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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2004-12-23 だらだら過ごす休日 [長年日記]

_ 寝たり起きたり

夕方までなんとなくFMを聴きながら寝たり起きたり。 高樹千佳子が初ラジオで、しかも生放送で、さらには8時間だかなんだかぶっ通しで出ていて、声としては心地よいのだけれど、段取りの悪さにいたたまれなくなってラジオを消したり、なんとなく心配になってまたつけたり。

_ 朝昼晩飯

どこへ行く気にもならず、夕方まで柿の種などをつまんで過ごしていたが、いい加減なにか食べたくなったので家を出て友人に薦められた寿司屋へ行ってみることにした。

_ 「花ずし」

阿佐ヶ谷駅前から中杉通りを北へ。 早稲田通りにぷつかったら右へ。 少し行くと交番の先、右側にある。
寿司屋寿司屋した外観ではないので、旨いという話を聞いているから入ったが、予備知識なしだと入りにくいかもしれない。 ガラスの引き戸には持ち帰りも立ち喰いもできる旨、張り紙がしてある。
私が中へ入ると、丁度持ち帰り用に2人前握っている所。 弁当屋とか立ち喰いそばを思い浮かべていただくと判りやすいかもしれないが、店内の3/4は厨房で、ガラス戸をあけると目の前に店の幅にしつらえられたカウンターがある。 カウンターからは厨房の中が丸見え、・・・と言うより、厨房の中にカウンターがあるようなものなので、洗い場まで丸見え。 だから普通は客に見せない部分まで見えてしまう訳で、店の清潔感にこだわる人は受け付けないかもしれない。
然し乍ら、こまめに洗いものはしているし、場末の飲食店にありがちな厭な臭いもしないので、清潔感の演出をしていないだけで、食べ物を扱う職人としてのモラルはしっかりしているのだと思う。

上段左から中トロ3カン、赤身2カン。
下段左からえび、鯛、いか、玉子、穴子。 これで500円。 シャリ切りから握る所まで見てきたが、職人としては真っ当な仕事振り。 シャリやネタの扱いも丁寧。 味のほうも至極まとも。 普通なら500円では食べられない本物の握り寿司の味。
酒田に行くようになって以来、東京で旨い寿司を食べる事に関して悲観的になっていたのだけれど、マグロのように取れたてより多少熟成されてからの方が旨い魚や、玉子や穴子のように作り手の腕にかかってくるものなら、東京でも手の届く値段で美味しいものを食べられる事が判った。
営業時間は朝の11時から夜の9時半まで、年中無休で営業しているそうだ。 この5年、一日も休んでいないとの事。
「寿司は国民食なんだから、安くて旨い寿司屋がもっと出来るべきなんです。」「金儲けより職人として納得の行く仕事がしたい。」と語る店主は、世に受け入れられにくいかもしれないが、言っている事も遣っている事も実にまともであり、これからの商売繁盛を願ってやまない。

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# Dwightsa (2014-02-06 19:09)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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