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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-02-03 [長年日記]

_ AKB48 チケット並び

六時に掛けた目覚ましを、止めたことすら覚えていない。
気が付くと既に九時半になんなんとしており、泡喰って秋葉原へ。
雪だてぇのに四百人から並んでいて、その内の数十人は生写真の仕入れに来た転売を生業にするカーストの低い連中だとしても、思ったよりかなり多い人出。
なんとか抽選外なら入れる望みのあるキャンセル待ち券をいただく。
融け掛けたベタ雪が爪先から染みて来て、身体の末端から冷えてくる。
とりあへず喫茶店に避難。

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

抽選枠内は15枚出て、枠外もそれなりに詰め込んでいただけたので、とりあへず中では見られた。
立ち見も三列目ともなると、まぁ音が聞こえるだけ外よりはマシと言う感じになる。
特に前に立っている客でハズレを引くと、絶望的に前が見えないし、音も聞こえない。
今日はそんな「ハズレの日」だったが、公演そのものは楽しかった。

「嘆きのフィギュア」
仲谷と菊地が殆ど見えないので、渡辺中心に。
最初の頃の動きもぎこちなく、表情も硬かったのか嘘のようにしっかりした情緒のある動きになっているし、表情にも感情を乗せる余裕がある。
菊地のきびきびした動きにも以前のせっぱ詰まった悲壮感は無く、楽しそうにスタッカートを利かせて動いている。

「涙の湘南」
井上は、髪の毛で顔の輪郭を作る「夏川純式丸顔偽装法」を継続。 自棄糞にくるくる巻き捲った、ウルトラバロックな髪型が面白い。
浦野はすっきりさっぱりショートボブ。 これが一番良いのではないか?
柏木は小野恵令奈を意識したと思われる側頭部の高い位置で二つ縛りにした髪型。 本人としてはかなり気に入ったらしく、楽屋で鏡を見て惚けていたのを自己紹介のときに暴露されていた。
顔や身体付きの大人っぽさから、小野とはまるで別物にはなっていたが、良く似合ってはいた。

「会いたかった」
ダダタッと走り込んできたが、どうも少ない。 佐伯と松岡が学校行事の為にお休み。
以前、学校行事で公演を休んだ戸島花に「やる気がないなら辞めちまえ」的な手紙を送りつけた莫迦が居たが、学業と芸能の両立を志すことが惡である訳がないので、そういう雑音にはめげずに生きて行って頂きたい。

自己紹介
客の介入に翻弄されることもなく、話に詰まることもなく、居たたまれなくなるなる瞬間がまるで無かったので安心して見ていられた 。
片山陽加のキャッチフレーズがまた変わって「陽加17歳、まだ誰の物でもありません」。
ホリプロへのアピールか? 
片山陽加の「懐かしのアイドルキャッチフレーズの巻」(略して「懐アイ」)、次回は「国民のおもちゃ 新発売」と予想。
雪の中来てくれた客に謝意を表する野口玲菜。
何故ここで雪の話を…と思ったら「どこのユキもKYだな。」とボソリ。
これが言いたかったらしい。
平嶋が前述の通り柏木の楽屋での痴態を暴露。 狼狽え、羞恥に身悶える柏木。

「渚のCHERRY」→「ガラスの I LOVE YOU」→「恋のPLAN」
チームAの時は「何だよミネギシが見えネーじゃねーか」「黄色邪魔〜」なんてヒソヒソ話が聞こえたりもしたものだが、…いやまぁメンバーを誹謗チユウ傷すると出入り禁止なので、そこは小声で。
チームBでは皆おとなしく「まゆゆ」を堪能している。
今日は後ろの三人に注目してみる。
以前は有った「ここで頑張らないと」と言う悲壮感が無く、のびのび踊っていて表情も明るく。
米沢の「下克上コーナー」も適度なギラギラ感と余裕の笑み。

平嶋くん、今日も良い仕事。 高いレベルで安定。

「恋のPLAN」に入るとしっくり来る浦野。 佐伯と松岡休みだった訳だが、どちらに入ったのかはよく判らない。 よく判らないが旧戸島ポジションではあった。

ブリッ娘喋りの片山の司会により、節分にちなんだお題で「外に出すなら何?、中に入れるなら何?」
何時の間にか浦野が主導権。 話の流れで野口玲菜「中で出したい」。
発言の意図とは別のところに反応して客席からかすかなざわめき。「やればできるこ」(例 サエコ)になってしまうので、言い回しにも気を付けた方が良い。
野口の言はんとしたのは「積極的な自分を『外に出』すのではなく、『中で出』したい。」と言うことだった。 この辺りの野口の厳密な言い回しへの拘りっぷりも面白い。

「背中から抱きしめて」→「リオの革命」→「JESUS」
髪型の所為か、柏木が際だって美しく。
「リオの革命」の英語科白部分は片山が担当。 発音は怪しいが実に楽しそう。
いつもとは逆に上手から出てきたので、はじめは誰だか判らなかった。

「だけど・・・」
まぁ、片山と浦野の出てくるところは見られたので。
今日休んだ人と組になっている野口と早乙女は完全生歌だったが、ボロを出さずにソロパートを歌いおおせていた。

「桜の花びらたち」
前が踊り始めると立ち見三列目ではどうにも成らない。 隙間から見えるところを見る。

騒ぐ芸風の客同士が牽制し合ってアンコールの発動が遅い。 
「こう言うときはアニメソング歌えば良いんだよ」
なんて話し声すら聞こえる。
こういう人間の屑以下の連中が、立ち見最前列に陣取って騒いでいる訳だ。
「あの日」のこの舞台に立っていた平嶋や浦野を見ながら、そう言うことを言える訳だ。
他者への想像力の欠如した人間が、幅を利かせ過ぎているように思う。
(※この件に関しては、2/5分にて追記)

「未来の扉」→「AKB48」
二曲終わって、再び間繋ぎ。
仲谷主導で始まるが、呼吸が荒くて声も上擦っている上に顔色も悪い。
ここでも浦野がいつの間にか主導権を握るか…と思いきや、米沢が阻止。
渡邊志穂が辞めて以来、自由すぎる浦野に制動を掛けられるのは中学生の平嶋だけになってしまい、遣りたい放題の状態が続いていたが、今日の米沢は実に良い仕事で、嫌味にならないやりかたで浦野に制動を掛けて上手く仕切っていた。
しかし浦野は顔色が青いの通り越して白くなっている仲谷にチークを入れて顔色を良くしろ、さすればどこかの事務所が拾ってくれるであろう・・・とかテキトーな上にもテキトーな事を言って平嶋に窘められていた。 仲谷に対して何か含むところがあるのだろうか? いやまぁ、いろいろ有るたぁ思いますが、程々でお願いしたいものです。
着替えが終わった連中が出てきて

「スカート、ひらり」
柏木と片山を探したり、平嶋を探したり。

最後にもう一曲

「Dear my teacher」
初期AKB48の代表曲となると、私の中ではこの曲。 宇佐美パートを他の人が歌っても、反射的にムカッと来なくなってきたのに気付く。
チームKはチームAの幻影と戦い続けた感があったが、チームBは別の位相で動いている所為か、別物として落ち着いてみていられる。

終演後に今年も豆撒き。 

さっき「こう言うときはアニメソング歌えば良いんだよ」と嘯いていた連中が、今度は柏木を恫喝していた。

豆を撒き終えて今度こそ終演かと思いきや、「福豆手渡し会をやります」。

福豆手渡しより生写真購入を取ってそそくさと出ていく客が結構居て驚く。

_ 福豆手渡し会

生写真を買いたい人たちは下りエスカレーターで退場。 福豆手渡しはエントランスの前のベンチの前に机を設えて。
柏木と片山はまったりとじゃれ合っていた。
井上が食べたそうに豆を見ていた。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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