訳が判らない。 5人でやっていた仕事を3人でやっている。 終る訳が無い。
帰宅して一休み。 終バスを目の前で逃し、地下鉄で錦糸町へ出て、国鉄で都内某所へ移動。 暗室作業をする気力も無かったんだけど、カレンダーの締め切りが有るので、頑張ってブローニー3本現像。
買い置きの泡盛を呷って寝た。
所用を済ませて秋葉原へ。 六時過ぎに着いたら、駆け込み需要でエントランスには列が出来ていた。
メール当選分を引き換えて貰って暫くして売り切れ。
今は比較的買いやすい状況にあるけれど、さて、シングルが出たらどうなりますか…。
籤運良く、五列目中央。 全体を見渡せると言う点に於いては、この辺りが一番見やすいし、音も聴きやすい。
梅田と増田が全休。
セリが直って、一曲目から大迫力。
2曲目の「ビーチサンダル」。 増田パートの部分は河西の声に戻っていた。 頑張っていただきたい。
「Blue rose」の増田パートは秋元が担当して3人で。 大堀のマイクスタンドにシールドが絡まったり、宮澤のコートのベルトが取れたり、トラブル頻発だったが慌てず騒がず処理していた。
「禁じられた2人」の大島の科白部分は、漸く形になってきた。 なんだか物凄い事を形にしようとしている。
「小さい頃なりたかったもの」と言うお題でのMC。 「幼稚園の卒園アルバムを見たら『なんとかレンジャーの赤』と書いてあった」と話す秋元。 秋元なら務まるだろう。
「お花屋さんになりたかった」大島と、「お花になりたかった」小林の対比が面白い。
小林は變に規制しない方が良い。 小林なりに脳みそフル回転で考えながら話している様はつ実に楽しい。
いつもより遅く行ったが、いつもより人が少ない。
電話ボックスより前は列が出来ていたが、電話ボックスから先は列が体を成しておらず、今日も揉め事が起きていた。 毎週並んでいる割に、全く学習しない。
チームBにくっついて大陸に渡った組と、ゲームショーへ行った組と、劇場公演を選択した組に分かれた結果、十二時半を過ぎても昼公演の抽選内のチケットは残っており、昼に来れば昼夜見られると言う平日二回公演みたいな現象。
籤運良く、二列目中央。 最前列よりむしろ見易い。
高橋と宮澤は東京ゲームショー、増山はドラマの撮影、大江は入院加療の為それぞれ休みと言うことで、十四人での公演。
戸島が「大江さんが戻ってくるまで、加弥乃の撮影が終わるまでみんなで頑張ります」ってなことを言っていて、一寸戸惑ったのだけれど、少し考えたら得心が行った。
一口に「ひまわり組」と言っても、実質「ひまわり組α」と「ひまわり組β」に分けられている訳で、それを踏まえての事だと思う。
ダブルスタンバイとは言うものの、劇場以外のお座敷が掛かる組とお茶を挽く組に分けての公演になっており、それぞれの公演で休みが出ると、もう片方の組から同じ役のを引っ張るくらいで、公演を行う面子が混ぜられる訳ではなく、演るほうの気持ちの中にもヘレネスとバルバロイくらいの意識は有るのだと思う。
最初の三曲では、今日も倉持の臍を堪能。 何故、倉持の臍だけが見えるのか観察してみたが、アンダーバストが細くて、腰骨の位置が低いからなのではないか…と言う仮説を立ててみた。
臍ばかり見ている訳にも行かないので、小林を見たり戸島を見たり。 今日も楽しそうにニコニコと歌い踊る小林。
自己紹介は食べ続けるとしたら何かというお題。 安くておなか一杯になるから「もやし」と答えた川崎。 家業が傾いたのだろうか。
言ってみたかっただけかも知れないが、小林の答えは「生ハム」。 ここで川崎には「プロシュートも知らないくせに」とベルルスコーニみたいなツッコミを入れて欲しかったが、そう言うこともなく進行。
「でも焼くと普通のハムになっちゃいますよねぇ」「焼くとどうなるかファイルに入れて劇場に持ってきて見せて下さい」
無茶を言う小林。
「ヒグラシノコイ」は高橋・大江が休みで、今日も戸島。 出口とのバランスも良くなっていて、ソツ無く。 高橋の衣装だからか、スカート丈が自棄に短い。
今日は「雨の動物園」の衣装ではなく、「アイドルなんて呼ばないで」の衣装のままで間繋ぎ。
成田に嫌いだと言ってみたり、移動バスで早野が隣に座るのを拒否したりする奥の反抗期っぷりを堪能。
夏休みの宿題は結局半分くらいやったが、提出はしていないそうだ。
「愛しさのdefense」は戸島と駒谷で。 今日は余裕の笑みの戸島。 フォーメーションのバランスが悪く見える位置に来た時以外は二人でも違和感無く仕上げていた。
「向日葵」の後のMCは「好きなキャラクター」
松原がピンクパンサーを挙げると、アンニュイに
「鳥?」
と大堀。
「夕陽を見ているか?」で擦れ違いざまに反抗期の奥の頬をつんつんと突つく佐藤(由)。 由加理の「由」は自由の「由」。
「Lay down」の大堀は、昼と言うこともあってか抑え気味。 そんな大堀をつついて挑発する佐藤(由)。 由加理の「由」は自由の「由」。
出口の耳に歌を注ぎ込んだり、横に来た佐藤(由)を捕まえたり、大堀は抑え気味ながらもきちんと仕事はしていた。
歌の後のMC。 白桃を「しろもも」と読んでいたと言う成瀬の話から佐藤(魚)の豆乳を「まめちち」と読んでいたという話に脱線、さらに脱線して駒谷がクイズを出題「きいろいももとかいてなんとよむでしょー」。
「きもも」までは良かったが、佐藤(魚)が三木総理ニセ電話事件の犯人の判事補の苗字と同じ音で読んでしまって場内は騒然。 なぜ場内が騒然としているのか理解している耳年増の戸島だけが顔を真っ赤にしてもじもじしていたが、残りの面子は戸惑うばかり。 着替えた連中と交代してなし崩し的に終了。
お題変わって「マイブーム」。 マイブームと関係なく、大堀の生態を白日の下に曝す大堀祭り。
「アイドルなんて呼ばないで」で奥や早野が口を噤んでやり過ごす(峯岸だけは嬉々として口ずさんでいる)「そのうち○□△も」の部分になると生き生きする事を奥に暴露されると「○□△」の部分を奥に無理矢理言わせる大堀。
ねっとりした大堀口調で茶々を入れる小林と佐藤(由)が楽しい。 戸島が無理矢理〆て「BINGO!」→「僕の太陽」。
他の連中がステップを踏みながら移動しているところでも、小林はテケテケと歩いて移動。
ドカドカ歩かなくなっただけでも大きな進歩。
いつもの手繋ぎ挨拶で終演。 今日も四方に深々とお辞儀をし、手を振り、最後に下手に消えて行く小林を見届けて退場。
テストが返されたが、最高点が45点だったと話す小林に
「香菜ちゃんってホントにスゴくバカだよね。」
「真奈美もそうなんですケド」と、一応フォローしていた。
籤運良く、最前列中央に陣取る。 膝の上にメモ帳置いているだけで気まずい。 採りにくいが隙を見て無理繰りメモを採ってみる。
倉持明日香の臍の謎を解くべく、他のメンバーの物も含めて衣装を観察。
ブラウスの丈は似たような物だが、箱襞のスカートと普通のプリーツスカートでは、ウエストの位置が少々違うようで、プリーツスカートを着ている出口と倉持の臍出現率が高い。
戸島のスカート捌きの上手さに舌を捲く。 要所要所で翻り過ぎないように裾を押さえるのだけれど、これがまた自然な動き。 夢が無いくらいにスカートが「ひらり」しない。
自己紹介のお題は「もし男だったら就きたい職業」。
「人間は疲れたのでペットになりたい」と出口。
「サトウアミナデース、マイペンライー」と言う感じの口調の佐藤。
話に起承転結がある倉持。
ネタに詰まっても、名前だけははっきり大きな声で言う成瀬。
研究生も、それぞれの個性を出し始めた。
「アイドルなんて呼ばないで」は、マチネで話の出た大堀に注目して観る。 先週に較べるとおとなし目。
曲が終わってドンデンから掃ける段になったが、何故か開かない。 波動拳を叩き込んで開ける大堀。
「ヒグラシノコイ」は戸島と出口の対比が面白い。
両手のネイルも両足のペディキュアもばっちりの戸島と、特に何もしていない出口。
メイク一つでもっと綺麗になりそうな出口と、夢が無いくらいに化粧の上手い戸島。
出口はポップスではなく、歌謡曲の歌唱をする。 面白い。
ソワレも「アイドルなんて呼ばないで」の衣装で間繋ぎ。 口を半開きにして、首を傾げながら小林の話を聞く成田。
「愛しさのdefense」の衣装が2ピースである事に気付く。 戸島がみっちり見られてじっくり聴ける幸せ。
「向日葵」は大堀と松原が日増しに活き活きして来ているように思う。 特に松原。
初日から暫くは、出番が少ない所為もあってか、何処となく切羽詰った感じがしたのだけれど、肩の力が抜けて良い表情になっている。
松原は腰から臀部にかけてのラインが美しいので、この曲のローライズのジーンズも、「夕陽を見ているか?」のホットパンツも良く似合っている。
「竹内先輩」から「そんなこんなわけで」の切り替わりのところ。
踊りながら衣装を早換えするのだけれど、衣装に気を取られて表情が素に戻る事が先ず無いのが戸島。 隙が無い。
「神は細部に宿る。」
「デジャビュ」が終わって、着替え待ちMC。 お題は口癖。
話に割り込む時に「どゆこと!!」と絡む戸島。
どう言うことか説明してくれる人もいるし、説明してくれない人もいる。
どゆことの「ど」にクレッシェンドが掛かっていると言ったのは川崎だったか、上手い表現。
小林の口癖は「ホモ・サピエンス」。 覚えたので使いたいらしい。
小林の話を聞いていると、落語の「時そば」とか「道灌」とか「青菜」なんてのは実話なんじゃないかと思えてくる。
成田の口癖は全てに濁点が付く事と言うオチにキレる成田。
じゃぁ「なりたりさです」と言ってみろと挑発する戸島。
「な゛り゛だり゛ざでず」
言えてないが「言えるんです」と声を裏返らせながら胸を張る成田。
成田も一皮剥けた。
グダグダになりそうなところで戸島が助け舟を出して〆めようとするが、何がどうしたのか理解できずに頓珍漢なことを言う小林。
結局グダグダで終わる。
「夕陽を見ているか?」は振り付けの自由度が高いので、逸脱しすぎない範囲でそれぞれが好きな事をやっているのが面白い。
佐藤(由)とか小嶋とか、自由な連中は水を得た魚のように生き生きとしてくる。
マチネでは大堀が大人しかった「Lay down」。 ソワレの大堀も、遣りたい放題だった先週と較べるとつまらないくらい大人しい。
そんな大堀を突付いて挑発する佐藤(由)。
挑発に乗ってのしかかる大堀。
歌の後は「今だから言える事」。
佐藤(魚)が昼に続いて爆弾を投げてしまい、戸島が制動を掛けるが流れは変わらず。
オーディションの際になんとなくグループが出来ていくが、結局最後まで一人だった、と出口。
私もそうだったなんて話をする松原。
そう言えば、楽屋の隅に椅子を置いて一人で座っていたなんて話をしていた。 あれも一年前か。
そんな松原に最初に話し掛けたのは秋元。 良い奴だ。
チームAはどうだったのかと言う話になり、実際に公演が始まるまで、グループ以外のメンバーとは一切話をしないどころか、挨拶すらしなかったと言う衝撃の事実が戸島から明かされたところで着替えた連中が出てきて、ざわついたまま交代。
「秋にチャレンジしたい事」。
奥 :「こわがりの小林香奈ちゃんと肝試しに行きたいです」
小林:「ムリデスネ」
奥 :「お墓で肝試しがしたいんですよ」
小林:「ムリデスネ」
機械のように「ムリデスネ」を繰り返す小林に「カナちゃん本当に腰が抜けちゃうんですよ」と奥。 慌てる小林。
一人暮らしをしたいという倉持に、「やめとけ」と川崎。 一人暮らしがしたくて高校を卒業してから家を出たが、すぐ出戻った。 「洗濯とか無理」と佐藤(由)に同意を求める川崎。 頷く佐藤(由)に訊いてはいけない事を訊く小林。
小林:「洗濯とかしないの」
(由):「放置」
小林:「数少ないのにレッスン着とかはどうしてるの」
(由):「何でそう言うこと訊くの〜」
嘆く佐藤(由)。
興味をそそられたのか、家に泊まりに行きたいと言う奥をにべも無く拒絶する佐藤(由)。
(由):「うち網戸無いよ」
成田によると、クーラーもガラガラ言うらしい。
小林がチャレンジしたい事は「カフェ観戦」。
「モニターで見るんですよねぇ」「こうやって(動いて見せつつ)るのが見える訳ですよねぇ」「音は大きいんですか」
根掘り葉掘り客に問い掛ける小林。
一回くらいやるのも良いかもしれません。
ニコニコと手を振ったり、深々と四方にお辞儀をしたりしつつ、最後に下手に去っていく小林を見届けて退場。
「ひまわり組β」の方は、相互扶助で互いの美点を引き出す良い循環で動いているように感じられる。
マチネのMCでネタにされた大堀が、逃げ口上として「みんなのMCだから」なんて言っていたが、これは本質を衝いていて、機会の平等が不文律として守られている。
結果、これまであまり陽の当たらなかった連中も遍く照らされて活き活きとしており、上手く底上げがなされているので見所は多いし、最初から最後まで飽きさせない。
「最後の一人までが全体である」
秋元は秋元で見たいし、大島(優)は大島(優)で観たいのだけれど、公演全体として観れば、私にはこちらの方が楽しい。
新井愛瞳
6ページ13カット、撮影はTakeo Dec.
間違えて講談社の青年マンガ誌を買ってしまったかと思うほど塗り絵補整が激しい。
身の丈に合わない箱でワンマンライブを打つ羽目になって集客に苦労しているにしても、グラビアにそれを絡めて来るのも判らない。
送り手の独りよがりの物語をメンバーに背負わせて悦に入るいつもの遣り口。
新井愛瞳そのものは悪くないのであるが、寄ってたかって駄目にしてしまっている。
小細工なしに撮っても、十分絵に成り得る被写体だと私は思う。
アップアップガールズ(仮)の送り手は小細工以外にすることは無いのだろうか。 武道館が埋まらなければ例によってメンバーに責めを負わせるのだとは思うが。 毎度そう言う儀式を見せられるのは気分が悪い。
西野七瀬
巻中6ページ7カット、撮影は川島小鳥。
イタリアとマルタで撮った写真集からのグラビア。 フジではなく、コダックとかアグファのような色合いが撮影地の町の建物や調度、光の強さや回り方に合っている。
5ページ目、ベッドに横たわり蒲団を抱きすくめるカット。 潤ませた目と、蒲団を抓むような掴むような指の動き。
写真集への期待を高める7カット。
黒田真友香
5ページ8カット、撮影は藤本和典。
一枚羽織ったり穿いていたりはするが、ほぼビキニと言う割り切った構成。
ティーン向けファッション誌とは勝手が違うようで、笑顔が硬直。
4ページ目だけは、硬いなりに訴求力のある表情。 体形上の美点も捉えられていると思う。
AKB48最初期からの客で、頻度こそ減ったものの継続して劇場に足を運び、書き続けていたカギさん。 21日にお亡くなりになったとのこと。
最後のエントリがこちら
ここで言及している高橋朱里の評価にしても、劇場で目にして或る程度評価していたカギさんと、専らグラビアに於ける高橋朱里を目にしてゼロ査定だった私とでは評価が分かれており、もう少し突っ込んだ話をしておきたかったのだけれど、それも叶わぬこととなってしまった。
「『最近の』柏木、良いですよね。 枯れてきていて。」なんて話をしながら飲んだのが、直接会った最後になってしまった。
あれから益々良いじゃないですか、柏木。
ご存知の方はご存知の通り、私は些か狷介なところがあり、アイドルの現場でも自分から世間を拡げることは先ず無いのだけれど、カギさんとの付き合いも、先方からの食いつきから。
興味を持った対象には、無邪気に突進していく、大人と子供が同居した、明るい酒飲みだった。
秋元康を「秋元”先生”」と呼ぶカギさんと、「秋元康は所詮ペテン師。 巧く騙してくれれば許す。」私とでは、意見が合ったり合わなかったりしたが、異なる立場や角度から意見でも、自分で見て考えたことには寛容と言うか、面白がってくれた。
篠本634の「AKB48ヒストリー ~研究生公式教本~」を始めとする「見てきたような嘘」を散りばめた偽史が刊行されても、それに異議を唱えるより、実際に現場で観てきた客の生の声が反映されるような機会を作ることに心を砕いていたし、それすらも面白がっていたように思う。
困窮の極みにあって馴染みの店にも行かれないので、ありあわせの肴と料理用にとっておいた酒で献杯した。
煩悩がありすぎて当分成仏は出来ないと思うので、劇場に行けば、また逢えるかもしれない。
# 匿名 [今更ながら人って生まれてきた以上何れ死ぬって事に気付かされました。正直しんどいですね・・・合掌]