項を改める為に敢えて7日の日付で書き始めて見る。
AKB48とSHIP。 この2つの企画に共通する稀有な点は、この業界には珍しく、正業の下地のある、社会性のある大人がやっていると言う事と、非常に悪戯っ気があって、日々なにを仕掛けてくるか判らず、客として気が抜けない事。 メンバーそのものは元より、企画そのものや、さらには送り手にも人をひきつける力があると言うこと。
相違するのは、前者が客からの搾取による目先の利益に囚われていないながらも必然的に資本主義の枠内にあるのに対して、後者は資本主義の枠からはみ出ている事だ。 そして、予算規模。 これは仕方がない。
兎に角、どちらも面白くて目が離せない。 これが終ってしまったら(もしくは変質してしまったら)わたしの生活はどうなってしまうだろう。
ガンダムの一回目の再放送(これが我々にとっての本放送だった訳だが)が終ってしまった後の何を見ても面白くなくて苛々した日々を思い出す。
昨晩のライブの中で現場責任者の戸賀崎氏から発表されたCDボックスについて、少し書いておこうと思う。
先ず、発表のタイミングの絶妙さに恐れ入った。 発売当日と土日の店舗イベントで客の懐が疲弊した所で敢えて発表。 CDは売れて欲しいが、悪戯もしたい。 そのあたり天秤に掛けてこうしたのだと思う。
中身は同じCDで、ジャケット写真だけそれぞれのメンバーの、それもキス顔の写真になっていて、専用箱に入って26000円。 プレミア無しできっかり20枚分の値段なのがどうかしている。
これが限定500セット。 購入すると売れ残ったグッズ類とメンバーとの2ショットポラが貰える。
この2ショットポラの撮り方がまた奮っていると聞いたのだけれど、それは書いて良いかどうか判断がつかないので止めておく。
次から次へと飛び道具が出てくるのでワクワクしている。
やってくれますね。 やってくれました。
客として負けてられない。 カッコトジトジ。
「結局金の有る奴の勝ちかよ!」って泣き言も耳に入ったり入らなかったりしたが、これ買ったから(もしくは買わなかったから)態度が豹変するようなら、そんなお宮は蹴り飛ばして、毎年曇らせてやればいい
これ迄のチケットの整理番号順入場から、開場時に十番ごとの籤を引いての入場に変更。
大きなトラブルが起こる前に手を打った英断に拍手を送りたい。
石丸のような完全抽選ではなく、十番ごとってのが新しい。 より多くの人に生のAKB48を見て貰いたいと言う事なのだろう。 期待したい。
財布の耐久力ではなく、人としての器の大きさだ。