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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-09-21

_ やる気ゼロの

日々が続いて書き忘れていた事を2〜3。 十五日と十九日と昨日の日記を追加した。

2002-09-21 一夜明けて

_ FLASH EXCITING

発売から一日経ちましたが、ピカピカ系サイトでこれの中身に言及している所は殆どありません。 わんこ閣下げきしぶ氏長順さんくらい。

_ ずるい人、大人のやり方ね

そのわんこ閣下「写真のことはよくわかりませんが」と上手い書き出し(苦笑) 溜息ひとつまた罠かけます。 しかし皆さん好意的な書き方だなぁ。 

_ 何故殺伐としていたのか?

うちのレポを読んで恐れをなしたうらわんこさんがプレミア企画の撮影会を蹴ったそうで(苦笑) あれには幾つかの要因があるのです。

_ 1.会場が狭くて暗かった

会場となった新井薬師のハウススタジオ「ピア18」は普通の一戸建てで、各部屋が微妙に狭くて暗いため、ガッツキ野郎がストロボ焚きながらしつこく撮ると他の人が撮れなくて、スタッフが止めるのを待っている間に我々の怒りの葡萄はどんどん大きくなっていく訳です。

_ 2.モデルが3人共「デジドル」

うち2人は2軍であるところの「エッグ」ですが、客は一緒ですからナニでアレだったのだと思われます。 デジドルというシステムそのものの客と、純粋にタレントそのものに付いている客の間には結構な温度差があります。

_ 3.<フレッシュアイドルグランプリの取材が入っていた。

只でさえ時間がないのに、取材に来た奴がモデルを順番に1人づつ攫ってインタビューと洒落込みやがるのでさらに時間が短くなり、客はますます荒んでいきます。

_ 4.客が4部に集中した

4部だけ異常に混んでいたようです。 1部なんざモデル3人に対して客2人だったとか(苦笑)。

_ などなど

いろいろ考慮すべき特殊事情はあるのですが、あの業者さんの仕切りに関してはあまり良い話を聞かないってのも事実なので、積極的にお奨めはしません。 でも、うらわんこさんの周囲にいる「むやみにえらい人たち」()に比べればガッツキ野郎の能力なんか屁みたいなものですから、その場を支配する事など容易いのではないでしょうか?。

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2003-09-21 色々考えた

_ 起床

明け方に突然目が醒めてガバッと起きた。 昼過ぎに、友人のワレナベ氏からの電話で共通の友人が明け方に病死したと聞いて驚く。 その後、ワレナベ夫人のトジブタさんから葬儀の日程などの連絡。 行かれないので帰宅後に仏壇に線香を上げて冥福を祈った。 まだ20代なんだが・・・。
最後に会ったのはワレナベくんとトジブタさんの結婚式の二次会いや三次会か。 明け方まで語って別れたのだけれど、その時はそんなに悪いとは思わなかった。 飛良泉先生から危ないと言う話を聞いたのがつい先日。 結局、あれが最後になってしまった。
で、22日。 仕事終わりで片付けをしていたら来た。 笑っていたので成仏したのだと思う。
良い奴から先に死んで行くね。

_ 起床2

そんな事は知らないまま8時半に起床。 このホテルは部屋に電話が有り、・・・ってまぁ当たり前では有るんだが、それに自動モーニングコールの機能が有ったので使ってみた。 電話がいきなり鳴ると反射的に目が醒める。
ひとっ風呂浴びてからチェックアウト。

_ 朝の散歩

鞄と銀箱担いで歩かなきゃならないので、そんなに遠くまでは行かれないが、山居倉庫の前の川沿いから中町の裏道あたりをぶらぶら。
いつもはイベントの時間に合わせて来て、終ったら帰って行くのでこう言う時間は取れないんだけど、歩いてみると矢張り面白い。
私はSHIPだけじゃなくて、酒田と言う街そのものに用が有って来ているんだなぁ・・・と今更乍ら思った。 こういう道楽に他の人をつき合わせるわけにも行かないので、行く頻度が減っても別の旅程を組んだ方が良さそうだ。

_ スローフード、スローライフ

酒田の町の中心部にはファーストフードのチェーン店が無い。 だから朝方10時前にめしを喰おうと思っても殆どの店が閉まっている。
例外的に開いているのが以前書いた五郎兵衛食堂。 ここは7時過ぎからやっている。 但し絵に描いたような大衆食堂なので、そう言うのが嫌いな人にはお奨めできない。
何故、朝からやっている店が無いのか不思議だったんだけど、朝飯は自分の家でちゃんと喰ってるって事なんじゃないかと考えた。 需要が無いから存在しないのでは無いかと。 それなら納得が行くし、そうだとしたらそれが「まっとうな生活」なんじゃないかと思った。
酒田で過ごす時間が心地よいのは、地味ながらも真っ当な生活が送られている事による緩やかな時間の流れの中に身をおけるからなのかもしれない。

_ 今日の五郎兵衛食堂

一旦集合した後、私以外は皆「仏壇のさとう」さんへ。 私は朝飯が食いたかったので、Sさんが話していた「ホテル新栄の近くの爺さんがっている喫茶店」を捜しに行った。
暫らくうろうろしたのだけれど、その喫茶店は見つからず、仕方が無いので五郎兵衛食堂へ向かった。 500円の定食を注文。 卵と納豆が選べるので卵にしてみた。 焼き魚は鮭の粕漬け。 味噌汁は豆腐とキャベツ。 漬物は沢庵と茄子とキャベツ。
ダメな人はダメだと思うが、私はこう言う食堂も好きだ。 強くお薦めはしないが。 コンビニ飯にするよりは1000倍マシだと思う。

_ 今日の米沢屋

五郎兵衛食堂を出て中町モールの入り口まで来たら米沢屋の暖簾がもう出ている。 11時開店だと思っていたのだけれど、それは隣の三日月軒で、米沢屋は10時半の開店だった。
なんだか悔しいのでそのまま店に入ってイカ肉玉を注文。 旨いから喰えた。
我ながら何やってるんだろうなぁ・・・とは思う。

_ 結局

仏壇屋さんへ行った面々は時間が無くて飯抜きだったらしい。 別で動いていて良かった。
イベントの時以外は別に動いた方がお互い幸せだとつくづく思った。
念の為書いておくが、これは余計な軋轢を起こさないためにも、生活のペースが違う部分は違うままに過ごした方が精神衛生上良いと言う事。

_ 国道7号三川バイパスみんな集まれ!もうすぐ開通フェスティバル

酒田の外れから鶴岡に至る国道7号線のバイパスの開通に合わせたお祭り。
バイパスの3車線のうち2車線を使ってステージと客席スペースを作り、残りの1車線は見学会のバスが通る。 天気は曇りで気温は9月半ばにしては低く、上着が欲しいくらいだった。
12:00からと13:30からの二回廻し。 集客もそこそこ。 れっぴぃにファンレターを渡しあぐねる女子中高生が居た。 すれていない子が多い。
最近、イベントの中身に言及し無い事が多いが、それは@古川市民氏のレポが客観的且つ詳細で、備忘録として敢えて自分の日記に記す必要が無いから。

@古川市民氏のイベレポ「S.H.I.P Archives」

ここを見れば大体の事は判ります。
イベント終了後、私の分のカレンダー用写真追加撮影。 鳥海山をバックに りり。
柔らかい表情が撮りたかったので、りり推しのマサーシー氏に来て頂き、場の雰囲気を和らげてもらった。 大いに助かった。

_ 帰宅

友人の葬式の連絡とかもあったので、相模大野巨匠の車に乗せてもらい帰宅。 おかげさまで予定より早く着くことが出来た。 感謝。


2006-09-21 細かく変える

_ 隠居所、再開。

tdiary の更新を携帯からも出来るようになって放置していた二面楚歌 隠居所を、写真日記として再開。
カラー写真は嵩張るので自前のサーバーに置きたくないってのが一番の理由。

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2007-09-21 グラビア日誌

_ 宇佐美友紀(フラッシュEX)

載ってるって伝書鳩が来たのでコンビニで調達。
手とか色々なもので乳を隠したグラビア。
脱ごうが何しようが当人の人生なので外野が何言っても仕方が無いが、・・・と言うかまぁ鬱陶しいのだと思うが、ヤッツケの雑な仕事を目の当たりにして情けなくなる。

一と言で済ますと「乳さえ見えれば良いグラビア」。
肌を見せる仕事をする節制をしていないから焼け方は斑だし、先っぽを不自然に隠しつつ乳を見せる為に表情は捨ててあったり、一体何がしたいのか判らない。

インタビューの最後に「グラビアも頑張ります!」と有るのが虚しい。 
何だカンダ書きつつも、出たらまた買ってしまうんでしょうねぇ・・・。

_ フラッシュEX「U-19アイドル限定 300人完全人気ランキング大名鑑」

1位 長崎莉奈、2位 南明奈、3位 北乃きい、4位 新垣結衣、5位 木下優樹菜、6位 仲村みう・・・と首を傾げたくなるランキングにAKB48がらみで何人か載っていたので引いて見る。

75位  大島優子(太田プロダクション ※前年 175位)
151位 前田敦子(太田プロダクション)
174位 秋元才加(office48)
177位 奥真奈美(office48)
179位 小嶋陽菜(プロダクション尾木)
193位 宮澤佐江(office48)
247位 小野恵令奈(太田プロダクション)
248位 増山加弥乃(パーフィットプロダクション)
263位 高橋みなみ(プロダクション尾木)
279位 峯岸みなみ(プロダクション尾木)
289位 河西智美(ホリプロ)

AKS組が入っていないのはまぁわからんでも無いが、板野や中西が抜けているのが判らない。 「ほねほねワルツ」では板野、Chocolove from AKB48では中西だけが漏れている。
現場の感覚とは乖離しているインチキ臭いランキングではあるが、秋元が意外に上の方に居たのは嬉しい驚き。

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2010-09-21 スカート!!

_ Men's Knuckle カズアキの目指せ 1000人斬り!スペシャル (3)

3夜連続囲碁入門講座の3夜目が先ほど終了。
戸島のスカートはしっかり短く、初心者四人組も囲碁を覚えて来ていて、番組の進行もスムーズに。 戸島は仕切るべきところはしっかり仕切っており、喋らない部分でもその先を見ながら進行をチェックしていた。

正解が一つも無い四択ってのも通常の囲碁番組ではありえない事ではあるが、そこで生じる番狂わせも含めて、面白く見ることが出来た。

次週は9/26の19:00より、Men's Knuckle カズアキの目指せ1000人斬り!の通常番組が19:00より放送。 先の読めないわたくしは、タイムシフト予約を済ませておいた。

_ 週刊プレイボーイ No.40

AKB48絡みでは、表紙と巻頭グラビアに板野友美、オマケピンナップは表がAKB48(先週の巻頭グラビア組)で裏が板野。
投稿連載ページには峯岸みなみ。 峯岸は重馬場に強い。 聞き手(書き手)がヘッポコでも、自分でどうにか出来る。

板野友美
表紙+巻頭グラビア8ページ10カット、見開き1箇所。 撮影は中山雅文。
板野にしては表情の種類が少なく、冴えない出来。

衣装は米村弘光だが、AKB48そのものを担当しているときのゴテついたものではなく、シンプルな衣装ながら板野友美の個性に合ったものを揃えている。 今村敏彦もそうだが、編集部の使い方が悪いだけで、仕事の質そのものは高い。

中山雅文の写真はピントや露出、構図の切り方は下手という程下手では無いが、技術とセンスのバランスが技術に寄りすぎているので写真としては実に詰まらない。 蜷川実花のようにセンスに寄り過ぎても見るに堪えないものが垂れ流される訳で、写真というものは実に難しい。

_ 週刊プレイボーイ No.40 拾遺

グラビアではないが興味深かったのは「めんと唐揚げ 麺ジャラスK」店主、川田利明のインタビュー。
給料が入ったら行ってみようと思う。


2013-09-21 「昼寝をして、起きたら、居た。」

_ スライド&トークイベント「Making of “私生活”」(tokyoarts gallery)

約2年半に渡った写真集&写真展『私生活』の撮影の裏側、写真の成り立ちを、女優・安達祐実と写真家・桑島智輝、双方の視点より解説します。
芸能生活30周年を迎えるにあたって女優自らが企画した『私生活』。なぜ写真という媒体を選んだのか?どんな気持ちでカメラの前で立っていたのか?見てもらう人たちに何を伝えたいのか?
また、写真家は、彼女の強い思いをどう受け止めて、作品に昇華していったのか?女優と写真家。それぞれの視点から、今回の作品に込めた意図を、写真のスライドショーを元に語って頂きます。

出演者/
安達祐実(女優) 桑島智輝(写真家)
司会:町口景(ブックデザイナー)近田拓郎(週刊プレイボーイ)
写真集の発刊にゴシップを絡められてしまった所為か、マスコミお断りでの開催。 潜り込んでは、いたかも知れない。
限定50名のところ、先週の日曜の夕方に申し込んだ時点で既に40番台だったので、そのあとすぐ定員に達したのだと思う。

15:30過ぎに到着。 整理番号順に並び、入場。 簡易椅子が50脚置かれていて、あとは立ち見。 展示物を幾つか取り除いたスペースにプロジェクターを置き、奥の白壁に投影。
スクリーンノ両脇にモデルとカメラマンヲ配して、週刊プレイボーイの担当編集氏が進行。 撮られた写真について時系列で語って行く。

30周年と言っても、最初は大掛かりに何かをしようとは思っておらず、何人かのカメラマンに撮っておいて貰おうと言う話の中で桑島智輝にオファー。
(安達祐実曰く)「何でも上手く撮れる」桑島智輝には、作り込んだ写真を撮って貰う積もりだった。
依頼通り撮ってはみたものの、「30周年の写真がこれで良いのか?」と疑問を持った桑島は、テリー・リチャードソンがレディー・ガガのワールドツアーに同行して撮った記録写真集を見て現場の裏側を撮ることを思いつき逆提案。
撮影現場から楽屋から、安達祐実の自宅まで。 安達祐実は桑島智輝が居ないものとして過ごし、桑島智輝は気配を消して淡々と撮り続ける。
以下、採ったメモからの書き起こしを箇条書きで。

・撮影初期のもの以外はカラーネガで撮影。
・中盤からカラーネガに切り替え、コニカのビッグミニと35mmの一眼レフを使用。
・終盤は6×4.5を併用し、八丈島撮影分ではモノクロフィルムも使用。
・初めは完全に個人企画で、経費もモデルとカメラマンで折半。
・事務所から話があり、週刊プレイボーイから写真集を出すことが決定してから、八丈島と九十九里で追撮。
・セミヌードは後回しにすると気心が知れて却ってやりにくくなるので、そうなる前に撮影。
・普段の仕事は水着止まりなので、どう撮ったら良いか悩んで色々調べて頭に入れたが、それを一旦棄ててから撮影した。
・白ホリの前で涙を流しているカットは、「泣けますか?」といったらものの数秒で涙が溢れた
・「女優ってスゲー!」と最初に恐れ入った場面であった。
・追撮分は、これまで暖かい感じで撮ってきていたので、真逆なものを撮ろうと思った。
・ラース・フォン・トリアーや五社英雄の作品を見てマイナスの感情を醸成。

やっつけ仕事(AKB48絡みなどで特に酷い)の多い昨今の週刊プレイボーイにしては妙に腰の据わった企画だと思ったら、腰が据わっていたのは安達祐実と桑島智輝であって、持ち込まれた企画を写真集にしたのが週刊プレイボーイだった。
それでも追撮を組んだり、撰びにくいカットを敢えて採用したり、写真展を企画したり、週刊プレイボーイの底力は見られたと思う。
雑誌に載るグラビアや写真集は、モデルとカメラマンだけではなく、事務所の意向や編集者のセンスにも翻弄されることがまま有る。
本人主導の企画と言うこともあるが、採用不採用の基準が写真そのものの良し悪しであるのは極めて珍しい。

「眠るのは好きじゃない。」と語る安達祐実の寝起きを撮ったカットを撮られた側から評して曰く、「昼寝をして、起きたら、居た。」
部屋着のズボンの尻っぺたに無意識に両手を突っ込んだカットなどについて桑島の口から何度か聞かれたのが「これは撮らなきゃ・・・と思った」
クローゼットの前で延々着替えを繰り返してもらったりとか、昼寝をしている横で目覚めるまで待ったりとか、役と本人が渾然となってしまっている一筋縄では行かない被写体をどう撮るか、その試行錯誤と葛藤も桑島智輝の言葉の端々から滲み出る。

こうした無意識下の安達祐実を可視化したのは桑島智輝が初めてなのかもしれない、プリントとして提示された「探さなくてもそこにある『自分』」
30年役者の仕事をしていると、役を演じていることが殆どで、「安達祐実」を演じることすらある。 今回こうして撮って貰うことで、自分の「存在」を確信できたと語っていたが、演じることを生業とし、物心つく前からそれが日常となっている安達祐実にとっては、演じている自分と演じていない自分をひっくるめて「安達祐実」であり、そこに更に「無意識下にある自分」も含めて撮って写真群として見せたことで初めて持てた「自分の存在に対する確信」であったのように思う。
「記録と記憶が一体に」とも感想を述べていた。


右側の壁に飾られていた、モノクロで撮られ、ネガサイズで焼かれた作品が素晴らしかったのだけれど、これらは桑島智輝が写真弘社でプリントまで立ち会ったとのこと。
ここまで突き詰めてプリントしたことはこれまで無かったし、普段はデジタルで撮ったカラーをグレースケール変換することは無いので、今回はモノクロの美しさに驚いたと語っていたが、デジタルでも擬似的には出せるが、この「粒子感」はフィルムならではのもの。
久しぶりに見た「暗室に入りたくなる(焼きたくなる)」素晴らしいプリントだった。

撮り撮られると言う関係性に於いてのみ互いを必要とする、甘美な息苦しさを感じさせる写真展。
明日、23日まで開催。
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2014-09-21 訳知り向け

_ 「PIP秋のバラエティ/MC満載企画!どの企画がウケるかはやってみないと分からない!もしかしたら11/23沖縄選抜も決まるかも!?」イベント

23日に外部イベントに呼ばれていて、そちらに力点を置きたいとの事で日曜は軽めのイベント。 カラオケと踊ってみたが挟まった以外は出し物らしい出し物はなく、訳知りなら楽しめるが今日が初会だとチト厳しいイベント。

濱野も忙しいらしく金曜の夜は所用で間に合わないとの事で、土曜の夜に予約スタート。 ヨーイ・ドンで申し込んでも30番台と出遅れたが、まぁなんとか座って見る事は出来た。 2時間からの長丁場なので、年寄りに立ち見は辛い。

訳知りの椅子取りゲームが熾烈さを増しているだけで集客が殖えている訳ではないなのが気がかりでもあり、のんびり見られる有り難さが無くも無いのと綯い交ぜになる複雑な気分。

演目としては

「踊ってみた」 (橋田・永瀬)
「パワースポット溺愛系オススメポイント講座」 (森崎)
「ハロプロ天動説講座」 (工藤)
「私立恵比寿中学『頑張ってる途中』みどころ講座」 (柚木)
「猫背矯正ポージング講座」 (先生:石川 生徒:豊栄・羽月)
「都道府県シルエットクイズ」 (濱野・澤村・栗城)
「エヴァンゲリオンと私」 (高城 聞き手:濱野)
「『逆転力』読書会補遺」 (栗城・北川・豊栄)
「厄介女子生徒の休日再現」 (御坂・福田・小室)
「メンバー似顔プッチョ絵」 (澤村)
「ディズニーランド/シー楽しみ方講座」 (栗城)
「カラオケ声色三変化」 (濱野・羽月)
「私服ダサイ系女子改造講座」 (コーディネイター:小林 クランケ:小室・空井・柚木)
「踊ってみた(当日振り入れ ver.)」 (橋田・永瀬)

モーニング娘。について語る工藤は先カンブリア紀だかデボン紀だか、ハロプロ天動説に基づく後付け史観用語を多用。 熱意は伝わるが共感は出来ない。
「これが凄いんです」と見せられたものも、寺田特有のねっとりした田舎臭さが鼻につくもので、野暮の極み。 まぁこのあたりは好みの問題。 蘇易簡曰く、適口者珍。

森崎はパワースポットの、主に豊田早姫への熱情を例によって情念過多でお送り。
無情に聞き流しバッサリ斬り捨てる濱野とめげない森崎の夫婦漫才。 豊田早姫は、少なくとも森崎の中ではキリストを超えているものと思われる。

柚木は工藤や森崎と較べると訥々としているのだけれど、その分重みがある。 北風と太陽。

石川のポージング講座は猫背の目立つ二人に分かりやすく即効性のある指導。 15で何も考えずに東京に出てきたと言う石川の東京での年月の重み。 ただの鼠ではない。

素直に言う事を聞く豊栄と、いちいち混ぜっ返す羽月。 いちいち混ぜっ返しつつも気にはなるらしく、なんだかんだで言われたことは試してみる羽月が楽しい。

小林によるPIP私服ダサイ御三家の改造は、とりあへず3人に自分の考えた洒落乙な格好で来てもらい、小林が持参した服に着替えさせて事前事後を見比べる趣向。
いつもよりは良い評価を貰う小室と柚木、いつもどおりの酷評に慨嘆するいつもどおりの空井。
小林のコーディネートは流石に上手く、三人三様それぞれの個性に合わせて上手く仕上げていたが、空井だけはくるんだオブラートを突き破る空井の個性、なんと言うか「ウーマンリブ臭」のようなものが勝ってしまい、「山武郡の村中で一番モガだと言われた女」みたいになってしまっていた。 恐いところは東京の銀座 泣くに泣かれぬモガ。
小林の見立てが悪い訳ではなく、空井もそれなりに似合ってはいたし、小室のプレッピールック、柚木の原宿系女子もそれぞれの個性を生かしつつ矯正できていた。

前述の通りメンバーの人となりを知っていれば楽しめる企画だったが、今日が初めての客には厳しかったのではなかろうか。
それでもダレ場もそれなりに有ったが、曲がりなりにも面白おかしく過ごせたのは濱野の司会の面白さに依る所が大きい。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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