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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2009-01-18 [長年日記]

_ 雑誌レビュー「アップトゥボーイ 2009 02月号」(承前)

ノースリーブス小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみ (photo=osamu fujimaru)
三人並べて1ページ。 ピンで大き目の写真を1カットずつ、あとは適当にちょっかいを出し合わせて細かい写真を14カット。
ちょっかいを出されても、広角レンズで歪んでも破綻しない小嶋の美形ぶりには舌を巻く。 唇の青海苔みたいなホクロが消されていなかったので安心した。
高橋みなみも、土台がしっかりしているので、多少変な顔になっても一定の質は保っているし、決めるべきところではきっちり決めて営業用の顔をしている。
峯岸はガチャピンを通り越してゴジラの息子みたいになっている写真も有るが、峯岸らしさは出ている。
小嶋の俺様振りが出ているインタビュー、他誌の嘘臭い記事より読み応えが有る。

大島麻衣 (photo=takao tounoki)
目出度く増刷になった写真集から4ページ。
くっきりした目鼻立ちはそのままに、細く柔らかく撮れている6カット。
髪色も明るい割にケバケバしい感じはしないし、メイクも薄め(・・・に見える)。
裏方が良い仕事をしている。

少女団地 Vol.04 (photo=tetsuya arai)
2ページになったアライテツヤの連載グラビア。 モデルは大場はるか。
海辺の団地と言うロケーションも良いのだけれど、大判で思い切りあおって撮ったようなピントの出方が凄い。 凝視すると眩暈がしてくる。
何で撮っているのか、機材が非常に気になる。

ももいろクローバー (photo=naoya asada)
スターダストの6人組が2ページ。
それぞれのアップの写真が1カットずつ、集合が少し大きめに1カット。
光が柔らかく廻る公園の木陰で撮っているのだけれど、まだ撮られ慣れていない娘の表情を引き出すには良い選択だと思う。
顔見世グラビアとしては、上手く撮れている。

月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。) (photo=takaaki tsukahara)
久住小春が月島きらりとして1ページ。
一枚で語りきるグラビアとしては、構図も良いし、ピントの置き場・深度・露出も適切で上手く撮れている。
固めたポーズでばっちりストロボを当てた写真は嫌いなのだけれど、これは上手い。

亀井絵里 (photo=toshihiko imamura)
写真集から3ページ10カット。
表情の種類は少ないのだけれど、そこを今村敏彦の手練手管でどうにかしている。

真野恵里菜 (photo=kouki nishida)
真野恵里菜を西田幸樹で2ページ4カット。 次ページも真野恵里菜の写真集の広告なので、実質3ページのグラビア。
素材も勿論良いのだけれど、曇天の柔らかく廻る光と、後に写り込む物の描く線を巧く使う西田幸樹の腕の良さに感歎。
写真集の方の撮影も西田幸樹なら、かなり期待できる。

矢島舞美写真館 Vol.2 朱音 (photo=naoki rakuman)
今回は河口湖の紅葉の中での6ページ。
燃えるような紅葉の前に濃紺のワンピースで立つ、見開きの写真が良い。 最初の2カットで歳相応の表情を見せた後に、締まった大人びた顔を持ってくる配置も上手い。

P5のボートを漕ぐ写真。 背景のボケ方が左右で異なっていて、何でどう撮ったのか気になる。 この雑誌はデジタル一眼レフでお手軽に撮った写真ではない凝ったものがさり気なく使われている事が良く有る。

P6のボートに横たわって目を閉じた写真は、荒木経惟の「センチメンタルな旅」の写真を思い起こさせるのだけれど、舳先の向こうの水面が明るい事と矢島舞美の肌から出る生気が救いになっていて、静かだが暗さは感じない。
写真の配置も含めて、良く出來たグラビアだと思う。

_ 研究生となった菊地について

公式ブログにて、劇場支配人の戸賀崎氏が「菊地について」と題して一文をものしている。

参考:「菊地について」

以前ここで菊地を擁護する文章を書いたときも、支離滅裂な菊地批判のコメントが付いた事が有ったが、菊地のやったことが褒められた事ではないとしても、菊地を批判する側の言動はそれに輪を掛けて褒められたものではなかった。
研究生"候補"として合格と公式ブログには記されているのだけれど、人気商売である以上、顧客からの支持を得られなければどうにも成らない。 マイナスから始まっている評価をプラスに転じさせるのは容易では無く、正規メンバーに戻るまでに乗り越えなければ成らない壁は高く、幾つも聳えているとは思うが、スタートラインに立てたことに、私は祝意を表したい。
厭になる事のほうが多い最近のこの界隈では有るが、久し振りに聞いた良いニュースであった。
さて、公式サイトに復活したプロフィールでは、表記が「菊地彩香」だったり「菊地あやか」だったりしているのだけれど、どちらに統一されるのだろうか。

_ プロフィールの研究生欄から消えた連中について

菊地のプロフィールを確認しに行ったら、研究生の欄から村中と鈴木と冨田と有馬と畑山と藤本が消えていた。
冨田は正規メンバーに上げちゃっても良いくらいだと思っていたので、毎度の事だが訳がわからない。
またぞろ悪いニュースであった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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