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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1998-11-05

_ 更新

トップページ、OB展ページ、表示色、を変更しました。


2003-11-05

_ 5周年

私がパソコンを友人から譲り受けてネットに繋いだのが平成10年の9月。 2月経たぬ間にHPをでっち上げてからもう5年。 早いものだ。

_ 今日の一枚


鉄棒家族
ローライコードI(トリオター75mm/f3.8)、アグファAPX100、1/50s、f5.6・・・くらい。
数年前の晩秋に井の頭公園で撮った一枚。

_ うまそうな日記

噺家さんには食い道楽の人が多いが、柳家小袁治師匠もその1人だ。 小袁治師匠の日記 日刊マックニュース は旨いものの話しがちょくちょく出てくる。 しかも私と行動範囲がかぶるので非常にありがたい。 


2006-11-05 西武新宿線沿線異常無し

_ 日芸祭

出展している人からお誘いを受けたので、見に行って来た。 誘われ無ければ行かない種類の写真展。
誘ってくれた人の作品は、旧作中心ながら大伸ばししてみたり、新しいことも始めてやりたい事を突き詰めつつある感じ。

写真学科の出展作品を一通り見てきたが、子供と動物とホルガに逃げた写真ばかりで嫌になる。
海外に行って素材に負けて上っ面だけ舐めて帰って来たようなのも多い。 被写体との距離の撮り方も通り一遍。
幾つか楽しい写真もあるには有ったが、不味い食い物でお腹一杯になったような気分で、疲れた。
パンフレットの出来も素人以下のヒドイもので、どこに行けば何が見られるのか丸で判らない。
そんな訳で写真見ただけて疲労困憊して、他は何も見ずに帰って来た。

_ AKB48忠臣蔵

地下鉄の中でうたた寝をしていたら変な夢を見た。

JAシーザーみたいな曲に合わせて小林平八郎の秋元と赤穂浪士の格好をした野呂と佐藤(N)が段平ふり回して大立ち回り。
秋元の右太衛門みたいな華麗な太刀捌きに感心しているところで目が覚めた。

_ 荒木経惟と桑原甲子雄と土門拳

一緒に行った友人と、先日見てきた江戸東京博物館でやっている荒木経惟の「東京人生」について話しながら帰って来た。 写真を見た後は、つまらない写真を見て写真を見て消化不良になった後は特に、写真について語りたくなる。

初期の荒木に対する桑原甲子雄の入れ込み方が尋常ではなくて、荒木の写真の何が良いんだかさっぱり判らなかった私は可也違和感があったのだけれど、「東京人生」を見てわかったような気がした。
被写体と素早く打ち解けて写真を撮る荒木が詐欺師だとすると、被写体に気付かせずに写真を撮る桑原は掏りだ。 掏りは詐欺師に成りたかったのではなかろうか?。
・・・と考えると、土門拳の撮り方は強盗だ。


2008-11-05

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第19回

下書きまでして、アップロードしたもんだと思い込んで放置していた。
次回更新は明日なので取り急ぎ。

「はまぎんこども宇宙科学館」編は、小林が先生の話に丸でついていけなかったからか2回で終了して、再び間繋ぎ企画のお絵描き大会。
小林の髪型が少し変わったが、煮ても焼いても小林なので、そこはそれ。

最初のお題は「近況報告」。
「近況報告」とは言っても、そこは鳥頭の小林なので直近24時間の話が中心で、絵もテキトー。 このテキトーぶりがまた凄い。

小林豆知識→料理は茹で卵しか出来ない、茹で加減も良く判らない。

足を描いたら駢指で、「すべりだい」と書こうとして「骨べり台」。 惜しい。
よのなか入門本来の趣旨からは外れるのだけれど、世間様に迷惑を掛ける心配の無い間繋ぎお絵描きの方が安心して見ていられる。
次回更新では、小林画伯がチームKの似顔絵を描くとのこと。 相当ヒドイらしい。

_ アップトゥボーイ 12月号「小林香菜(AKB48)のよのなか入門 第3回

アップトゥボーイ本誌の連載も三回目。 
「はまぎんこども宇宙科学館」編が掲載されている。
アトラクションで遊ぶNo!天気な顔と、座学での「死に至る病」みたいな、世界中の絶望を集めて飽和したような顔との落差が凄い。
編集氏が写真に付けるキャプションに山葵が利き捲くっていて、如何にこの連載を纏めるのが大変なのかを窺い知る。

_ 二枚の写真

先日の握手会の爲にCDを買ったら、オマケの写真が戸島だった。 帰りがけに会った友人から貰ったB.L.T.の表紙が東京体操で、こちらも大きく戸島。

戸島の写真と言うと、一時期は口角筋の締まった、口元の「ニッ!」とした、隙の無い作り笑顔のものが多かったように思うが、この二枚は心持ち柔らか目の表情。 特にCDのオマケの方は少し開いた唇から前歯が覗いており、一寸面白い。

口元は柔らかくなってきたのだけれど、今度は目を細めたような写真が多い。
感情を読まれたくない時などに、こうして目を細めたりするのだけれど、戸島の意図が奈辺に有るのかは判らないが、戸島のガードの高さと堅さが写真に出たように私には思われる。
この手の写真は、撮る人、撮られる人の他に、撰ぶ人の意図も入ってくるので、その三者の「こうしたい」のバランスでStereotypeなポートレートになってしまうのだとは思うが、そこから外れた部分に魅力的な表情がある事が多く、実際握手会で間近に見た戸島は、私が列に並んで順番を待ちつつ見ていた短い時間の中でも、もっと魅力的で多彩な表情を見せていた。
まぁ、無理だとは思うが撮ってみたい。
開けられていない(開けさせない)引出しがまだまだあると思う。 


2009-11-05 不安定

_ 言い訳とお知らせ

十年来お世話になっている tdiary と言うシステム。
いはゆる「ブログ」なるものが流行る前からある枯れたシステムで、使いやすくは無いけれど文中に勝手にリンクを貼るような余計なおせっかいは焼かないし、広告も出ない。

気に入って使ってはいるのだけれど、時々その、落ちる。
今回も何の前触れも無く(トラブルと言う物はたいていそうだが)繋がらなくなり、気がついたら復旧していた。
今回のサーバーダウンは何時もより長く、原因もわからなかったので泡を食って転居用のブログシステムを借りてそちらで更新してしまった。

二面楚歌 仮移転

あちらはあちらで使いにくい部分もあり、どちらを使うかはまだ思案中。

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2014-11-05 本末転倒

_ 落語立川流真打トライアル(第2回)(26.11.5 日暮里サニーホール)

定時で逃げ出しても六時半に日暮里なんざ着ける訳も無く、今日も途中入場。
前座が五人も六人ものたくってる割に椅子の並べ方はガタガタ、空いてる椅子に腰掛けようと思ったら「関係者席」
結局「関係者」なるものは最後まで来なかった。

演目の変わり目で空席に滑り込む。 客席を見渡すと八割方年寄り。 「六時半に日暮里の会場に辿り着ける層」 が、立川流の想定する「お客様」なのであろう。

「替り目」 らく朝
「大工調べ」 志らら
「薮入り」 談奈
<中入り>
「六尺棒」→獅子舞 らく里
「片棒」 錦魚

「替り目」の途中で入ったのだけれど、そろそろお後と交代と言う頃合ながら、車屋の梶棒が漸くあがったくらい。 そこからが長かった。 時計の上でも、気分的にも。
「大工調べ」は無駄に早口で且つ滑舌が悪く、見せ場の言い立てが全く聞き取れない。 上滑りしたまま道具箱が帰ってくる前に終了。 ところどころ面白いクスグリは入ったが、走り過ぎちゃってそれすらも聞き取りづらい。
「薮入り」は悪くなかったが、楽屋落ちの入れ事が多く、それ故の矛盾なども出てしまって噺を壊していた。 落ち着いて演れば良いと思うのだけれど、妙な気を起こすからおかしくなる。

中入りでロビーに出て、知己に毒づいて気晴らしをしてから後半を聴く。

テンポ良く「六尺棒」。 すっとぼけた道楽息子が重苦しい空気を払い、気分良く笑った後に獅子舞。 一寸長かったが、二度三度と中手が入る熱演。
マクラもそこそこに噺に入った「片棒」は、耳にスッと入って虚心に笑える。

前半はどうなることかと思ったが。中入り後のニ席で帳尻が合った。

「一位になったら真打」と言われて平常心で高座に上がれる訳も無いが、それでも妙な色気を出すと途端に駄目になる。 その典型例がニ席続いたところから始まったにしては、差し引きでプラスになった。

客に審査と言う野暮を押し付けるところからして厭なのだけれど、それを見世物として昇華し切れていない、イベントとしての詰めの甘さが憂鬱に拍車を掛ける。
出来としては「六尺棒」が頭抜けており、投票結果も一位ではあったのだけれど、それでも過半数には満たないところから垣間見える「情実」の理不尽。
トライアルが嫌いなのになんで見に来るのか訊いてくる野暮な客が居たが、見たい聞きたいより「投票したい」が先に立つのこそ本末転倒ではなかろうか。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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