笹公人先生の短歌講座も最終回。 先週に引き続き中野ブロードウェーにて吟行。
人形の店に行っても人形そのものではなくジュースサーバーに興味を示したり、コスプレ衣装の店でも衣装そのものより鬘を置くマネキンの生首に興味を示したり(「変則サロメ」と言えなくも無い)、相変わらず自由な小林。
発泡スチロールのマネキンの生首を見上げて何かたくらむ小林の表情は天然色、ポケットに何を匿しているか。
笹先生が小林のどうかしている面白さを理解し、おかしな視点と思考が短歌に出るように誘導した成果で、小林の落書きが短歌のリズムになって行く。 流石、念力短歌。
このレベルのものがコンスタントに書ければ、アイドル歌人としてやっていけると激賞されて、鼻高々の小林。
小林は、こうして無駄に自信満々な時の方が見ている側は面白い。まぁ、周りは大変だと思いますが。
これ以来、謎の短歌を大量生産しているそうだ。 今後の間繋ぎ企画で披露されるのだと思う。