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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2016-03-13 豪華三本立てな一日 [長年日記]

_ 朝練講談会(28.3.13)

ここのところ宵っ張りで起きられなかったり、顔付けに魅力を感じなかったりして足が向かなかった朝練講談会であったが、久々に聴き応えのありそうな会だったので早起きをしてみた。

9:15開場だが、早く着きすぎてしまい9:00過ぎに日本橋亭へ。
既に5~6人が開場待ち。

「楠屋 義士勢揃い」 一龍斎貞弥
「動員が必要な会がある」とかで告知から入って、しかもそれが長いときて一寸ダレたが、媚びるようなところは無いので鼻に付かないのは良い。
場面展開で張り扇を使う際、静かにパタリとやるのが口調に合っている。
大島だったろうか、華美でない装いにも好感。

「CCN25周年物語」 田辺鶴遊
岐阜のケーブルテレビ局の25周年で頼まれたという新作。
本邦放送の父である後藤新平と板垣退助の縁から語り起こす、地方ケーブル局の社史とは思えないスケールの大きな話。
創業時の貧乏臭い逸話なども織り込みつつ、聴く者を飽きさせない一鶴門下らしい一席。

講談の会と言うのは平日の早い時間から始まるのが殆どで、働いていると中々行く機会がないのだけれど、この会は若手中心乍ら日曜の朝に定期で開いてくれているので実に有り難い。

_ Mezzo Forte vol.1

日本橋亭を出て、さてどうするかと思案しながらツイッターを開いてみると、Chelipの出る渋谷のイベントに間に合いそうだったので三越前から銀座線で渋谷へ。

会場のチェルシーホテルは初めて行く箱だったので少々迷ったが、何の事は無いテイクオフセブンの入っていたビルの地下であった。

入ると遠藤麻生の出番が佳境に入ったところ。 恋するBeatが30分演ってから目当てのChelip。

主催が中村綾(ex.ミラクルマーチ)と鈴木花純(テレジア)なのに実質的なトリがChelipなのは、元々この日のイベントはChelipの主催だったところが運営主体の変更などもあって白紙になってしまい、付き合いの深い二人(と裏方)が代わりに打ったライブであり、且つ新規蒔き直しとなったChelipの壮行会のような意味合いもあったようだ。

セットリストを組んだり、それに合わせて2~3曲ずつ繋いだオケを作ったり、藤井美音の裏方仕事の確実さに唸る。
井次麻友と言う神の恩寵を賜るために、舞台上で楽しく歌い踊れる環境を整え、横から下から支えつつ、客を楽しませて自らも楽しむ。

セルフプロデュースになった事で、それまでに入っていた仕事は一度白紙になってしまったそうで、そこで言葉を詰まらせる場面もあったが、努めて明るく前向きには振る舞っていたし、多少は危惧していた送り手としての質の低下も見られなかった。

音源制作などで越えなければならない山もあるとは思うが、越えて行こうとする覚悟は見て取れた。

_ アキバアイドルフェスティバル Vol.18(モエファーレ会場 2部)

開場時間に合わせてモエファーレへ。 覚悟はしていたもののなかなかの民度であり、屯した客で路地は塞がり、路上喫煙防止条例のある千代田区内ながらそこかしこから立ちのぼる紫煙。 携帯灰皿を持ち歩かない向きも多い。

多少の遅延は有りつつも開場。
消防法的に大丈夫なのか心配になる入り組んだ細い通路と階段を抜けて中へ入ると、ライブハウスとしてのスペースはそれなりに取られているが、物販を行える余地はほぼ無いに等しい。
見るものを見たら早々に退散する覚悟を決めて開演待ち。

ミルクセーキ
遠征に帯同できなかったメンバーが二人居たようだが、新メンバーを連れてきていた。
これがまた実に初々しい。

前回見たときは刈り揃えられて整った印象のあった振り付けは練度の差などもあってか再び独自解釈が進んでいたが、客とのやり取りに重心を移し、揃えることは程々にしてその場の盛り上がりを大切にしているように感じられた。
これが「いつもの客」だけを相手にした近視眼的なものだとあまり宜しくないのだけれど、会場全体を巻き込む事は忘れておらず、いつもの客ではない私も十分楽しめた。

出番が終わった後、通路で物販と言う事になっていたが、入る客出る客がっつく客で混沌を極めていたので、音源のみ購入して退散。

出来る事なら金を貰っても二度と足を踏み入れたくないイベントであった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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