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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-07-11 [長年日記]

_ Club 333 Night View (代打DJ 中西里菜)


今週も仕事帰りに東京タワーへ。
今週はレギュラーの折井あゆみが舞台出演。 代打で同じ事務所の中西里菜
折井のファンは舞台の方に行ってしまったらしく、「目当て」で来ている客は中西のファンが殆ど。
真ん中に陣取った辺りのボードプレイに制止が掛かったりもしたが、前回と較べれば平和裏に進行。
ボードプレイが場にそぐうかそぐわないかと言うと、私はそぐわないと思うのだけれど、中西が一々拾ってしまうので客の方も頑張ってしまう。
折井の場合は拾ってしまうと収拾がつかなくなる客を抱えている事が却ってプラスに働いて、理性的に振舞えているのだと思う。
禍福は糾える縄の如し。
折井と中西の立ち位置の違いも、客層とその振る舞いに影響していると思う。

今日の中西は危ういくらいの丈のミニスカートで登場。 アップにした髪型が新鮮。
スカートが短いので、椅子に座る際には慎重に膝掛けでガード。
もう少し安全な服を撰んだ方が良い。

緊張はしていたようだが、前回に較べると柔らかい表情。
リクエストに添えられた「前回より落ち着いて喋れておられるようで、安心しました」とのメッセージにも、「はい、落ち着いて喋っておられます。」とおどけたりする余裕も見られた。
曲間にはDJミズノ氏とリクエストカードの読みあわせをしたり、仮名を振ったり。
ミズノ氏のアドバイスにも笑顔で頷くなど、楽しんでやっているのが見て取れた。

いつもと違って、誕生日や記念日にまつわるリクエストより中西本人への応援や質問のメッセージの方が多かったが、中西が対応に困るような内容のものは無く、中西も上手く話を広げていた。
「七夕では何をおねがいしましたか?」との質問には、ソロの仕事が沢山来るようにお願いしたと答えていた。

洋楽のタイトルになると
「こ、こんぷりけ い てぃ・・・ど」
てな感じで、言い澱む事も多かったし、「ママ」と言い掛けて「お母さん」と言い直したりもしていたが、原稿を読むだけでも苦労していた前回に較べれば格段の進歩で、ハラハラするような危うさは無かった。

中西らしさが良く出ていたのは「間の良さ」で、リクエストカードを読みながら溜めたり喰ったりして緩急をつけており、そこで真空を作って聴く者を惹き込む。
これを巧まずしてやっているのが中西の凄い所。

一寸残念だったのは、マイクの向きや口との距離に無頓着だった事。
曲の掛かっている間にミズノ氏が何度か直していたが、これは本来自分でやら無ければならない。
(ちなみに折井はブースに入って席に座ると、先ずマイクの位置と角度を調整している。)
読み難い漢字やカタカナ語があると原稿に顔を近づける為、頭の位置が下がり、マイクが鼻の横辺りに来たり、また口と正対したりするので、声が大きくなったり小さくなったり篭ったり。
マイクの調整だけでなく、曲の掛かっている間にもう少し原稿を読んでおいた方が良い。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、アイスのキャラメルラテを注文。
前回はアイスコーヒーを注文したが「緊張して飲めなかった」と緊張していた事をを強調。 「苦くて飲めなかったのではないか?」と懐疑的な客の反応に軽く憤慨してみたり。
そのアイスキャラメルラテは、今週も音速デリバリー。 あっという間に出て来た。
ストローでカラカラと掻き回してからおもむろに口を付けてニッコリ。 中西のファンはこれにやられるのだと思う。
実物以上にとてつもなく可愛く見える瞬間が、「俺の為だけ」に微笑んでいるような錯覚に陥る瞬間が、中西にはある。

相変わらずな部分も有ったが、次回に期待の持てる代打DJだった。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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