、撮影は佐藤裕之。
苦労が多い割に報いられるところ少ないが、倦まず腐らず健気にやっていて支持する人も多い馬嘉伶。
表情には硬さもあるが、無駄な負荷を掛けずにその柔らかさを引き出そうとしている営為は成功していると言える。
短い紙幅の中で衣装5パターン、髪も下ろしたりアップにしたりフィッシュボーンにしたり、時間と予算の中で出来ることはやっているのが解る。
4ページ目の後ろ姿、水着なのだけれど、サイズがきちんと合っている。
これが出来ていない、ただひん剥いて終わりみたいなのも多いだけに、裏方の仕事師ぶりに唸らされた。
若月祐美
こちらも巻中3ページ10カット。
昨年購った写真集の中でも出色だった「パレット」からのアザーカットなので撮影は桑嶋智輝。
売れた数で一番ではないが、内容に関しては堂々たるもの。
他を下げてこちらを上げるのは若月に対しても失礼だと思うので単純比較はしないが、この写真集で紡がれた物語の濃密さには、何度頁を繰っても心揺さぶられる。
一読をお薦めする。 強く、強く。
安藤咲桜
巻末5ページ12カット、撮影は佐藤佑一。
水着映えはするのでそちらが評価されがちであり、本人もそのあたり複雑な心境をSNSなどで吐露していたこともあったが、自分の中で或る程度折り合いは付けられたらしく、継続して水着主体のグラビア展開はされている。
このグラビアでも添え物のように小さく扱われている制服のカット。
安藤咲桜の本領はこちらだと、私は思う。
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