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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2009-01-12 書き物三昧の日曜 [長年日記]

_ 早碁!九路マッチ(第2週)

先週同様、高杉瑞穂と戸島花の対談(雑談)からスタート。
この部分だけ、戸島のスカートが短い。

今週も対談と高梨八段による囲碁入門と対局の三本立て。

向井梢恵初段と潘坤鈺(ハン・コンユ)初段の対局は、「九路盤=狭い」と言う意識に囚われすぎたのか局地戦を展開しようとする先手の向井初段に、後手の潘初段が揺さぶりを掛けるような展開。
高梨八段の解説でも、潘初段の8手目を取り上げて「悩ましい一手」と評していた。

この番組の面白いのは、司会の二人が素人過ぎず玄人過ぎない事。
妙に棋士の人間関係に詳しい高杉は、盤面の展開そっちのけで「潘初段のご亭主は黒瀧正憲七段」「秒読みの安藤和繁三段も隅に置けなくて、奥さんは中島美絵子初段」なんて話を始め、釣り込まれた高梨八段と「棋士同士の結婚は多いんですか?」「多いですね、出会いが少ないんです。」、「夫婦で打たれたりはするんですか?」「やらないでしょう、多分喧嘩になります。」てな感じの遣り取りを。

そうこうしている内に対局は進み、終盤へ。 逸れた話をさりげなく対局に戻す戸島。 高杉が常に熱く語る分、引いて見やすい部分はあると思うが、良い仕事をしている思う。
戸島に敢えてケチを付けるとすれば、髪で顔を囲って小さく見せようとする、夏川純のような姑息な髪型くらい。

対局は、潘初段三目半の勝ち。 
目を細めて遠くを見るように盤面を見つめる潘初段の表情は、さながら能條純一描くところの勝負師の顔。 盤面を広く使って揺さぶりを掛けたり、3回しかない考慮時間を中盤で2回分続けて使ったり、面白い打ち方だった。

来週は、トーナメントを勝ち上がった向井千瑛二段と潘坤鈺初段の対局(・・・になると思われる)。

何度か流れる日本棋院のCMが戸島の見せ場であり、「みんな来てね」的な事も言わねばならないのだけれど、「みんな来てね」の後にハートマークが付くような甘ったるい声優口調ではなく、感情の篭らないつっけんどんな棒読みでもなく、本当は来て欲しいんだが恥ずかしさを紛らす為に感情を抑えて敢えて事務的に言ってしまう、ビーフィーターにノイリープラットを一滴だけ垂らした自棄糞にドライなマティーニのような「ツン9デレ1」な喋り方が好事家には堪らない。
こう言うのを見ると「あぁ、戸島だなぁ」と思う。

ただこれが万人受けするかと言うとそうでもない訳で、戸島が仕事の幅を拡げて行こうとするのであれば、もう少し分かり易い遣り方をしたほうが良いのかもしれない。

そんな訳でこの番組、「戸島らしい戸島」を見たい向きにはお奨め出来る。

_ 雑誌レビュー「アップトゥボーイ 2008 12月号」

2010年のヒロインと題して、特集は「U-17新世代女優達」

Part1は、「物語が始まる場所」、夏帆で10P(photo=kenshu shintsubo)
好きなカメラマンで嫌いでないモデル。 色遣いや構図も私好みなのだけれど、髪型がどうにもいただけない。(この髪型のお陰で、書き掛けたレビューが二た月塩漬けに・・・)
見開き2Pで背景を飛ばした写真を使ったり、相変わらす判型の大きさを生かした誌面構成が贅沢で巧い。 割り付けみも良いので、写真を見る際に文字が邪魔にならない。
ピントや露出を唇に合わせて決めているカットが幾つか有るのだけれど、上唇が少し前に出ていて心持ち下向き加減に閉じきらない口の美しさを巧く捉えているように思う。
髪型で驚いてきちんと見ていなかったのだけれど、改めて見直すと良い写真だった。

Part2 制服女優U-17×16GIRLS は

逢沢りな (photo=kentaro atsuchi)
朝倉あき (photo=kazuya miyake)
飛鳥凛 (photo=kojiro hosoi)
足立梨花 (photo=kentaro atsuchi)
小池里奈 (photo=kazuya miyake)
高田里穂 (photo=qwajima tomoki)
田中あさみ (photo=kazuya miyake)
谷内里早 (photo=kojiro hosoi)
夏未エレナ (photo=kojiro hosoi)
西内まりや (photo=kojiro hosoi)
波瑠 (photo=qwajima tomoki)
前田敦子 (photo=kazuya miyake)
三浦由衣 (photo=kojiro hosoi)
水沢奈子 (photo=kazuya miyake)
宮崎香蓮 (photo=kojiro hosoi)
美山加恋 (photo=kazuya miyake)

前田敦子がよく撮れている。 劇場方面の客からは「輝きが薄れた」と言う声も聞かれるのだけれど、放つ光の質が変わっただけだと思う。
顔を構成する部品が中心に近く有って正面を向いているので可愛く見える角度が比較的狭いのだけれど、ハズレの写真が減った。
可愛い"だけ"では無くなってきた前田を、私は興味深く見ている。
写真として面白かったのは飛鳥凛、小池里奈、敢えて前ピンにしてある田中あさみ、すくすく真っ直ぐに育っている美山加恋、と波瑠(これは桑島智輝が上手い)。

Part2 2010年の女優論 は、モノクロページで文字もの7本。
高倉文紀の「U-17世代と格差社会女優論」は、いつものもっともらしい高倉節で2P。
座標軸を使ったキャラクター分布図なども定石通り。 こういう「総論」みたいなものが有ると読んでいて落ち着く。(高倉文紀なのでつっこみどころも少ない)

読み物二本目は、「えれぴょん女優化計画」と題して、AKB48の小野恵令奈と映画監督の吉田恵輔の対談。
滑舌の悪さであったり、鼻声であったり、普通は褒めないような部分で持ち上げる吉田に乗せられてか、風邪で喉を傷めて掠れた声で自己紹介をしつつ「低い声なら出るんですよねー」と気だるげに話し、自分の低い声に「気持ち悪いな・・・」と独りごちたりする、小野の「素直な良い子」ではない暗黒部分が炙り出されている。
写真だけ見ると「キラキラパワー」を放っているように見えつつ、語られた言葉の端々からはダークマターも放出する小野恵令奈。

読み物三本目は、「スタートラインの証言」。
自分をしっかり語れる中学生である荒井萌に、デビューから現在までの仕事と、その中での変化を語らせた聞き書き。
聞き手が村山義典なので、聞き手の主観が入りがちだが、荒井萌がしっかりしているので記事としては纏まっている。

四本目は、石橋杏奈で、演技研究DVD鑑賞会。
こともあろうに見せたのが「17歳のカルテ」。
ウィノナ・ライダーのチェーンスモーカー振りと、役作りで金髪にしたアンジェリーナ・ジョリーのイカレっぷりが凄まじい映画。
なんて物を見せやがるんだと思ったら、担当ライターは渋谷直角で納得。
サントラの選曲がまた泣かせるんだが、そんなのは年寄りの感傷でしか無いようで、石橋杏奈はアンジェリーナ・ジョリーのイカレっぷりにひたすら驚いていたようだ。
それでも演技する自分と重ね合わせてみたりするところは、流石女優。

後半のグラビアページは真野恵里菜で3P (photo=kouki nishida)
表情の種類は少ないのだけれど、前号のグラビアで垣間見えた疲れのようなものは無く、表情そのものは活きている。
西田幸樹は被写体の周りにあるものの使い方と遠近感の出し方が巧み。
P3の足の切り方に驚いたが、膝の上に置いた手から上の部分を見せる写真なので、これで良いのだろう。

連載企画の「矢島舞美写真館」。 一回目のテーマは「追憶」 (photo=TANAKA)
矢島舞美そのものより、着ている服を見せるような写真で、好みでは無いが、P1なんかはよく撮れていると私でも思う。
笑わないと年齢以上に大人びて見えるが、笑うと歳相応な顔になるのが面白い。

何処から撮っても同じ顔になる佐々木希で2P (photo=kojiro hosoi)
左手で右手の指を軽く握った写真があるのだけれど、同じようなポーズの夏帆の写真と見較べると、モデルと役者での求められるものの違いなのか、資質の違いなのか、何も語り掛けて来ない佐々木希の指が印象に残った。

光岡昌美は、私の嫌いな悪い意味で下手糞な写真で2P (photo=hidenori ohno)
P1は手ブレ、P2は無意味に前ピン。
機械任せで撮った写真の典型。

SKE48の松井珠里奈を歯見せ笑いで5カット2P。 (photo=jun-ya kadoshima)
同系統の表情だが、下手に考えさせるより良い写真になっている。
私などは、その抜擢され具合から大人の事情の腐臭を感じてしまって、松井珠里奈からは目をそむけがちなのだけれど、こうして見ると素材の良さは判る。

アライテツヤの1ページ連載「少女団地」も三回目。
先日、部屋を片付けたら漢字表記時代のアライテツヤのモノクログラビアが出て来た。 捨てるに捨てられず、雑誌の山を作り直してその中へ。 また数年後に見るのだと思う。
あの頃とは作風も違うが、やはり巧い。
1ページで語り切れる強さ。

隣には萬歳恵子がやはり1ページ。 (photo=yukikazu ikeda)
極薄の被写界深度で適切な位置に焦点を合わせた職人の技。
これがなかなか決まらない。

映画『櫻の園-さくらのその-』スペシャル対談が3ページ。 (photo=qwajima tomoki)
大島優子、武井咲、寺島咲の三人で、対談と大小取り混ぜて16カット。
素の自分でカメラの前に立つ事も出来るし、何をすべきかその場で判断して、その「役」にもなれる。
つくづく大島優子は喰えないな・・・と思う。

続いてその映画の主演女優、福田沙紀で4P (photo=kentaro atsuchi)
隙だらけなようでいて隙の無い大島優子と対照的に構えた表情。
読み物ページで吉田恵輔が語っていた事を思い出す。
主役はこれで良いのだろう。

最後は成海璃子で6ページ。 (photo=tsuranuku kumagai)
途中はともかく、最初の夏帆と最後の成海璃子で、この号の企画は成功している。
熊谷貫と成海璃子がガップリ四つに組んだP6が秀逸。

_ カメラマン表記について

これまでは横文字表記から漢字表記に直して書いていたが、ついに検索しても表記が分からないカメラマンが現われたので、今回から全て原文ママにした。

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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